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中年で独り身になった人、アルツハイマー病発症リスク3倍

ソーシャルネットワークや活動的なライフスタイルが、認知症予防に寄与することは報告されている。しかし、その大半の研究は高齢者を対象とした短期間の追跡調査に基づくもので、対象者が基線ですでに無症候性の認知障害に冒されている可能性もある。このためVaxjo University(スウェーデン)社会科学部心理学のKrister Hakansson氏らは、中年期に焦点を当て、この時期の婚姻状況と将来の認知症発症リスクとの関連について、平均21年にわたる前向き集団追跡調査を行った。BMJ誌2009年7月11日号(オンライン版2009年7月2日号)より。フィンランド人平均50.4歳を約21年追跡追跡対象となったのは、フィンランド東部のクオピオ(Kuopio)とヨエンス(Joensuu)の住民。1972年、1977年、1982年、1987年時にランダムに選ばれた2,000人(平均50.4歳、SD:6.0)が基線調査を受け、1998年に再調査を受けた。再調査に同意したのは、1,449人(73%)、年齢は65~79歳(平均71.3歳、SD:4.9)だった。中年期にパートナーがいた人は、認知障害になりにくい基線調査時に、一緒に住んでいるパートナーがいた人(既婚、未婚含む)は、再調査時に認知障害(アルツハイマー病、軽度認知障害)を有している人は、他のすべてのカテゴリーに属する人(独身、離婚、死別)よりも少なかった。基線調査時に、離婚・死別で独り身だった人で、再調査時も独り身だった人は、一緒に住んでいるパートナーがいる人(既婚、未婚含む)に比べ、認知障害を発症するリスクは、3倍に上った。そのうち死別で独り身だった人について見てみると、リスクは7.67倍(1.6~40.0)に上った。パートナーと暮らすことが認知症予防になるまた、中年前にパートナーと死別した人、その後ずっと独り身だった人、また追跡期間中に離婚をした人の、アルツハイマー病のリスク増大の最大要因は、ApoE e4アレル(apolipoprotein E e4 allele)だった。ApoE e4アレルは同疾患のリスク因子の1つと考えられている脳内に蓄積するタンパク質。両調査時ともパートナーがいた人のApoE e4アレルキャリアのオッズ比と、両調査時とも離婚・死別状態にあった人のApoE e4アレルキャリアのオッズ比を比べると、25.55倍(5.7~114.5、P

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急性中耳炎感染初期の抗菌薬投与、非投与に比べ再発リスクが20%高い

幼児で最も多い感染症の1つである急性中耳炎治療に関しては、感染初期は抗菌薬非投与による経過観察が推奨されているが、一方で、抗菌薬投与後の再発に関する研究報告は少ない。ユトレヒト大学メディカルセンター(オランダ)健康科学/プライマリ・ケア部門のNatalia Bezakova氏らは、6ヵ月~2歳の急性中耳炎の小児168例を対象に、二重盲検無作為化プラセボ対照試験にて、追跡調査3年にわたる前向き調査を行った。BMJ誌2009年7月11日号(オンライン版2009年6月30日号)より。投与群で63%が再発被験者は、オランダの一般診療所53ヵ所から集められ行われた。一方には、アモキシシリン(商品名:サワシリン、など)40mg/kg体重/日(3回に分けて服用)が、もう一方にはプラセボが投与され、急性中耳炎の再発、2次医療への紹介、耳鼻咽喉頭手術の各転帰について3年間追跡された。再発に至ったのは、アモキシシリン群は63%(47/75例)、プラセボ群は43%(37/86例)で、アモキシシリン群のほうが20%(95%信頼区間:5%~35%)リスクが高かった。2次医療への紹介に至ったのは、両群とも約30%(アモキシシリン群24/78例、プラセボ群27/89例)だった。耳鼻咽喉頭手術を受けたのは、アモキシシリン群は21%(16/78例)、プラセボ群は30%(27/90例)で、アモキシシリン群のほうが9%リスクが低かった(リスク差-9%、95%信頼区間:-23%~4%)。著者は、「急性中耳炎の再発は、アモキシシリンを投与された小児のほうがより多かった。このことは、抗菌薬を慎重に投与することの新たな根拠の1つであろう」と結論している。

