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2型糖尿病・CKD患者への貧血治療薬darbepoetin alfa投与はリスクが上回る

貧血症が、2型糖尿病と慢性腎臓病(CKD)患者の心血管および腎臓イベントの、リスク増加と関連することは知られているが、貧血治療薬darbepoetin alfaの、これら患者の臨床転帰に対する効果は十分検討されていない。米国ブリガム&ウィメンズ病院循環器部門のMarc A. Pfeffer氏らは、被験者約4,000名を対象とした無作為化二重盲検プラセボ対照試験「TREAT」にて、その効果について検討した。NEJM誌2009年11月19日号(オンライン版2009年10月30日号)より。死亡または心血管イベントと、死亡またはESRDの各複合転帰を評価TREAT(Trial to Reduce Cardiovascular Events with Aranesp Therapy)試験には、24ヵ国623施設から、糖尿病、CKD、貧血症を有する患者4,038例が参加した。被験者は、ヘモグロビン濃度約13g/dLを目標として、darbepoetin alfa投与群(2,012例)とプラセボ投与群(2,026例)に無作為に割り付けられた。なお、ヘモグロビン濃度9.0g/dL未満となった場合は緊急的にdarbepoetin alfaを投与することとされた。主要エンドポイントは、死亡または心血管イベント(非致死的心筋梗塞、うっ血性心不全、脳卒中、心筋虚血による入院)、死亡または末期腎不全(ESRD)の各複合転帰とした。複合転帰改善せず、脳卒中リスクを増加死亡または心血管イベントの複合転帰は、darbepoetin alfa群では632例で発生し、プラセボ群は602例だった(ハザード比:1.05、95%信頼区間:0.94~1.17、P = 0.41)。死亡またはESRDの複合転帰は、darbepoetin alfa群では652例発生し、プラセボ群は618例だった(1.06、0.95~1.19、P = 0.29)。また致死的あるいは非致死的脳卒中が、darbepoetin alfa群で101例発生した。プラセボ群では53例で、ハザード比は1.92(95%信頼区間:1.38~2.68、P

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食人習慣で蔓延したクールー病、生き残った患者で獲得されていたプリオン病耐性因子

 南太平洋の島国パプアニューギニアの高地の、極めて限定された地域で見られる致死的流行性のプリオン病としてクールー病(現地語で「震える」の意味)がある。いわゆる狂牛病と同じく病因は伝染性タンパク質で、石器時代から続く同部族内の死者の脳を食べる風習が感染ルートであることが解明されている。事実、クールー病の出現率は食人習慣の中断以来、着実に低下した。なお、食人習慣は儀礼的な意味があり女性と子どもにのみ課せられてきたもので、疾病発症もほとんどが成人女性と男女の子どもで見られていた。本論は、英国ロンドン大学校のSimon Mead氏らの研究グループによる、過去の食人葬参加者を含む3,000例以上を対象とした、プリオン遺伝子および臨床評価と系統学的評価の報告。NEJM誌2009年11月19日号より。クールー病の流行期に選択的に獲得された後天性のプリオン病耐性因子がコドン127Vと分析 この調査で、過去に食人葬に参加したことのある人は709例いた。そのうち152例はその後、クールー病で死亡していた。一方、クールーに曝露されながらも、流行期を生き延びた人々の多くは、プリオン蛋白遺伝子(PRNP)のコドン129と呼ばれる既知の耐性因子のヘテロ接合を有していた。 研究グループは今回、G127Vと呼ばれる新しいPRNP異型について報告している。この異型はPRNPコドン129のホモ接合体で、クールー病が流行していた地域で生活していた人々の間で特異的に見つかり、最も曝露されていた地域で生活し本来ならクールー病に感受性があるはずの女性の半数で確認された。 この対立遺伝子はクールー病の出現率が最も高い地域では一般的だが、クールー病患者や、世界的にもクールーに曝露されていない人口群では見つかっていない。系統的な解析によって、クールー病に対し保護的な対立遺伝子を保有している血統は、地理的に適合する対照家系よりクールー病出現率は有意に低かった。 これらから研究グループは、127V遺伝子多型は、クールー病の流行を誘発した病原性の突然変異の結果というよりも、クールー病の流行期に選択的に獲得された後天性のプリオン病耐性因子であると分析した。PRNPのコドン127と129の異型は、プリオン病の流行に対する集団における遺伝的反応を示すもので、ヒトにおいて新しく見られた力強い選択のエピソードを意味していると述べている。

