お知らせがあります。

  • 2020/07/06【上部メニュー変更のお知らせ】
    2020年7月15日より、CareNet.com PC版の画面上部にあるメニュー項目の右端に表示されている「論文検索」が移動いたします。
    移動後は「PubMed CLOUD」と名称を変更して、「ニュース/論文」の項目をクリックした後に表示されます。
  • 2020/06/30 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大防止への協力として、テレワークを実施しておりますため、弊社カスタマーセンターの電話サポート窓口の休止期間を延長させていただきます。
    お問い合わせにつきましては、各サービスお問い合わせ先に記載されているメールアドレス、またはお問い合わせフォームにてご連絡くださいますようお願いいたします。

    電話窓口休止期間:2020年4月8日(水)~2020年7月31日(金)
    ※状況により、期間を変更する場合もございます。

    また、お問い合わせ状況によりメールによるご返信までにお日にちをいただく可能性がございますので、あらかじめご了承くださいませ。
    ご利用中の皆さまにはご迷惑をお掛けすることもあるかと存じますが、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
Close

抗血小板薬シロスタゾール、認知症リスク低下の可能性

提供元:ケアネット

印刷ボタン

公開日:2017/03/29

 

 抗血小板薬が、認知機能に対する予防効果を有するかはよくわかっていない。台湾・高雄医学大学のShu-Yu Tai氏らは、アジア人における、cAMPホスホジエステラーゼ3阻害薬である抗血小板薬シロスタゾールの使用と認知症リスクとの潜在的な関連を検討した。Neurotherapeutics誌オンライン版2017年2月13日号の報告。

 台湾の全民健康保険データベースより、2004年1月~2009年12月にシロスタゾールでの治療を開始した認知症でない患者を分析した。参加者は、年齢、性別、併存疾患、併用薬により層別化した。重要なアウトカムは、すべての原因による認知症とした。累積シロスタゾール投与量は、非使用患者と比較して1日量の四分位で層別化した。

 主な結果は以下のとおり。

・ベースライン時、認知症でない40歳以上の患者9,148例を対象とし、分析を行った。
・シロスタゾールを使用していた患者(2,287例)は、非使用者(6,861例)と比較し、認知症リスクが有意に低下していた(調整後HR[aHR]:0.75、95%CI:0.61~0.92)。
・とくにシロスタゾール使用は、用量依存的に認知症発現率の低下と関連していた(p for trend=0.001)。
・サブグループ解析では、虚血性心疾患(aHR:0.44、95%CI:0.24~0.83)、脳血管疾患(aHR:0.34、95%CI:0.21~0.54)の診断を有するシロスタゾール使用患者において、認知症リスク低下が示された。

 著者らは「本結果より、シロスタゾール使用が、認知症発症リスクを低下させる可能性があり、累積投与量が多いほどリスクが低下することを示唆している。これらの知見は、無作為化試験において、さらに検討すべきである」としている。

(鷹野 敦夫)