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【医師限定記事】6割の医師が糖尿病の診断基準は「HbA1cと血糖値との併用が良い」と回答

 糖尿病の診断についてHbA1c値の検査を主に用いるべきであるとの勧告が、米ニューオーリーンズで開催された米国糖尿病協会(ADA)年次集会で国際専門委員会により発表されたことを受けて、医師限定コミュニティ「Dr'sVoice」でアンケートを行ったところ、6割の医師が「HbA1cと血糖値との併用が良い」と回答した。アンケートは2009/06/19から2009/07/19まで行われ、963名の医師が参加した。それによると、「HbA1cを診断基準とするのが良い」33%、「HbA1cと血糖値との併用が良い」61%、「診断基準は従来のままが良い」5%となった。 コメントでは、HbA1cのみのほうが簡単・わかりやすいという意見が見られた一方で、血糖との乖離や合併症の問題などを指摘した上でHbA1cのみでは不十分で血糖との併用を推奨する意見が多く見られた。

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HIV インテグレース阻害薬「S/GSK1349572」の前期第2相臨床試験を公表

塩野義製薬株式会社は21日、Shionogi-GlaxoSmithKline Pharmaceuticals, LLC(本社:米国デラウェア州)を通じて開発中の次世代インテグレース阻害薬S/GSK1349572(塩野義製薬 開発番号:S-349572)について、南アフリカ共和国(ケープタウン)で開催されている国際エイズ学会(IAS)第5回年次総会において前期第2相臨床試験結果を公表したと発表した。S/GSK1349572は、HIV 患者を対象とした前期第2 相臨床試験において、インテグレース阻害薬の臨床試験では唯一、1日1回投与で各種評価目標を達成したという。同試験はインテグレース阻害薬の治療経験がなく、同薬の投与前に抗HIV 治療を受けていないHIV-1 感染患者35名を対象に、S/GSK1349572を2mg~50mg、あるいはプラセボを単剤で投与する群に無作為割付し、二重盲検による1日1回、10日間投与の治療を多施設において共同で実施。S/GSK1349572 は上記投与量(2mg~50mg)に応じた血中濃度及び薬効を示し、プラセボと比較すると11日目の血中HIV RNA量のベースラインからの減少量は1.5~2.5log コピー/mL に達し、また50mg投与群では、ウイルス量検出限界(50コピー/mL)以下まで血中ウイルス量が低下した患者の割合が70%(7/10例)に達したとのこと。同薬の投与期間前後でS/GSK1349572耐性ウイルスの出現は認められていないという。安全性に関しては、S/GSK1349572 は概して良好な忍容性を示し、死亡や重篤な有害事象の報告はなく、副作用を原因とする治験からの患者の脱落もなかったとのこと。最も多くみられた有害事象は下痢と倦怠感で、これらの有害事象が発現した確率はプラセボ群(下痢43%、倦怠感29%)よりもS/GSK1349572投与群の方が低い結果になったという(下痢14%、倦怠感7%)。なお、S/GSK1349572は、後期第2相臨床試験を準備中で、7月中にも試験を開始する予定とのこと。詳細はプレスリリースへ(PDF)http://www.shionogi.co.jp/ir/news/detail/090721.pdf

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扶桑薬品と3DMが外科用止血材TDM-621の国内独占販売を提携

扶桑薬品工業株式会社は22日、株式会社スリー・ディー・マトリックス(3DM)と、同社が開発中の自己組織化ペプチド「PuraMatrix」を原料とした外科用止血材製品(開発コード:TDM-621)の国内における独占販売許諾契約を締結したことを発表した。今回の提携は、3DMが扶桑薬品に対して本製品の国内における独占販売権を許諾し、この製品を3DMより独占的に仕入れし、全国の医療機関への販売を行うもの。外科用止血材TDM-621は、人体の構成成分である3種のアミノ酸から成るペプチドを原料とした透明な液体で、血液に触れると瞬時にハイドロゲルを形成する特性(自己組織化)により、血管を物理的に塞いで止血を行うもので、外科手術全般への使用が対象となる。このペプチドは化学合成により製造し、動物由来の物質を完全に排除できることから、C型肝炎ウイルス等に感染するリスクがないことが特徴。詳細はプレスリリースへ(PDF)http://www.fuso-pharm.co.jp/news_topics/pdf/2009_07_22.pdf