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『トイレが近いのは寒いから?』 ~女性の過活動膀胱(OAB)に関する実態調査~

2009年11月27日、大手町ファーストスクエアにて開催されたOAB(過活動膀胱)プレスセミナー(主催:アステラス製薬株式会社)で、日本大学医学部泌尿器科学系主任教授の高橋悟氏は「過活動膀胱に悩む女性の実態」について講演を行った。OABとは、『尿意切迫感を有し、通常は頻尿および夜間頻尿を伴い、切迫性尿失禁を伴うこともあれば伴わないこともある』とされ、推定患者数は、男女合わせておよそ810万人とも言われている。今回は、40歳以上の女性3,092名を対象に、排尿トラブルに関する認識、実態を把握するため、インターネットによる調査を実施した。 OABの疑いがあるにも関わらず、冬、トイレが近いのは「身体が冷えるので当然」とする人は78.1%であった。また、排尿トラブルがあったとしても、47.5%の人が「年齢による老化現象である」と回答しており、過活動膀胱に対しての認知度が低いことがわかった。さらに、OABの疑いがあるほど、排尿トラブルを心配するため、長時間の移動や外出が非常に憂鬱であると考える人が多く、QOLが低下することがわかった。OABの治療は行動療法と薬物療法が中心であり、薬物治療の基本は抗コリン薬である。適切な治療を受けることにより、患者さんのQOL向上が期待できる。高橋氏は、講演後の記者の質問に対し、「OABに関する患者さんの認識は低く、老化によるものだから治療はできない、とあきらめている人が多い。40歳以上の女性の場合、10人に1人はOABの疑いがあるといわれています。女性のOAB患者さんは、悩みを打ち明けられず症状を我慢されている人もいらっしゃいます。潜在患者の多い疾患でもあるので、実地医家の先生方にもOAB治療にご協力をいただければ心強く思います」と語った。(ケアネット 吉田 直子)

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米国成人のLDL-C高値有病率は減少傾向、2005~2006年は21%

20歳以上の米国成人で、低比重リポ蛋白コレステロール(LDL-C)高値の人の割合は、1999~2006年の間減少傾向にあり、2005~2006年の割合は21.2%であることが報告された。米国疾病対策センター(CDC)のElena V. Kuklina氏らの研究で明らかになったもので、冠動脈性心疾患の発症リスクにかかわらず同有病率を調べた研究結果は珍しいという。JAMA誌2009年11月18日号で発表されている。全米20歳以上の7,044人を調査研究グループは、NHANES(National Health and Nutrition Examination Survey)のデータのうち、空腹時検査を行った20歳以上で、妊婦とデータが欠落している人を除いた7,044人について、4研究期間(1999~2000年、2001~2002年、2003~2004年、2005~2006年)のLDL-C値を調査した。LDL-C高値の定義は、NCEP ATP III(National Cholesterol Education Program Adult Treatment Panel III)に基づき、高リスク群は100mg/dL以上、中等度リスク群は130mg/dL以上、低リスク群は160mg/dL以上とした。脂質低下薬の服用率も増加傾向その結果、20歳以上成人のLDL-C高値の有病率は、1999~2000年の31.5%から、2005~2006年の21.2%に減少した(直線傾向のp

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葉酸、ビタミンB12の摂取はがん・総死亡率などを増加:ノルウェー虚血性心疾患患者調査

