うつ病評価尺度HAM-D6の有効性は 提供元:ケアネット ツイート 公開日:2017/06/19 世界でうつ病の重症度に関する情報を含む項目を特定するための調査では、ハミルトンうつ病評価尺度17項目(HAM-D17)に由来した、HAM-D6が使用されるようになり、幅広い研究に用いられてきた。デンマーク・コペンハーゲン大学のN. Timmerby氏らは、HAM-D17およびモントゴメリー・アスベルグうつ病評価尺度(MADRS)と比較した、HAM-D6の臨床的特性のシステマティックレビューを行った。Psychotherapy and psychosomatics誌86号の報告。 PubMed、PsycInfo、EMBASEのデータベースより、システマティックレビューおよびメタアナリシスのための優先的報告項目のガイドラインに従ってシステマティックに検索を行った。非精神病性の単極性または双極性うつ病におけるHAM-D6およびHAM-D17またはMADRSの臨床的妥当性に関するデータを報告した研究を抽出した。 主な結果は以下のとおり。 ・検索により681件が特定され、そのうち51件が包含基準を満たした。 ・文献によると、HAM-D6がHAM-D17およびMADRSよりも優れていた点は以下であった。 ●scalability(各項目は症候群の重症度に関する固有の情報を含む) ●transferability(scalabilityは、時間経過とともに、性別、年齢、抑うつ症状のサブタイプに関係なく一定) ●responsiveness(治療中の重症度の変化に対する感受性) 著者らは「HAM-D6の臨床的特性は、HAM-D17およびMADRSよりも優れていた。HAM-D6の有効性は研究と臨床の両面で実証されているため、スケールをより一貫して使用することにより、ある設定から他の設定への結果の置き換えが容易になる」としている。 ■関連記事 たった2つの質問で、うつ病スクリーニングが可能 うつ病の再発を予測する3つの残存症状:慶應義塾大 うつ病診断は、DSM-5+リスク因子で精度向上 (鷹野 敦夫) 原著論文はこちら Timmerby N, et al. Psychother Psychosom. 2017;86:141-149. 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) 関連記事 MADRSとHAMDの新規抗うつ薬の有効性に関する比較~メタ解析 医療一般 (2020/03/25) CareNet AcademiaによるAI生成記事 このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] 非DM肥満/過体重への経口GLP-1薬elecoglipron、最大10.5%の減量効果/Lancet(2026/06/26) IgA腎症へのatrasentan、eGFR低下を長期抑制するか/Lancet(2026/06/26) prasinezumabはパーキンソン病の運動症状悪化の抑制に有効か?(解説:内山真一郎氏)(2026/06/26) IDH1変異陽性胆道がんに対するイボシデニブ、国内初のIDH1阻害薬として承認/日本セルヴィエ(2026/06/26) 双極症の維持療法に有効な薬剤とその用量〜ネットワークメタ解析(2026/06/26) 病名や薬物治療手順を一部変更、「蕁麻疹診療ガイドライン」改訂/日本皮膚科学会(2026/06/26) 腎デナベーションの国内治療成績と期待されること/メドトロニック(2026/06/26) 睡眠時無呼吸症候群治療薬、臨床試験で症状改善を確認(2026/06/26) メル・ギブソン氏の発言後、イベルメクチンの併用処方が倍増(2026/06/26) [ あわせて読みたい ] Dr.大塚の人生相談(2024/02/26) IBD(炎症性腸疾患)特集(2023/09/01) 旬をグルメしながらCVIT誌のインパクトファクター獲得を祝福する【Dr.中川の「論文・見聞・いい気分」】第63回(2023/08/29) エキスパートが教える痛み診療のコツ(2018/10/11) 医療者向け『学校がん教育.com』(2022/12/01) アトピー性皮膚炎・乾癬特集まとめインデックス(2022/11/11) アトピー性皮膚炎・乾癬特集まとめインデックス(2022/11/11) 診療所売買に関心がある方に!マンガ連載をまとめた冊子プレゼント【ひつじ・ヤギ先生と学ぶ 医業承継キソの基礎 】第43回(2022/10/17) 今考える肺がん治療(2022/08/24) あなたにとって、開業の「成功」「失敗」とは?【ひつじ・ヤギ先生と学ぶ 医業承継キソの基礎 】第42回(2022/08/09)