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メカブフコイダンの鳥インフルエンザの感染予防作用を確認

 理研ビタミン株式会社は21日、富山大学大学院 医学薬学研究部 生薬学研究室 林 利光教授との共同研究でわかめのメカブから抽出したフコイダンに、鳥インフルエンザの感染予防作用があることを動物試験にて確認したと発表した。  7N2 亜型)を鼻から感染させ、メカブフコイダンをウイルス感染1週間前から感染1週間後までの2週間、経口投与した。その結果、メカブフコイダンの投与により肺や気道でのウイルス増殖が有意に抑制されたとのこと。また、抗体の産生量が上昇していることもわかり、これらの効果はメカブフコイダンの投与量に依存したものだという。  さらに、ウイルスが感染する場であるのどや鼻などの粘膜面に存在し、ウイルスや細菌などの侵入を阻止する生体防御成分である分泌型IgA の産生量が、メカブフコイダンの摂取により増加することが明らかになったとのこと。 なお、同研究成果はオーストリア・ウィーンで開催される国際会議「15th European carbohydrate symposium」で発表するとのこと。 詳細はプレスリリースへ(PDF) http://www.rikenvitamin.jp/profile/ir/20090721_ir.pdf

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ファモチジンが、低用量アスピリン潰瘍の新たな予防治療に

低用量アスピリン使用中の患者にみられる消化管潰瘍の予防に、ファモチジン(商品名:ガスター、など)が高い効果を示すことが、イギリスGlasgow大学Crosshouse病院のAli S Taha氏らが行った第III相試験(FAMOUS試験)で明らかとなった。低用量アスピリンは世界的に最も広範に使用されている薬剤のひとつであり、心血管疾患、脳血管疾患、糖尿病に対する抗血栓療法のOTC薬および処方箋薬として使用量が増大しているという。一方、消化性潰瘍による出血、穿孔などの上部消化管合併症やときに死亡例もみられるなどの問題をかかえており、有効な予防治療の確立が切望されている。Lancet誌2009年7月11日号(オンライン版2009年7月6日号)掲載の報告。3か月後の新規の胃・十二指腸潰瘍、びらん性食道炎の発症状況を評価ファモチジンは耐用性に優れるとされるヒスタミンH2受容体拮抗薬。FAMOUS(Famotidine for the Prevention of Peptic Ulcers in Users of Low-dose Aspirin)試験の研究グループは、血管保護の目的で低用量アスピリンを使用中の患者において、消化性潰瘍およびびらん性食道炎の予防治療としてのファモチジンの効果を評価するために二重盲検プラセボ対照無作為化第III相試験を実施した。Crosshouse病院(Kilmarnock)の心血管・脳血管・糖尿病クリニックから、他の心保護薬の使用の有無にかかわらず低用量アスピリン(75~325mg/日)投薬中の成人患者(18歳以上)が登録された。ベースライン時の内視鏡検査にて潰瘍あるいはびらん性食道炎の存在が否定された患者が、ファモチジン20mg×2回/日を投与する群(204例)あるいはプラセボ群(200例)に無作為に割り付けられた。無作為割り付け後12週目に最終的な内視鏡検査が行われた。1次エンドポイントは、12週目における新規の胃・十二指腸潰瘍あるいはびらん性食道炎の発症とした。両群とも、少なくとも1回の投与を受けた全症例が解析の対象となった。消化管障害が80~95%も低下、上部消化管出血は認めずすべての割り付け例が1回以上の投与を受けITT解析の対象となった。82例(ファモチジン群:33例、プラセボ群:49例)が最終の内視鏡検査を受けなかったが、正常所見として解析された。投与中止のおもな理由は患者による継続拒否であった。12週目における胃潰瘍の発症率は、ファモチジン群が3.4%(7/204例)と、プラセボ群の15.0%(30/200例)に比べ有意に低下した(オッズ比:0.20、95%信頼区間:0.09~0.47、p=0.0002)。十二指腸潰瘍は、ファモチジン群0.5%(1/204例)、プラセボ群8.5%(17/200例)(オッズ比:0.05、95%信頼区間:0.01~0.40、p=0.0045)、びらん性食道炎はそれぞれ4.4%(9/204例)、19.0%(38/200例)(オッズ比:0.20、95%信頼区間:0.09~0.42、p<0.0001)と、いずれもファモチジン群で有意な低減効果を認めた。有害事象の発現例数も、ファモチジン群(9例)がプラセボ群(15例)よりも少なかった。入院を要する上部消化管出血は、プラセボ群で4例に認めたが、ファモチジン群では見られなかった。狭心症がファモチジン群で2例に、プラセボ群では4例に認められた。著者は、「ファモチジンは、低用量アスピリン使用中の患者における胃・十二指腸潰瘍およびびらん性食道炎の予防治療として有効である」と結論したうえで、「ファモチジンは、血管保護を要する患者における消化管障害の予防治療の新たな選択肢である。過剰処方や使用期間の長さが指摘されるプロトンポンプ阻害薬に代わる可能性もある」と指摘している。(菅野守:医学ライター)