 ノルウェーの虚血性心疾患患者を対象に行った調査で、葉酸とビタミンB12の摂取ががんの発症率・死亡率と、総死亡率の増加につながることが報告された。これまでの研究で、葉酸摂取と大腸がんリスク増加との関連は示されていたが、他のがんとの関連は明らかにされていない。報告はノルウェーHaukeland大学病院心臓病部門のMarta Ebbing氏らの調べによるもので、JAMA誌2009年11月18日号で発表された。なおノルウェーでは、葉酸を強化した食品は販売されていないという。葉酸投与を受けた人の葉酸血中濃度は6倍に 研究グループは、1998~2005年にかけて行われたビタミンB摂取を伴うがん治療の影響を評価した2つの無作為化プラセボ対照二重盲検試験について、分析を行った。被験者は、葉酸(0.8mg/日)とビタミンB12(0.4mg/日)とビタミンB6(40mg/日)を投与された人が1,708人、葉酸(0.8mg/日)とビタミンB12(0.4mg/日)投与が1,703人、ビタミンB6(40mg/日)のみ投与が1,705人、プラセボ群が1,721人だった。結果、試験期間中に葉酸を投与された被験者の血中葉酸値の中央値は、6倍に増大した。葉酸+ビタミンB12を投与した群の肺がん罹患率が増加 中央値39ヵ月の治療期間と、同38ヵ月の観察期間の後、がんの診断を受けたのは、葉酸+ビタミンB12を投与した2つの群の341人(10.0%)だったのに対し、葉酸を投与しなかった2つの群では288人(8.4%)に留まった(ハザード比:1.21、95%信頼区間:1.03~1.41、p=0.02)。 がんで死亡した人は、葉酸+ビタミンB12を投与した2群の136人(4.0%)に対し、葉酸を投与しなかった2群では100人(2.9%)だった(ハザード比:1.38、同:1.07~1.79、p=0.01)。 総死亡率について見てみると、葉酸+ビタミンB12を投与した2群のうち死亡したのは548人(16.1%)だったのに対し、葉酸を投与しなかった2群では473人(13.8%)だった(ハザード比:1.18、同:1.04~1.33、p=0.01)。 こうした結果の主な原因は、葉酸+ビタミンB12を投与した群の肺がん罹患率の増加だった。なお、ビタミンB6群については、がんアウトカムや死亡率に有意な差は見られなかった。

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アルツハイマー型認知症治療剤「アリセプト23mg 徐放製剤」米国で承認申請

エーザイ株式会社は25日、米国子会社であるエーザイ・インクが提出したアルツハイマー型認知症治療剤「アリセプト23mg 徐放製剤」(一般名:ドネペジル塩酸塩)の新薬承認申請が米国食品医薬品局(FDA)に受理されたと発表した。高用量製剤であるアリセプト23mg 徐放製剤は、中等度および高度アルツハイマー型認知症(AD)の患者の治療に対する選択肢を広げるために、開発が進められた。今回の申請は、現製剤を対象として欧米を中心に実施された第3相試験(二重盲検比較試験)をベースに行われた。アリセプトは同社が独自に合成したアセチルコリンエステラーゼ阻害剤。神経伝達物質のアセチルコリンを分解する酵素であるアセチルコリンエステラーゼを阻害することにより、脳内アセチルコリン量を増加させ、ADにおける認知症症状の進行を抑制する。アリセプトは、軽度および中等度のAD治療剤として、現在世界90ヵ国以上で承認されており、米国、日本、カナダ、中南米やアジアの一部の国などでは、高度ADにも承認されている。詳細はプレスリリースへhttp://www.eisai.co.jp/news/news200949.html

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「ABILIFY」小児の自閉性障害による易刺激性の治療の効能をFDAより追加承認取得

大塚製薬株式会社は19日(米国東部時間)、「ABILIFY」(一般名:アリピプラゾール、aripiprazole)の「小児(6~17歳)の自閉性障害による易刺激性(攻撃性、自傷行為、かんしゃく、気分の易変性を含む)の治療」の追加適応に対する承認をFDAから取得したと、25日に報告した。自閉性障害は、言語・非言語コミュニケーション能力の低下、社会性の低下、また、行動が限られたり、関心や行動が反復化を示したりすることなどで特徴づけられ、10,000人に10-20人の割合で生じるとされる神経発達障害により生じる疾患。自閉性障害には、その関連症状として、易刺激性が知られていて、他者への攻撃性、意図的な自傷行為、かんしゃく、気分の易変性などが症状として現れる。「ABILIFY」の本効能の承認は、8週間のプラセボを対照とした二つの多施設無作為二重盲検比較試験の結果に基づいたもの。両試験で、 ABILIFY投与群では、プラセボ投与群に比較し、易刺激性の評価指標である、異常行動チェックリスト(Aberrant Behavior Checklist)の易刺激性下位尺度スコア(ABC-I)が有意に改善されたという。詳細はプレスリリースへhttp://www.otsuka.co.jp/company/release/2009/1125_01.html

