高用量セマグルチドが肥満糖尿病患者の体重減量やQOLに有効である(解説:安孫子 亜津子 氏)-1378

提供元:臨床研究適正評価教育機構

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公開日:2021/04/22

本記事のコメンテーター

安孫子 亜津子( あびこ あつこ ) 氏

旭川赤十字病院 糖尿病・内分泌内科

わが国では2010年からGLP-1受容体作動薬を糖尿病治療薬として使用しており、血糖降下作用以外の、食欲抑制効果、胃内容物排出遅延効果により、体重の減少効果も期待できる薬剤である。2020年からわが国でも使用できるようになった週1回注射製剤のセマグルチド(Sema)(商品名:オゼンピック)は、26位アミノ酸のリジンに脂肪酸を結合させることでアルブミンへの結合が増強されて分解が遅延するため、血中半減期が約1週間のGLP-1…

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