発毛効果の比較:フィナステリドvs.デュタステリド

提供元:ケアネット

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公開日:2014/02/13

 

 チリ・Centro Medico SkinmedのWalter Gubelin Harcha氏らは、男性型脱毛症の治療の有効性と安全性について、デュタステリド(商品名:アボルブ、わが国では前立腺肥大症治療薬として承認)とプラセボ、フィナステリド(同:プロペシア)を比較する無作為化試験を行った。その結果、24週時点の評価で、デュタステリドの発毛・育毛が、フィナステリドおよびプラセボよりも有意に増大し、忍容性も比較的良好であったことを報告した。Journal of the American Academy of Dermatology誌オンライン版2014年1月10日号の掲載報告。

 試験は、男性型脱毛症の20~50歳男性を対象とし、デュタステリド投与を受ける群(0.02、0.1、0.5mg/日)、フィナステリド投与を受ける群(1mg/日)、プラセボを受ける群に無作為に割り付けられ、24週間治療を受けた。

 主要エンドポイントは、24週時点の直径2.54cmにおける毛髪数であった。また直径1.13cmにおける毛髪数と太さ、研究者とパネルによる写真評価、ステージの変化、健康アウトカムなども評価した。

 主な結果は以下のとおり。

・総計917例の男性が無作為化を受けた。
・毛髪数と太さは、デュタステリド群で用量依存的に増大した。
・デュタステリド0.5mg群は、24週時点で、フィナステリド群およびプラセボ群と比較して、直径2.54cmにおける毛髪数と太さが有意に増大し、発毛の改善(正面撮影像:パネル写真評価)も認められた(フィナステリド群:p=0.003、p=0.004、p=0.002、プラセボ:すべてp<0.001)。
・有害事象の発生数および重症度は、治療間で同程度であった。
・以上のように、デュタステリドは、男性型脱毛症の男性において発毛と育毛を増大し忍容性も比較的良好であった。

(ケアネット)

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