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タケプロン カプセル15/OD錠15、NSAIDs投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の発症抑制の効能追加申請

武田薬品工業株式会社は25日、消化性潰瘍治療剤「タケプロンカプセル15」「タケプロンOD錠15」(一般名:ランソプラゾール)について、厚生労働省に「非ステロイド性抗炎症薬投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の発症抑制」の効能追加申請を行ったと発表した。タケプロンは、日本では1992年より発売されており、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、逆流性食道炎などの効能・効果を有するプロトンポンプ阻害剤。非ステロイド性抗炎症薬(Non-Steroidal Anti-Inflammatory Drugs:NSAIDs)は、主に疼痛、発熱、炎症の治療に用いられる。NSAIDsにより、胃潰瘍あるいは十二指腸潰瘍が引き起こされることがあるが、特に関節リウマチや変形性関節症などの治療においては著しくQOLが低下するため、NSAIDsの投与を中止することが困難な場合があるという。そのため、潰瘍の発症を抑制しながら、NSAIDsの投与を継続することが重要と考えられている。同社は、本効能の承認取得により、NSAIDsを継続的に服用する必要性のある患者にも、潰瘍発症による投与中止リスクを最小化できるのではと期待しているという。詳細はプレスリリースへhttp://www.takeda.co.jp/press/article_35796.html

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速効型インスリン分泌促進薬「グルファスト」中国において承認取得

キッセイ薬品工業株式会社は25日、同社が創製し、2008年1月に中国における承認申請を行った速効型インスリン分泌促進薬「グルファスト」(一般名:ミチグリニドカルシウム水和物)について、承認を取得したと発表した。「グルファスト」の中国での販売については、2007年9月に同社とエーザイ株式会社がライセンス契約を締結していて、今後は、エーザイが中国における販売を担当するとのこと。「グルファスト」は、日本では2004年5月から同社と武田薬品工業株式会社が共同販売している速効型インスリン分泌促進薬。同剤は、服用後速やかに 効果を発現することから、インスリン分泌を自然なパターンに近づけて食後高血糖を改善するとともに、作用持続時間が短いため空腹時の低血糖を起こしにくい特長があるという。詳細はプレスリリースへhttp://www.kissei.co.jp/news/press2009/seg091125.html

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病院のスタッフ証や研修の修了証として、オリジナルピンバッジはいかが?

株式会社デザインアンドデベロップメントのブランドで、オーダーメイド専門のピンズ(ピンバッジ)メーカー「PINS FACTORY(ピンズファクトリー)」では、個人医院から大学病院まで、スタッフ間あるいは患者とのコミュニケーションツールとして、業務中に身に付けられるピンズを製作する機会が増えているという。研修の修了証として渡されたオリジナルピンズは、業務中でも制服や名札に取り付けられる。医療の現場でも、同じ目標に向かって働くスタッフ同士の一体感の醸成に役立っているようだ。医療業界の実例としては、順天堂大学医学部 救急・災害医学研究室では救急指導修了証として、杏林大学医学部では感染制御に関わる業務に従事するスタッフ証として採用されている。それぞれのスタッフの服装が異なるため、統一感を表すシンボルとして役立っているという。ピンズファクトリーは1990年設立の、オーダーメイド専門のピンズメーカー。世界イベントや国内有名企業のピンズや社章の製作を手がけている。詳細はプレスリリースへhttp://www.news2u.net/releases/60352

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新型インフルへの警戒感が高まる中、空気清浄機が売れている

