トラスツズマブ エムタンシン既治療のHER2陽性転移乳がんに対するtrastuzumab deruxtecan(DESTINY-Breast01):単アームの第II相試験で奏効率は60.9%(解説:下村 昭彦 氏)-1184 提供元:臨床研究適正評価教育機構 ツイート 公開日:2020/02/10 企画協力J-CLEAR 本記事のコメンテーター 下村 昭彦( しもむら あきひこ ) 氏 国立健康危機管理研究機構 国立国際医療研究センター病院 がん総合内科/乳腺・腫瘍内科 オリジナルのニュース 新規ADC薬のDS-8201、既治療HER2+乳がんで腫瘍縮小効果/NEJM(2019/12/23掲載) 本試験は、トラスツズマブ エムタンシン(T-DM1)既治療のHER2陽性乳がんにおけるtrastuzumab deruxtecan(DS-8201a, T-DXd)の有効性を検討した単アーム第II相試験である。主要評価項目である独立中央判定委員会による奏効率(objective response rate:ORR)は60.9%と非常に高い効果を示した。病勢制御率(disease control rate:DCR)は97.3%、6ヵ月以上の臨床的有用率(clinical benefit rate:CBR)は76.1%であった。ご存… ログインしてコンテンツへ 新規会員登録はこちら 医師 薬剤師 医学生 その他 医療関係者 記事全文がお読みいただけるようになるほか、ポイントプログラムにもご参加いただけます。 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) 下村 昭彦先生の他のコメント HER2陽性早期乳がん術前化学療法後non-pCRに対するT-DM1のアップデート(解説:下村昭彦氏) (2025/02/20掲載) 乳がん手術におけるセンチネルリンパ節生検の省略、全身治療選択への影響は?(解説:下村昭彦氏) (2025/01/10掲載) 経口SERDとCDK4/6阻害薬併用の有用性(解説:下村昭彦氏) (2025/01/08掲載) ホルモン受容体陽性HER2陰性進行乳がんに対するSERD+CDK4/6i+PI3Kiによる予後の改善(解説:下村昭彦氏) (2024/12/06掲載) HR+HER2-早期乳がんの遠隔転移再発率の低下(解説:下村昭彦氏) (2024/11/28掲載) 再発高リスクHR+/HER2-乳がんに対する術後ribociclib療法(解説:下村昭彦氏) (2024/04/10掲載) HER2陽性転移乳がん1次治療におけるpyrotinib(解説:下村昭彦氏) (2023/11/23掲載) HER2陽性進行乳がん2次治療におけるトラスツズマブ・デルクステカンがOSを延長(解説:下村昭彦氏) (2023/01/26掲載) TN乳がんの免疫チェックポイント阻害薬によるOS延長(解説:下村昭彦氏) (2022/10/03掲載) HER2+進行乳がん2次治療におけるトラスツズマブ・デルクステカン(解説:下村昭彦氏) (2022/04/26掲載) 閉経後HR+HER2-進行乳がんの1次治療におけるCDK4/6阻害剤のOSに対する意義(解説:下村昭彦氏) (2022/04/19掲載) 早期TN乳がん、術前PEM+化学療法と術後PEMでEFS改善(解説:下村昭彦氏) (2022/03/18掲載) 閉経後乳がん術後内分泌療法の延長、5年vs.2年(解説:下村昭彦氏) (2021/09/14掲載) 乳がんリスクの高い9遺伝子を同定(解説:下村昭彦氏)-1369 (2021/03/30掲載) トリプルネガティブ乳がん術前治療における免疫チェックポイント阻害剤併用(解説:下村昭彦氏)-1305 (2020/10/23掲載) 早期トリプルネガティブ乳がんに対するペムブロリズマブ+術前化学療法:pCR率が13.6%増加(解説:下村昭彦氏)-1209 (2020/04/07掲載) 乳がん発症ハイリスク閉経後女性に対するアナストロゾールによる化学予防(IBIS-II):5年内服後の予防効果は11年後も継続(解説:下村昭彦氏)-1189 (2020/02/20掲載) HER2陽性転移乳がんに対するカペシタビン+トラスツズマブに対するtucatinibの上乗せ(HER2CLIMB試験):無増悪生存期間においてプラセボと比較して有意に良好(7.8ヵ月vs.5.6ヵ月)(解説:下村 昭彦 氏)-1185 (2020/02/11掲載) その他の解説記事をみる J-CLEAR(臨床研究適正評価教育機構)とは J-CLEAR(臨床研究適正評価教育機構)は、臨床研究を適正に評価するために、必要な啓発・教育活動を行い、わが国の臨床研究の健全な発展に寄与することを目指しています。 本企画では、J-CLEARの活動の一環として、CareNet.comで報道された海外医学ニュース「ジャーナル四天王」に対し、臨床研究の適正な解釈を発信します。 詳しくはこちら このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] シャーガス心筋症の心不全、サクビトリル・バルサルタンvs.エナラプリル/JAMA(2025/12/22) Stage I~III膵管腺がんの術前療法、PAXG vs.mFOLFIRINOX(CASSANDRA)/Lancet(2025/12/22) IgA腎症へのsibeprenlimabの治療は完全寛解が期待できるか?(解説:浦信行氏)(2025/12/22) 認知症リスク低下と関連しているワクチン接種は?(2025/12/22) 全身型重症筋無力症と多発根神経炎患者の自己注射が容易に/アルジェニクス(2025/12/22) 乳房温存術時1~3個のセンチネルリンパ節転移陽性乳がん、SNLB単独はcALNDに非劣性示せず(INSEMA)/SABCS2025(2025/12/22) 看護師増員や臨床ケア環境の改善が医師のバーンアウトを減らす(2025/12/22) Long COVIDの経過は8つのタイプに分かれる(2025/12/22) [ あわせて読みたい ] Dr.岡の感染症プラチナレクチャー 医療関連感染症編(2020/02/10) 消化器がん特集(2018/06/21) 肺がん治療、患者と医療者の“スキマ”とは? 第15回【肺がんインタビュー】(2018/05/09) 肺がん特集まとめインデックス(2017/06/20) 肺がん特集(2017/06/20) 突然やってくる!? 外国人患者さん対応エピソード集(2017/02/15) 化療スタンダードレジメン(2014/01/07) スキンヘッド脳外科医 Dr. 中島の 新・徒然草(2016/01/14)
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