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aleglitazarによる短期的治療が、2型糖尿病患者のHbA1cを改善

PPAR-αとPPAR-γのデュアル作動薬であるaleglitazarによる2型糖尿病患者の短期的な治療は、安全性と有効性プロフィールの良好なバランスを示し、より長期の治療でさらなる効果が期待できることが、アメリカCalifornia大学San Diego 校のRobert R Henry氏らが実施した第II相試験(SYNCHRONY試験)で判明した。PPAR作動薬については、心血管系に対する有害な作用の可能性を示唆する報告があるが、それにもかかわらず2型糖尿病における心血管疾患リスクの低減という有望な作用への関心は失われていないという。Lancet誌2009年7月11日号(オンライン版2009年7月8日号)掲載の報告。4種類の用量を含む6群に割り付けSYNCHRONY試験の研究グループは、aleglitazarの血糖低下作用、脂質低下作用、安全性プロフィールおよび治療用量の確立を目的に、二重盲検無作為化第II相試験を実施した。7ヵ国47施設から、未治療あるいは既治療(経口薬1~2剤まで)の2型糖尿病患者が登録された。プラセボを用いた単盲検による4~5週間のrun-in期間ののち、332例が16週間にわたり二重盲検下にaleglitazar 50μg、150μg、300μg、600μg/日、プラセボを投与する群(各群55例ずつ)、あるいはレファレンス群として非盲検下にピオグリタゾン(商品名:アクトス)45mg/日を投与する群(57例)に無作為に割り付けられた。有効性に関する1次エンドポイントは、ベースラインから治療終了までのHbA1c濃度の変化とした。少なくとも1回の投与を受け、ベースライン後に評価が可能なHbA1c測定を1回以上受けた症例が解析の対象となった。HbA1cは用量依存性に有意に低下、より長期の治療でさらなる効果が期待される6例が有効性解析から除外された。プラセボ群との比較におけるaleglitazar投与群のHbA1cのベースラインからの変化は、50μg群の-0.36%(95%信頼区間:0.00~-0.70、p=0.048)から600μg群の-1.35%(同:-0.99~-1.70、p

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シンガポールにおいてTS-1の販売承認取得

大鵬薬品工業株式会社は、7月13日シンガポールにおいて、経口フッ化ピリミジン系抗剤「ティーエスワンカプセル 20・25」の販売承認を取得したことを発表した。同剤は、大鵬薬品工業が創製し、現在アジアでは、日本、韓国、中国において販売されている。シンガポールでは「胃の術後補助化学療法」を適応症として承認を受け、導出先である現地のPharmaforte社が、「TS-ONE」の商品名で本年8月より販売を開始する予定。詳細はプレスリリースへhttp://www.taiho.co.jp/corporation/news/2009/20090721.html

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薬剤中絶後の抗菌薬投与義務化で重篤な感染症は減ったか?