11月上旬(第3週まで、2~22日)の空気清浄機の販売は、数量前年比が約2.6倍、金額前年比が約3倍となった。ジーエフケーマーケティングサービスジャパン株式会社が26日、家電量販店における空気清浄機の販売動向を発表した。寒さが本格化し、新型インフルエンザへの警戒感が高まっている中、ウイルス抑制の効果を訴求する空気清浄機などの販売が拡大している。今年の第3四半期における空気清浄機の数量前年比は約2倍の104%増、金額前年比は約3倍の193%増となった。11月上旬も同様のペースで販売が進んでおり、第3週まででは数量で107%増、金額で158%増となった。2008年第4四半期以降は吸気・捕じんをせずに、除菌・消臭・ウイルス抑制などに効果のあるイオン発生専用機が新たに製品化され、市場が拡大した。発売から1年となった今年第3四半期には、空清関連家電の数量構成比26%、金額構成比24%に達した。空気清浄機は例年、花粉対策シーズンである第1四半期に販売の隆起がみられ、今年も第1四半期の販売が多かったが、各社のフィルタ性能の高まりにより花粉以外の微細な浮遊物(タバコの煙、ウイルス)も捕じんできるようになった。同社によると、空気清浄機は今後徐々に販売月の集中度合いが低くなり、通年商品化していくものと思われるとのこと。詳細はプレスリリースへ(PDF)http://www.gfkjpn.co.jp/update_file/pdf/190.pdf

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がん患者さんに知ってもらうための“学会へ行こう”スカラーシッププログラム

NPO法人キャンサーネットジャパンと日本イーライリリー株式会社は25日、共同で、”学会へ行こう“スカラーシッププログラムを設立し、がん患者・支援者のもっと知りたい、学びたいという思いを応援することになったと発表した。助成内容は、2010年に日本で開催されるがん関連学会で、希望する学会への参加助成として、学会登録費全額、ならびに交通費・宿泊費の一部助成。また、各学会開催前および会期中を通じ、学会参加の具体的支援を行うとのこと。医療関係者は対象外となる。詳細はプレスリリースへhttp://www.lilly.co.jp/pressrelease/news_2009_30.aspx

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貧困とアテローム硬化症増加の関係

虚血性心疾患は社会経済的に恵まれた地域よりも貧困な地域に多い。この健康格差は、現に認知されている心血管の「古典的」リスクファクターでは十分に説明できず、「新興」リスクファクターが同定されつつある。英国・グラスゴー王立病院血管生化学部のKevin A Deans氏らは、貧困と頸動脈エコーによるアテローム硬化症指標(内膜中膜厚とプラークスコア)との関連、そして健康格差が古典的な心血管リスクファクターで説明できるのか、あるいは新興リスクファクターで説明されるのか、住民ベースの横断調査を行った。BMJ誌2009年11月14日号(オンライン版2009年10月27日号)より。IMTとプラークスコアは最貧地域が有意に大きい本研究はNHSのGreater Glasgow Health Board地域を対象とし、Scottish Index of Multiple Deprivation 2004でランクづけされた地域から666例が参加した。最も貧困な地域と最も恵まれた地域からほぼ同数ずつ、加えて男女間、年齢層(35~44歳、45~54歳、55~64歳)ごとに調査した。主要評価項目は、頸動脈エコーで検出された内膜中膜厚(IMT)とプラークスコアとした。結果、平均年齢と性別で調整されたIMTは、最貧地域の方が最恵地域と比べて有意に大きかった[0.70mm(SD 0.16mm)対0.68mm(SD 0.12mm)、P=0.015]。しかし、サブグループ解析では、両者の差は、男性の最高年齢三分位値(56.3~66.5歳)で認められたにすぎなかった。最恵地域と最貧地域間の未調整平均プラークスコアの差は、IMTの差より著明だった[最恵地域1.0(SD 1.5)対最貧地域1.7(SD 2.0)、P

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イギリスで2000年に実行された救命救急医療改革の成果は?

