「高齢者の医薬品適正使用の指針(総論編)」通知へ:厚労省

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 厚生労働省の高齢者医薬品適正使用検討会は 5月7日の会合で、「高齢者の医薬品適正使用の指針(総論編)」について大筋で了承した。本指針では65歳以上の高齢者、とくに平均的な服薬薬剤数が増加する75歳以上に重点をおいて、処方見直しの基本的な考え方や評価・減薬までの流れ、よく使われる薬剤の高齢者における留意点などをまとめている。

 早ければ5月中旬を目途に、関連団体や都道府県宛に通知が発出される見通し。また、同検討会では引き続き、主に急性期での対応をまとめた本指針の追補として、外来・在宅などの療養環境別の特徴を踏まえた「高齢者の医薬品適正使用の指針(詳細編)」の作成を開始し、2018年度中のとりまとめを目指す。

 本指針は多剤服用やポリファーマシーといった言葉の概念から、処方見直し時のポイントや進め方のフローチャート、減薬する際の注意点などをまとめた本文と、薬効群ごとの薬剤処方における留意点、慎重な投与を要する薬物リストなどの別表から構成される。別表1「高齢者で汎用される薬剤の基本的な留意点」では、A~Lの12の薬効群ごと(下記参照)に薬剤選択や投与量・使用法に関する注意点、他の薬剤との相互作用に関する注意点が一覧化されている。

A.催眠鎮静薬・抗不安薬
B.抗うつ薬(スルピリド含む)
C.BPSD 治療薬
D.高血圧治療薬
E.糖尿病治療薬
F.脂質異常症治療薬
G.抗凝固薬
H.消化性潰瘍治療薬
I.消炎鎮痛剤
J.抗微生物薬(抗菌薬・抗ウイルス薬)
K.緩下薬
L.抗コリン系薬剤

 なお、詳細編では認知症や骨粗鬆症、COPDなどについても取り上げることが検討されている。

■参考
厚生労働省「高齢者医薬品適正使用検討会」

(ケアネット 遊佐 なつみ)

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