durvalumab、切除不能StageIII肺がんのブレークスルー・セラピーに指定 提供元:ケアネット ツイート 公開日:2017/08/09 AstraZeneca(本社:英国ロンドン、最高経営責任者(CEO):Pascal Soriot)およびその生物製剤研究開発拠点MedImmuneは2017年7月31日、米国食品医薬品局(FDA)が白金製剤を用いた根治的同時化学放射線療法後に進行が認められなかった局所進行切除不能非小細胞肺がん(NSCLC)患者の治療薬としてdurvalumabをブレークスルー・セラピーに指定したことを発表した。 durvalumabのブレークスルー・セラピー指定は、第III相PACIFIC試験の中間結果に基づき付与された。同試験は、上記患者を対象としたdurvalumab投与の無作為化二重盲検プラセボ対照多施設間国際共同試験。PACIFIC試験のデータは、今後の医学学会における発表に向けて提出の予定。 durvalumabは治療歴のある進行膀胱がん患者に対する治療薬として本年(2017年)5月FDAで迅速承認されている。 ■参考 アストラゼネカ株式会社プレスリリース AstraZeneca(グローバル)プレスリリース PACIFIC試験(Clinical Trials.gov) ■関連記事 ステージ3切除不能肺がん、durvalumab維持療法が良好な結果:PACIFIC試験 (ケアネット 細田 雅之) 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] 早期乳がん、5年以上の内分泌療法後にAI投与5年で遠隔再発27%減/Lancet(2025/08/22) 危険な飲酒者、日本のプライマリケアにおける超短時間介入は減酒に有効?/BMJ(2025/08/22) 再発/難治性多発性骨髄腫、CAR-Tへのブリッジングとしてのトアルクエタマブの可能性/Blood(2025/08/22) 個人の性格から高血圧リスクは予測できるか/早大(2025/08/22) 日本における統合失調症患者に対する終末期ケアの実態(2025/08/22) 認知症の診断までにかかる時間は平均3.5年(2025/08/22) 肝臓がんの60%は予防可能(2025/08/22) 眼圧と呼吸機能に有意な関連、日本の大規模データが示す新知見(2025/08/22) [ あわせて読みたい ] 救急エコー最速RUSH! (2017/07/07) 肺がん特集(2017/06/20) Dr.宮本のママもナットク!小児科コモンプラクティス (2017/04/07) Dr.たけしの本当にスゴい症候診断3 (2017/04/07) Dr.香坂のアカデミック・パスポート 「文献の引き方」から「論文の書き方」まで (2017/03/07) Dr.長尾の胸部X線ルネッサンス (2016/11/07) イワケンの「極論で語る感染症内科」講義 (2016/08/07) 総合内科専門医試験対策 アップデート問題はココが出る!2016 (2016/07/29)