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COVID-19、182ヵ国の対応・管理能力は/Lancet

提供元:ケアネット

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公開日:2020/03/27

 

 COVID-19のアウトブレークを踏まえ、公衆衛生上のリスクとイベントに対する既存の健康安全保障能力を評価する目的で182ヵ国の国際保健規則(IHR)年次報告を解析した結果を、スイス・世界保健機関(WHO)のNirmal Kandel氏らが報告した。世界各国のアウトブレークに対する予防、検知および対応の能力は大きく異なっているが、半数の国は高い運用即応性を備えており、COVID-19を含む衛生緊急事態に対して、効果的に対応できることが示唆されたという。IHRで強調されているように、感染症のアウトブレークなど公衆衛生上のリスクを管理するためには、事象を予防、検知し、対応する公衆衛生対策が不可欠である。解析を踏まえて著者は、「COVID-19に関する国家の即応能力を十分理解するには、地域リスク評価からの知見が必要である。また、アウトブレークの制御に対するグローバルな即応を強化するには、単一ではなく複数国家での能力構築(capacity building)と協力(collaboration)が必要である」とまとめている。Lancet誌オンライン版2020年3月18日号掲載の報告。

182ヵ国の2018年国際保健規則年次報告などを解析

 研究グループは、182ヵ国のIHR年次報告と各国の年次報告関連データを用い、(1)予防(prevent)、(2)検知(detect)、(3)対応(respond)、(4)管理(enabling function:資源と調整能力)、(5)運用準備(operational readiness)の5項目の能力について、2018年のデータを解析し、各国を5段階(レベル1:最低~レベル5:最高)で評価した。

 WHOが定める6地域レベルでのデータも同様に解析した。

約半数が公衆衛生上の緊急事態に対する運用準備能力あり

 予防能力あるいは対応能力がレベル1または2は、それぞれ52ヵ国(28%)および60ヵ国(33%)で、その多くは低~低中所得国であった。一方、予防能力あるいは対応能力がレベル4または5は、それぞれ81ヵ国(45%)および78ヵ国(43%)で、これらの国々は運用準備が整っていることが示唆された。

 138ヵ国(76%)では、他の項目と比較して検知のスコアが高かった。44ヵ国(24%)は、感染症アウトブレークなどを含む公衆衛生上のリスクと事象に対する有効な管理能力がなく(レベル1が7ヵ国[4%]、レベル2が37ヵ国[20%])、102ヵ国(56%)は管理能力がレベル4または5であった。

 32ヵ国(18%)は、運用即応性が低く(レベル1が2ヵ国[1%]、レベル2が30ヵ国[17%])、104ヵ国(57%)は新興感染症のアウトブレークに対する予防、検知および管理の運用準備ができていた(レベル4が66ヵ国[36%]、レベル5が38ヵ国[21%])。

(医学ライター 吉尾 幸恵)