全米880のヘルスセンターを統括するPPFA(Planned Parenthood Federation of America)によると、人工中絶は同連盟のおよそ300のセンターで行われており、2001年~2006年3月まではもっぱら、mifepristone経口投与後24~48時間にミソプロストール(商品名:サイトテック)を膣内投与する方法が行われていた。しかし、同療法による重篤な感染症への懸念から、PPFAは2006年初旬に、ミソプロストールの投与ルートを膣内ではなく経口とすること、さらにルーチンの抗菌薬投与か、普遍的なクラミジアのスクリーニングおよび治療のいずれかを行うことを義務付けた。2007年7月からは、すべての薬剤中絶でルーチンな抗菌薬投与を義務付けている。本報告は、PPFAのMary Fjerstad氏らによる一連の対策前後の感染症発生の変化を報告したもので、NEJM誌2009年7月9日号で掲載された。重篤な感染症は、対策導入後73%減少薬剤中絶後の重篤な感染症は、対策導入前までアメリカとカナダで4例の死亡例が報告されていた。しかしヨーロッパではそのような症例は報告されておらず、PPFAは両者の違いとして、ミソプロストールの投与ルートの違い(ヨーロッパでは経口投与がほとんど)、抗菌薬投与の有無(イギリスではルーチンだったがアメリカでは行われていなかった)に着目し、投薬ルートの変更等を勧告するに至った。調査は、ミソプロストールが膣内投与されていた2005年~2006年3月までを基線期間とし(Period 1)、経口投与に変更し抗菌薬投与などが義務化された同年4月以降2007年6月まで(Period 2)、さらに全例に抗菌薬投与を義務付けて以降(同年7~12月:Period 3、2008年1~6月:Period 4)の、感染症発生率を比較評価する後ろ向き調査として行われた。結果、基線のPeriod 1と比べて感染症減少対策を行ったPeriod 2とでは、重篤な感染症は有意に減少していた。発生率は両期間比較で73%減少、流産1,000例当たりで0.93例(Period 1)から0.25例(Period 2)へと(絶対的減少:0.67/1,000例、95%信頼区間:0.44~0.94、P

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神経管欠損症と葉酸受容体自己抗体との関連は既報されている通りか?

これまでの報告で、神経管欠損症を伴う妊娠歴がある女性のうち75%に、葉酸受容体自己抗体が存在することが、一方対照群では10%であったことが報告されている。Trinity College Dublin(アイルランド)生化学/免疫学部門のAnne M. Molloy氏らは、伝統的に神経管欠損症の有病率が高いアイルランド人集団で、この所見の確認を行った。NEJM誌2009年7月9日号掲載より。伝統的に有病率の高いアイルランド人103例で検討Molloy氏らは、2つの試験を行った。スタディ1は、神経管欠損症を伴う妊娠歴のある103例の母体(ケース群)から、1993~1994年に収集され凍結保存された血清検体を解析したもの。対照群として妊娠歴と検体採取日をマッチさせた神経管欠損症を伴わない妊娠歴がある103例と、妊娠歴のない女性58例、男性36例を設定して行われた。スタディ2は、保管検体の劣化を検討する試験。ケース群37例、対照群22例、妊娠歴のない女性10例、男性9例から、新鮮な血液検体を採取し行われた。全検体について、葉酸受容体を遮断する自己抗体および結合する自己抗体について解析された。関連性は乏しいスタディ1で、ケース群の17%で葉酸受容体を遮断する自己抗体が確認された。対照群では13%だった(オッズ比:1.54、95%信頼区間:0.70~3.39)。また、結合する自己抗体は、ケース群29%、対照群32%で確認された(0.82、0.44~1.50)。スタディ2の結果も、スタディ1の結果と同様で、凍結保存が検体に影響を及ぼしてはいないことが確認された。Molloy氏は、「アイルランド人集団では、葉酸受容体自己抗体と神経管欠損症とが関連しているとは認められない」と結論している。(武藤まき:医療ライター)

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ランタスに関する専門家の見解 最終的な結論導き出せず

仏サノフィ・アベンティス社は15日(現地)、多岐の分野にわたる国際的に著名な専門家から構成される委員会による「専門家の見解」を発表した。この見解は、ダイアベトロジア誌に最近公表されたランタス(インスリン グラルギン〔遺伝子組換え〕)に関する疫学研究調査分析について、詳細な評価を受けて出されたもの。内分泌学・腫瘍学・疫学の国際的な専門家で構成される同委員会は、4つの掲載論文の全てにおいて方法論上の重大な限界と欠陥があり、インスリングラルギンの使用とリスク増加の関連の可能性については、一貫性がなく最終結論を導き出せないと結論付けた。14人の国際的な専門家がそれぞれ、公表データを中立の立場で厳密かつ徹底的に検証を行った上で署名した今回の見解は、欧州医薬品審査庁(EMEA)や米国食品医薬品局(FDA)を始めとする世界中の保健当局による一連の発表や、米国糖尿病学会(ADA)や米国臨床内分泌学会(AACE)、国際糖尿病連合(IDF)といった患者および科学団体による、掲載論文のデータについての過剰解釈や過剰反応への注意喚起が行われている中で発表された。4つの研究における限界については、それぞれの論文著者ならびに欧州糖尿病学会(EASD)によっても強調されていた。専門家や保健当局による推奨は、この段階において一切の確定的な結論は導き出せないということに集約されている。詳細はプレスリリースへ(PDF)http://www.sanofi-aventis.co.jp/live/jp/medias/0E0B8ED8-5834-47D0-8487-32529F1E668A.pdf

