日本初、パーソナルCGM搭載インスリンポンプ発売 提供元:ケアネット ツイート 公開日:2015/02/23 日本メドトロニック株式会社は18日、日本初となる患者がリアルタイムで間質液グルコースを視認できるパーソナルCGM(Continuous Glucose Monitoring;持続グルコース測定)を搭載した「ミニメド620G インスリンポンプ」を発売した。 インスリンポンプにパーソナルCGM機能を搭載したシステムはSAP(Sensor Augmented Pump;パーソナルCGM機能搭載インスリンポンプ)と呼ばれ、血糖変動を患者自らが随時確認できる。SAPは患者自身によるさらなる適切なインスリン量調整の一助となるため、高血糖および低血糖リスクの低減が期待できるという。 ミニメド620G インスリンポンプは、日本語表示とカラー画面を導入し、少ないボタン操作で使用可能なナビゲーションメニューを搭載している。患者各自の症状にあわせて設定するインスリンの基礎レートおよびボーラス最少注入単位が0.025単位からと細かく調節できる。 さらに、CGMトランスミッタ(送信器)と通信することにより、パーソナルCGMとしても使用することができる。毎日のCGMグラフや血糖値の平均値、アラームの発生回数を最大3ヵ月記録することができるほか、5分ごとにグルコース濃度を測定することにより、SMBG(Self-Monitoring Blood Glucose;血糖自己測定)やHbA1cでは把握困難なグルコース濃度の推移(変動)をより的確に把握することが可能となる。測定が困難な早朝や夜間の時間帯における大きな血糖変動や自覚症状のない低血糖状態などを見出すこともできるため、より適切な糖尿病治療の指標となることが期待されている。また、意思表示が難しいため血糖値の状態を把握しにくい小児の患者においても、保護者がより安心して血糖管理を行えるように配慮されている。 詳細はプレスリリース(PDF)へ (ケアネット) 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] 母体HIVウイルス量、母子感染に与える影響は?/Lancet(2025/07/25) ミトコンドリアDNA疾患女性、ミトコンドリア置換で8児が健康出生/NEJM(2025/07/25) “早期乳癌”の定義を変更、「乳癌取扱い規約 第19版」臨床編の改訂点/日本乳癌学会(2025/07/25) 臨床研究への患者・市民参画のいまとこれから/日本リンパ腫学会(2025/07/25) 抗精神病薬の早期処方選択が5年後の体重増加に及ぼす影響(2025/07/25) スタチンはくも膜下出血リスクを下げる?~日本のレセプトデータ(2025/07/25) 経尿道的高周波治療が間質性膀胱炎患者の骨盤痛を緩和(2025/07/25) [ あわせて読みたい ] アリスミアのツボ(2014/09/01) Dr. 坂根のすぐ使える患者指導画集 -糖尿病編-(2013/11/13) EASD2013(2013/10/08) 2013 米国糖尿病学会 速報(2013/06/25) Vol. 1 No. 2 特集 心血管イベントの抑制を念頭においた糖尿病管理(2013/06/18) 症例クイズ「がんを合併する1例の診断」(2013/06/04) 超速効 ! 糖尿病診療エクスプレス2010<上巻>(2012/12/01) 超速効 ! 糖尿病診療エクスプレス2010<下巻>(2012/12/01)