2000年、イギリス保健省は救命救急医療改革の提唱を支持し、ベッド数を35%増やすための資金を投入した。その結果、治療プロセスや患者転帰(死亡リスク)が大幅に改善したといわれている。ロンドン大学公衆衛生・熱帯医学校のAndrew Hutchings氏らの研究グループは、2000年後半にイギリス全土を対象に始まった救命救急医療改革を評価するため、時系列で費用対効果の分析を行った。BMJ誌2009年11月14日号(オンライン版2009年11月11日号)より。改革前後のインプット、プロセス、アウトカムをコスト換算し財政効果を算出研究では、医療制度改革前後(1998~2000年と2000~2006年最終四半期)の、インプット、プロセス、アウトカムの評価が行われた。対象施設は英国内96の救命救急診療ユニットで、分析対象は同ユニットへの入院患者34万9,817例。各ユニットは、2000年時の改革の鍵となった「ケアバンドル」(臨床ガイドライン群)の導入状況と受け入れ体制増量の状況によって分類され評価された。主要評価項目は、インプット(ベッド数、コスト)、プロセス(他ユニットへの転送、退院時の状況、入院期間、再入院率)、アウトカム(ユニット内死亡率、院内死亡率)で、いずれもケースミックス補正が行われた。またケースミックス補正後の年間コストとQALYs(生活の質を調整した生存年)との差で正味財政効果が算出された[このとき個々人の生涯QALYは20,000ポンド(33,170ドル、22,100ユーロ)と見積もられ正味財政効果から差し引かれた]。最終的に、2000年の改革以前と以後との差の正味財政効果が報告された。救命救急医療改革はひとまず成功と評価2000年の改革以後6年間は改革前3年間と比べて、ユニット内死亡率リスクは11.3%減少し、院内死亡率リスクも13.4%低下していた。このことによってユニット間の転送、予定外の夜間退院もかなり低下していた。平均の年次正味財政効果の増大は、2000年以降は402ポンド(667ドル、445ユーロ)から1,096ポンド(1,810ドル、1,210ユーロ)と有意で、費用対効果が優れていることが見て取れた。ただし、これらの改善にどのようなことが寄与しているかは確認できなかった。研究グループは、英国NHSの救命救急医療は2000年以降、実質的にかなりの改善がもたらされたとしたうえで、どの因子が主要な要因であったかは不明だが、様々な要素をあわせて介入したことが、NHS資源の高度な費用対効果をもたらす活用に結びついたと結論づけている。

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ACTEMRAが全身型若年性特発性関節炎発症の小児において疾患の症状を改善する

スイス・ロシュ社は20日、ACTEMRA(tocilizumab、EU販売名:RoACTEMRA)が全身型若年性特発性関節炎(sJIA)を対象とした試験において、sJIA治療の重要な有効性指標である疾患の症状を有意に改善し、主要評価項目を達成したことを発表した。同日、中外製薬株式会社が報告した。TENDER試験の結果は、ACTEMRAの投与を受けた患者の大部分で、プラセボ投与を受けた患者に比べて12週間の治療後の疾患の症状(JIA ACR30と発熱なし)が明らかに改善したことを示したという。TENDER試験におけるACTEMRAの忍容性は概ね良好で、12週間の治療後の全体的な安全性プロファイルは、他の試験で以前に報告された結果と一致していたとのこと。TENDER試験は、ACTEMRAにおける初の多国籍第III相臨床試験で、これまでに得られた2つの日本の臨床試験成績を裏付けている。試験の結果は、近く開催される国際学会で報告される予定。また、全データと安全性のフォローアップデータは将来、グローバルにおけるsJIAの適応追加の申請に用いる予定とのこと。詳細はプレスリリースへhttp://www.chugai-pharm.co.jp/generalPortal/pages/detailTypeHeader.jsp;jsessionid=VIWFWCQDAG4TECSSUIHCFEQ?documentId=doc_16442&lang=ja

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中高年の口臭に特有な成分とは?

 ライオン株式会社は、東京医科歯科大学大学院健康推進歯学分野 川口陽子教授と共同で、口臭成分と口腔内状況との関連について研究を行っている。20日、中高年の口臭を調べた結果、特徴的で不快なニオイの原因は、“足の不快なニオイ”で知られている「イソ吉草酸」などの揮発性低級脂肪酸であることを明らかにしたと発表した。さらに、「イソ吉草酸」の量は加齢により増加し、口臭の官能評価値とも有意に関連性があることを臨床試験において確認したと報告した。 研究では、・加齢とともに増加する口腔内細菌は、口臭成分を産生するか・中高年の口臭に特有な原因物質及び原因菌は何か 以上を明らかにするために検討を行った。 臨床試験の結果より、今回初めて、中高年に特徴的な口臭成分は、加齢により口腔内で増加する「プレボテラ属の細菌」や歯周病原因菌「ポルフィロモナス・ジンジバリス菌」によって産出される「イソ吉草酸」であることを明らかにした。 一般的に中高年になると、酸素を嫌う嫌気性細菌である「プレボテラ属の細菌」が口腔内に生息しやすくなり、揮発性低級脂肪酸が発生しやすくなると考えられるという。その揮発性低級脂肪酸と揮発性硫黄化合物が口腔内で混ざることによって、中高年特有の不快な口臭となるものと考察されるとのこと。