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血管形成術を最適化する冠動脈拡張カテーテルが発売

アボット バスキュラー ジャパンは1日、VOYAGER NC 冠動脈拡張カテーテルを発売した。同製品は、高度なテクノロジーを採用し、拡張後のみならず前拡張にも対応可能な性能を搭載。蛇行血管内を通過させ、病変部にステントを留置する前に病変部の拡張を行う操作や、ステント拡張後の後拡張を行い、ステントの血管壁への適切な圧着が行えるように細かく拡張させる操作が可能。また、ベアメタルステントおよび各種薬剤溶出型ステントなどと共に使用できるとのこと。 サイズバリエーションは、バルーン径が2.0~5.0mmとバルーン長が6~20mmを用意。なお、同日付けで保険適用の対象となっている。詳細はプレスリリースへhttp://www.abbott.co.jp/press/2009/090701_2.asp

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Tarcevaの1次化学療法後の早期使用が、進行性非小細胞肺がん患者の全生存期間を延長する

主要な第III相臨床試験であるSATURN試験において、1次化学療法後に速やかにTarceva(一般名:erlotinib)を投与された進行性非小細胞肺がん(NSCLC)の患者において、重要な副次的評価項目である全生存期間が延長したことを発表した。中外製薬株式会社を通じて、スイス・ロシュ社が報告した。Tarcevaの日本での効能・効果は「切除不能な再発・進行性で、がん化学療法施行後に増悪した非小細胞肺」で、「タルセバ錠25mg/100mg/150mg」の名で販売されている。今回の試験に参加したすべての患者を対象として行われた最終解析において、全生存期間は統計学的に有意な延長が認められたという。新しいデータは、2009年7月31日から8月4日にサンフランシスコで開催される第13回世界肺がん会議で発表される予定とのこと。Tarcevaは、化学療法で奏効が得られなかった後の進行性NSCLCの2次治療薬としてすでに確立されており、このような患者の多くで生存期間の延長が証明されているという。また、ASCO 2009において、すでにSATURN試験の主要評価項目の解析結果が発表されている。結果は、1次化学療法後に病勢の進行が認められなかった患者に対して、速やかにTarcevaによる治療を行った場合、プラセボを投与した群と比較して無増悪生存期間を41%延長させるものであったという。米国でTarcevaの共同販促を行っているロシュとOSIは、Tarcevaを進行性NSCLCの患者における1次化学療法後の維持療法としての使用の承認に向け、欧州ならびに米国での申請用サポートデータとして今回発表された全生存期間のデータを使用する予定とのこと。この申請は、主要な第III相臨床試験であるSATURN試験に基づき、すでに欧州医薬品庁ならびに米国食品医薬品局に行われているという。詳細はプレスリリースへhttp://www.chugai-pharm.co.jp/generalPortal/pages/detailTypeHeader.jsp;jsessionid=2KGGNAYNL4WUCCSSUIHSFEQ?documentId=doc_14601&lang=ja

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今年の夏休みは自宅でのんびり・近場が主流?

キリンホールディングス株式会社は17日、キリン食生活文化研究所が行った「夏の過ごし方」に関する意識調査を発表した。これは、全国の20歳以上の男女を対象にインターネット調査を6~7月の3日間実施し、4,919名から有効回答を得られたもの。結果によると、夏休みの日数は、5日間が最も多く、夏休みの予定は「自宅でのんびり」「近場でショッピング・映画」がトップ2となった。夏休みの平均予算は、1人あたり38,686円で、年代別に見ると、60代以上が一番高く、次いで20代となっている。また、夏バテ「する」と答えた人は、49.5%で2004年の調査開始以来、初めて5割を下回ったとのこと。夏バテ防止のために食べるものは、「にんにく」「梅干し」「うなぎ」「トマト」「納豆」の人気が高く、女性は「しょうが」「お酢」も高くなっているという。詳細はプレスリリースへhttp://www.kirinholdings.co.jp/news/2009/0717_01.html

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第19回がん臨床試験のCRCセミナー 受講申し込み受付中!

