CAPACITY HFpEF試験を読み解く(解説:安斉 俊久 氏)-1312

提供元:臨床研究適正評価教育機構

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公開日:2020/11/03

本記事のコメンテーター

安斉 俊久( あんざい としひさ ) 氏

北海道大学大学院医学研究院 循環病態内科学教室 教授

左室駆出率の保たれた心不全(HFpEF)181例を対象に、可溶型グアニリル酸シクラーゼ(sGC)刺激薬であるpraliciguatの運動耐容能に及ぼす効果を無作為化比較試験によって検証したCAPACITY HFpEF試験(Phase II)の結果が2020年10月20日、JAMA誌に公開された。結果として、praliciguatの12週間にわたる投与は、最大酸素摂取量をはじめとした運動耐容能を改善するには至らなかった1)。HFpEFにおいて多くみられる糖尿病、高血圧、肥…

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