モデルナ2価ワクチン候補、オミクロン株に対する抗体反応で優越性確認

提供元:ケアネット

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公開日:2022/06/16

 

 2022年6月13日、Moderna(米国)はオミクロン株を含む2価追加接種ワクチン候補 mRNA-1273.214について、同社の承認済みのワクチンmRNA-1273(商品名:スパイクバックス筋注)の追加接種と比較して、オミクロン株に対する抗体反応で優越性が示されたことを発表した。

 mRNA-1273.214は、mRNA-1273の有効成分と変異株であるオミクロン株を標的とするワクチンの有効成分候補を含有する、2価追加接種ワクチン候補である。

 ベースラインの血清反応陰性被験者において、mRNA-1273.214は、mRNA-1273の追加接種(50μg)と比較した場合、オミクロン株に対する中和抗体反応など第II/III相臨床試験のすべての主要評価項目を達成した。

 事前に規定した優越性基準である中和幾何平均抗体価比(GMR)および対応する97.5%信頼区間[CI]は1.75(1.49~2.04)であり、mRNA-1273.214の追加接種により、オミクロン株に対する中和幾何平均抗体価(GMT)についてベースライン値の約8倍の増加が確認された。また、祖先ウイルスであるSARS-CoV-2(D614G)に対するGMRは1.22(1.08~1.37)であり、主要評価項目である祖先ウイルスSARS-CoV-2に対する非劣性が達成された。

 安全性については、mRNA-1273.214を50μg追加接種したときの忍容性はおおむね良好であり、副反応はmRNA-1273を50μg追加接種したときと同程度だという。

 Modernaは数週間以内に、今秋の追加接種でのmRNA-1273.214の使用許諾に向けた承認申請を予定している。

(ケアネット 細川 千鶴)