財団法人パブリックヘルスリサーチセンターは、8月8日、9日CSPOR事業の一環としてCRCセミナーを実施します。乳がん、婦人科がん領域を中心に、広くがん領域の臨床試験を学習する講義と実習で構成しています。  第19回がん臨床試験のCRCセミナー/CSPOR・CRCセミナー 日時:2009年8月8日(土)-9日(日) 会場:北里大学白金キャンパス(東京都港区白金5-9-1) 受講対象:臨床試験に関わるあらゆる専門職(CRC、事務局担当者、モニター、がん領域臨床試験に興味をお持ちの医師、薬剤師、看護師)参加者定数:150名参加費:下記参加案内を参照 主催:財団法人パブリックヘルスリサーチセンター がん臨床研究支援事業(CSPOR)共催:NPO 婦人科悪性腫瘍化学療法研究機構(JGOG)協力:財団法人 日本科学技術連盟(JUSE) 開催案内(PDF):http://www.csp.or.jp/cspor/seminar/19_20090626.pdf申し込み:http://www.csp.or.jp/cspor/seminar/doui.html お問い合わせCSPOR・CRCセミナー事務局〒113-0034東京都文京区湯島1-9-5 お茶の水小柳出(おやいで)ビル4階電話 03-5842-5051FAX 03-5842-6432info@csp.or.jp 財団法人パブリックヘルスリサーチセンター HP:http://www.csp.or.jp/

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腰椎ヘルニアによる坐骨神経痛の治療は、従来法が優れる

腰椎ヘルニアによる坐骨神経痛の治療として、新しい筒型開創器利用椎間板切除術は、従来の顕微鏡下ヘルニア摘出術と比べた試験の結果、そのアウトカムについて優位性がないと報告された。筒型開創器利用椎間板切除術は、新しい技術として導入されてきているものの、その効果を示すエビデンスは乏しかった。オランダLeiden大学のMark P. Arts氏らが、300人超を対象に行った二重盲無作為化試験で明らかにしたもので、JAMA誌2009年7月8日号で発表している。1年後RDQスコアは従来法群が良好研究グループは、2005~2006年にかけて、腰椎ヘルニアによる足の痛みを8週間超にわたる328人について、試験を行った。被験者の年齢は、18~70歳だった。研究グループは被験者を2群に分け、一方には筒型開創器利用椎間板切除術(切除術群:167人)を、もう一方には従来型の顕微鏡下ヘルニア摘出術(摘出術群:161人)を行った。試験開始後8週間と1年後に、それぞれローランド・モリス活動障害問診表(RDQ)スコアなどを調べた。その結果、術後1年後のRDQスコア平均値は、切除術群が4.7(標準偏差:0.5)に対し、摘出術群は3.4(同:0.5)と、従来法の摘出術群のほうが有意に良好だった(グループ間平均スコア格差:1.3、95%信頼区間:0.03~2.6)。なお術後8週間のRDQスコア平均値は、切除術が5.8(標準偏差:0.4)、摘出術群は4.9(同:0.5)と、両群で有意差はなかった。1年後視覚的アナログスケールでも従来法群が良好術後1年後の、痛みに関する視覚的アナログスケール(VAS)についても、摘出術群が切除術群より有意に良好で、足の痛みの両群格差平均は4.2mm(95%信頼区間:0.9~7.5)、腰痛の両群格差平均は3.5mm(同:0.1~6.9)だった。また、術後1年後に、回復が良好であると報告した患者に関しても、摘出術群の79%に対し、切除術群は69%と、従来法の摘出術群のほうが優れていた(オッズ比:0.59、95%信頼区間:0.35~0.99、p=0.05)。(當麻あづさ:医療ジャーナリスト)

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乳児へのPCV7接種、低減効果は2歳時点で2、3回接種ともに同等

