心不全の鉄補充治療において、経口剤ではフェリチンが上昇せず運動耐容能も改善しない(解説:原田 和昌 氏)-701

オリジナルのニュース
収縮性心不全への鉄補充、経口投与での効果は?/JAMA(2017/05/29掲載)
心不全はしばしば心臓外の臓器に合併症(併存症)を持つ。欧州心不全学会の急性、慢性心不全の診断と治療ガイドライン2012年版には、「ほとんどの併存症は心不全の状態が不良であることや予後不良因子と関係する。したがって貧血など一部の併存症はそれ自体が治療対象となる」と記載された。
新規会員登録はこちら
原田 和昌先生の他のコメント
HFpEFに対する左心房の負荷を軽減する心房間シャントデバイスの経カテーテル留置の第III相試験では有意な臨床効果が示されなかった(解説:原田和昌氏) (2022/03/15掲載)
「時間軸を考えた急性心不全治療」でも病態の把握は必要である(解説:原田 和昌 氏)-1343 (2021/01/18掲載)
心臓外科手術の急性左室機能不全に対する強心薬レボシメンダンの予防投与は、やはり死亡率を低下しなかった(CHEETAH試験)(解説:原田 和昌 氏)-674 (2017/05/08掲載)
収縮不全患者の中枢性無呼吸にASVを漫然と長期使用することは有害である可能性(解説:原田 和昌 氏)-431 (2015/10/14掲載)
生物学的年齢であるテロメア長は冠動脈疾患リスクと関係する(解説:原田 和昌 氏)-250 (2014/09/26掲載)
ベストマッチの合成薬とベストな試験デザインがもたらした心不全治療のパラダイムシフト(解説:原田 和昌 氏)-245 (2014/09/23掲載)
徴候と症状と心不全の入院歴でHFpEFは定義できない―ナトリウム利尿ペプチド上昇で定義したHFpEFにはスピロノラクトンが有効である可能性(コメンテーター:原田 和昌 氏)-CLEAR! ジャーナル四天王(207)より- (2014/06/04掲載)
〔CLEAR! ジャーナル四天王(42)〕 リアルワールドでのRAS阻害薬投与は左室駆出率保持の心不全の予後を改善する可能性 (2012/12/28掲載)
J-CLEAR(臨床研究適正評価教育機構)とは

J-CLEAR(臨床研究適正評価教育機構)は、臨床研究を適正に評価するために、必要な啓発・教育活動を行い、わが国の臨床研究の健全な発展に寄与することを目指しています。
本企画では、J-CLEARの活動の一環として、CareNet.comで報道された海外医学ニュース「ジャーナル四天王」に対し、臨床研究の適正な解釈を発信します。
[ 最新ニュース ]

新型コロナ入院患者へのバリシチニブ、死亡低減効果は?/Lancet(2022/08/12)

早期パーキンソン病へのcinpanemab、進行抑制効果は認められず/NEJM(2022/08/12)

LDL-コレステロール:Still “The lower, the better!”(解説:平山篤志氏)(2022/08/12)

医療者のブレークスルー感染率、3回vs.4回接種(2022/08/12)

外科医の手術経験数に男女格差/岐阜大(2022/08/12)

統合失調症患者の肥満治療~システマティックレビュー(2022/08/12)

高齢者の「目的意識」の鍵は社会的交流(2022/08/12)

新型コロナのパンデミックで薬剤耐性菌対策が後退(2022/08/12)
[ あわせて読みたい ]
救急エコー最速RUSH! (2017/07/07)
長門流 認定内科医試験BINGO! 総合内科専門医試験エッセンシャル Vol.3(2017/06/07)
Dr.水野のうたう♪心音レクチャー (2017/05/07)
Dr.宮本のママもナットク!小児科コモンプラクティス (2017/04/07)
Dr.たけしの本当にスゴい症候診断3 (2017/04/07)
Dr.香坂のアカデミック・パスポート 「文献の引き方」から「論文の書き方」まで (2017/03/07)
Dr.林の笑劇的救急問答12<下巻>(2017/02/07)
Dr.林の笑劇的救急問答12<上巻>(2016/10/07)
本記事のコメンテーター
原田 和昌( はらだ かずまさ ) 氏
東京都健康長寿医療センター 副院長
J-CLEAR理事