中外製薬、膀胱がんの光線力学診断用剤アラグリオ販売

提供元:ケアネット

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公開日:2017/12/26

 

 中外製薬株式会社(本社:東京、代表取締役会長 CEO:永山 治)は2017年12月18日、自社のニュースリリースで、SBIファーマ株式会社(本社:東京、代表取締役執行役員社長:北尾 吉孝)が開発を行い「経尿道的膀胱腫瘍切除術時における筋層非浸潤性膀胱癌の可視化」を効能・効果として2017年9月27日に製造販売承認取得、11月22日に薬価基準収載された光線力学診断用剤「アラグリオ顆粒剤分包1.5g」(以下、アラグリオ)について、12月19日より販売を開始すると発表した。

 アラグリオは、その代謝物であるプロトポルフィリンIXが青色励起光の照射により腫瘍病変が赤色蛍光を発することを利用した光線力学診断(PDD:photodynamic diagnosis)用剤で、上記効能・効果としては世界で初めて承認された希少疾病用医薬品。

 経尿道的膀胱腫瘍切除術(TURBT:transurethral resection of the bladder tumor)にアラグリオを用いたPDDを組み合わせることで筋層非浸潤性膀胱癌の識別性が向上し、TURBT後の再発および進展抑制に対する臨床的有用性が期待される。

(ケアネット 細田 雅之)