オシメルチニブのEGFR変異肺がん術後補助療法が承認/FDA

提供元:ケアネット

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公開日:2020/12/23

 

 米国食品医薬品局(FDA)は、2020年12月18日、EGFR変異(exon19 delまたはexon21 L858R)を有する非小細胞肺がん(NSCLC)患者の腫瘍切除後補助療法として、オシメルチニブ(商品名:タグリッソ)を承認した。

 今回の承認は、術前補助化学療法の有無にかかわらず、完全な腫瘍切除が行われたEGFR変異陽性(exon19 delまたはexon21 L858R)NSCLC患者を対象とした無作為化二重盲検プラセボ対照試験ADAURAに基づくもの。ADAURA試験では682例の患者が、オシメルチニブ80mg/日またはプラセボに1対1に無作為化され、比較された。

 試験の結果、主要有効性評価項目である治験験担当医評価によるStage2〜3A EGFR変異陽性(exon19 delまたはexon21 L858R) 患者の無病生存期間(DFS)中央値は、プラセボ群19.6ヵ月、オシメルチニブ群では未達であった(HR:0.17、95%CI:0.12〜0.23、p<0.0001)。また、副次的有効性評価項目である対象集団全体のDFS中央値は、オシメルチニブ群未達に対し、プラセボ群27.5ヵ月であった(HR:0.20、95%CI:0.15〜0.27、p<0.0001)。オシメルチニブ群で多くみられた有害事象は、リンパ球減少、白血球減少、血小板減少、下痢、貧血、発疹、筋骨格痛、爪毒性、好中球減少症、乾燥肌、口内炎、倦怠感、咳であった。

(ケアネット 細田 雅之)

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