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職場での不快な咳、8割以上が“早く病院に行って治療して欲しい”と思っている

 ファイザー株式会社が19日に発表した調査結果によると、職場での不快な咳、8割以上が“早く病院に行って治療して欲しい”と思っており、44.5%が3日以内に受診、一方で4人に1人は1週間以上様子見している実態が明らかになったという。この調査は、同社が2009年10月10日に、15歳以下の子供を持つ20代~40代の会社員男女600人(男女 20代、30代、40代/各100人)を対象に、職場での咳への意識と感染対策の状況に関するインターネット調査を実施したもの。職場で咳をしている人を半数以上が気になっている 今回の職場での咳への意識に関する調査によって、主に次のことが明らかになったという。 職場に同僚が咳き込みながらマスクをつけて出社してきた際に、どんな印象を持つかという質問には、「早く病院に行って治療して欲しい」の項目に対して「非常にそう思う」33.3%(200人)、「そう思う」50.7%(304人)と、全体の8割以上が職場で咳き込む同僚に対して、病院での早期治療を望んでいることが明らかになった。また、「マスクをしているので咳をしていても気にならない」の項目に対しては、「あまりそう思わない」47.3%(284人)、「全くそう思わない」6.5%(39人)と、半数以上がマスクの有無に関わらず、職場で咳をしている人が気になっていることもわかった。 「もし咳が続く状態で会社に出社するとしたら、マスクを着用しますか?」との質問には、20.7%(124人)が「あまり着用しない」、5.0%(30人)が「着用しない」と、全体の4人に1人が、咳が続く状態にもかかわらず職場でマスクを着用しないと答えた。着用しない理由としては、「装着感が不快だから」を挙げている人が44.2%(68人)と最も多く、「マスクを着用するのが面倒だから」の15.6%(24人)、「会話や飲食がしづらいから」の13.0%(20人)を大きく上回った。 咳が気になるのに医療機関を受診しない理由のトップは「放っておけば自然とおさまると思ったから」が38.9%(28人)で最も多く、次いで「忙しくて病院を受診する時間がなかったから」22.2%(16人)、「咳ぐらいで病院を受診するのはおおげさだと思ったから」20.8%(15人)と続いた。詳細はこちらhttp://www.pfizer.co.jp/pfizer/company/press/2009/2009_11_19.html

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認識されずに治療されなかった疾患 ~社交不安障害の新たな治療選択肢~

