死亡リスクの高いPAH患者に対するアクチビンシグナル伝達阻害剤sotatercept上乗せの有効性が証明された(解説:原田 和昌 氏)-1963

提供元:臨床研究適正評価教育機構

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公開日:2025/05/16

本記事のコメンテーター

原田 和昌( はらだ かずまさ ) 氏

東京都健康長寿医療センター 副院長

J-CLEAR理事

アクチビンシグナル伝達阻害剤sotaterceptは、2023年の第III相STELLAR試験により安定用量の基礎治療を受けているWHO機能分類クラスIIまたはIIIの肺動脈性肺高血圧症(PAH)患者の運動耐容能を改善し、臨床的悪化までの時間を遅らせることが示され、2024年3月に米国FDAの承認を取得した。しかし、進行したPAHで死亡リスクの高い患者に対する有効性は不明であった。最大耐用量の基礎療法を受けている死亡リスクの高いPAH患者におい…

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