乳児への肺炎球菌結合型ワクチン(PCV7:7-valent pneumococcal conjugate vaccine )接種は、2回接種と3回接種があるが、2歳時点の鼻咽頭への保菌率低減効果については同等であるようだ。これまでの研究から、乳児へのPCV7接種によって、年齢を問わず肺炎球菌感染症の発症率が減少していることが明らかになっている。その要因として、乳児の肺炎球菌保菌率の減少によるものだと推測されていたが、具体的な研究結果はほとんど示されていなかった。オランダWilhelmina小児病院のElske J. M. van Gils氏らが、1,000人超の新生児を対象に行った、無作為化試験で明らかにしたもので、JAMA誌2009年7月8日号で発表した。生後12ヵ月の鼻咽頭保菌率、2回接種、3回接種ともに減少Gils氏らは、2005年7月~2008年2月にかけて、1,003人の新生児について、生後24ヵ月まで追跡を行った。被験者を無作為に3群に分け、一群には生後2ヵ月と4ヵ月に計2回PCV7を接種、次の一群には2、4、11ヵ月の計3回PCV7を接種、もう一群は対照群として接種を行わなかった。生後12ヵ月時点で、ワクチン血清型肺炎球菌の鼻咽頭保菌率は、2回接種群は25%(95%信頼区間:20%~30%)へ、3回接種群は20%(同:16%~25%)へ、ともに減少した。一方対照群では、同保菌率は38%(同:33%~44%)だった(p

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血友病A治療におけるコージネイトFSの大規模市販後調査結果について

米国マサチューセッツ州ボストンで開かれた第22回国際血栓止血学会(ISTH: International Society on Thrombosis and Haemostasis)において、遺伝子組換え型血液凝固第Ⅷ因子製剤コージネイトFSの大規模市販後調査結果が、東京医科大学臨床検査医学講座・福武勝幸氏より発表された。その内容は、日本、台湾、ドイツ、欧州諸国の4箇所で実施された合計967名の血友病A患者に対する日常的なコージネイトFS治療の市販後調査結果を集計し、解析したもので、コージネイトFSが軽症から重症型の幅広い患者に対して、出血時または手術時の止血管理に有効であり、有害事象の発生率も低かったというデータが示されたとのこと。また、治療歴のある患者と治療歴のない患者の両方で、インヒビター(中和抗体)の発生率が比較的低かったことも確認されたという。バイエル薬品株式会社からの報告。主治医判定によるコージネイトFSの有効性は98.9%の患者で著効または有効とされ、治療との因果関係が考えられる有害事象が1%の患者で報告された。また、新規インヒビターの発生率は0.8%であった。成人男性患者での臨床研究データによると、コージネイトFSによる出血時補充療法から定期補充療法に切り替えた患者は著しく関節内出血が減少し(定期補充0件、出血時30.4件)、出血時補充療法と比べて関節機能障害の進行を抑制した(総合ギルバート・スコア:定期補充18、出血時25)。コージネイトFSによる定期補充療法は通常小児に対して行われるが、これらの結果により、第VIII因子製剤を用いた定期補充的使用の利点がすべての年齢の血友病A患者に当てはまることが示唆されたという。詳細はプレスリリースへhttp://byl.bayer.co.jp/scripts/pages/jp/press_release/press_detail/?file_path=2009%2Fnews2009-07-16.html

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子宮頸がん予防ワクチンのCervarixがWHOの事前認定を取得

グラクソ・スミスクライン株式会社は16日、グラクソ・スミスクラインplc(本社:ロンドン、以下GSK)の子宮頸がん予防ワクチン「Cervarix」が、世界保健機関(WHO)より事前認定(Pre-qualification)を取得したと発表した。WHOによる事前認定は、国際連合やワクチンと予防接種のための世界同盟(GAVI)等の機関が、途上国との協力によりワクチンを購入する際に必要なもので、これにより世界的に「Cervarix」をより迅速に供給できるという。世界では年間約28万人が子宮頸がんで亡くなり、そのうち80%以上が途上国で起きている。後発開発途上国においては、検診システムが乏しいことや、HIV/AIDS等、他の深刻な疾患が蔓延していることもあり、子宮頸がんは貧しい女性に多く発症し、大きな影響を及ぼしている。詳細はプレスリリースへhttp://glaxosmithkline.co.jp/press/press/2009_07/P1000566.html

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