11月18日、丸ビルコンファレンススクエア(東京都千代田区)において「社交不安障害※(Social Anxiety Disorder:SAD)」についてのメディアセミナー(グラクソ・スミスクライン株式会社主催)(演者:山田和夫医師 東洋英和女学院大学 人間科学部 教授/和楽会横浜クリニック院長)が開催された。その内容をレポートする。「結婚式のスピーチで汗びっしょりになってしまう」「高級レストランで手が震えてナイフを落としてしまう」一般的に「あがり症」と言われるこの症状も、場合によっては日常生活に多大な支障をきたすことがある。SADとは?その症状SADは、人前で話をするなど注目が集まる状況に強い不安や恐怖を感じ、日常生活に大きな支障を生じさせる疾患である。「不安に耐え切れず会社を辞めてしまう」「外出を避け引きこもるようになる」など重症化すると、その人の人生に大きな影響を与えかねない。手足の震え、動悸、吐き気、赤面といった自律神経症状が主症状のため、「性格的なもの」「自意識過剰」と周囲から判断されることも多い。SADの診断とそこに潜む問題点この病の診断はうつ病や認知症同様難しい。SADの診断基準として海外ではLSAS(Liebowitz Social Anxiety Scale)が広く使用されているが、国内で患者を診る場合、日本語版であるLSAS-Jを用いることが推奨されている。この総得点が高い場合にSADの可能性を疑う。患者の多くは10~20代で発症するので、診断時には「症状がいつから始まったか」についても確認することが大切だ。スコアが高く、さらに14歳頃など思春期からその症状が始まっている場合はSADの可能性がある。このようにSAD患者の多くは、思春期からその症状に悩まされている。しかし来院するのは、ほとんどの場合社会人になってからだ。そのため、かなり症状が進行していることが多い。さらに病院へ行ってからもSADと診断されるまでに時間がかかる。何軒も病院をまわった後にようやく診断されるケースがほとんどだという。「SADの診断は難しいが、疾患の可能性が思い浮かべば、患者の診断時期が早まり進行が抑えられる可能性が高くなる。だからまずはSADという疾患を認識することから始めてほしい」演者の山田医師はそう呼びかけた。広がるSAD治療の選択肢前述のようにSADは診断が難しい病気だが、薬物療法が奏功しやすい疾患でもある。SADの発症機序自体は未だ明確ではないが、セロトニンの放出バランスが崩れることが原因のひとつと考えられている。そのため治療はSSRI(Selective Serotonin Reuptake Inhibitors)が奏功する可能性が高い。SSRIを投与することで、一旦放出されたセロトニンがもとの神経細胞に再取り込みされることを防ぎ、神経細胞間の遊離セロトニン量のバランスを保つことができるからだ。2009年10月、SSRIであるパロキセチン(商品名:パキシル)が新たにSADの適応を取得した。国内で販売しているSSRIの中では2005年のフルボキサミン(商品名:デプロメール、ルボックス)に続き2剤目の適応だ。同剤のSADに対する有効性は国内外の臨床試験で確認されている。SSRIを中心とした薬物治療により症状が改善すれば「人生が変わった」「生きがいを持てた」と感じる患者も増えるだろう。今回パロキセチンが適応を取得したことでSAD治療の選択肢はまたひとつ広がったといえる。※2008年に日本精神神経学会において「社会不安障害」は「社交不安障害」に名称が改められた。パロキセチンは名称変更前の2007年に適応追加申請を行い「社会不安障害」として承認されている。(ケアネット 佐藤寿美)

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ブリストルがリウマチ情報サイト『リウマチ Tea room』を開設

ブリストル・マイヤーズ株式会社は24日、関節リウマチ患者とその家族を支援するウェブサイト「みんなで支えるリウマチのページ『リウマチ Tea room』」(http://www.bms.co.jp/ra/)を開設した。関節リウマチにおいて、専門医による早期診断と適切な治療の必要性が高まる一方で、疾患に関する情報は一般の人々にとって、専門的で理解し難い場合も多いと推測される。同社は、関節リウマチに関する基本的な情報を、ウェブサイトを通じてより多くの人々に疾患について知ってもらいたいという。リウマチ Tea roomの主なコンテンツは、患者や家族が知っておくべき情報をわかり易く説明している「関節リウマチとは」、患者と身近で支える人々のインタビューを定期的に掲載していく「患者さんと支える人の声」、患者を主人公に日常生活を描いたWEBマンガ「おでかけ日和」など。詳細はプレスリリースへhttp://www.bms.co.jp/press/20091124.html

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医学向け翻訳ソフト「MED-Transer」の辞書コンテンツを拡大した新バージョン発売

株式会社クロスランゲージは19日、医学向け英日・日英翻訳ソフト「MED-Transerシリーズ」の新バージョン「MED-Transer 2010 for Windows」の販売を、2009年12月11日(金)より開始すると発表した。MED-Transerは、2001年に発売された医学専用の英日・日英翻訳ソフト。今回発売される新バージョン「MED-Transer 2010 for Windows」の上位版「MEDTranser2010 プロフェッショナル」には、待望の「南山堂 医学英和大辞典」と「研究社 医学英和辞典」の各最新医学コンテンツを翻訳用に辞書化した専門語辞書を搭載。これまでのステッドマン医学大辞典の訳語による訳出に加え、南山堂、研究社の各名門医学辞典の訳語による訳出が可能となる。また、翻訳用途以外でも利用できるパソコン用電子辞書ソフトも備え、「ステッドマン医学大辞典 改訂第6版」「ステッドマン医学略語辞典」「南山堂 医学英和大辞典 第12版」「研究社 医学英和辞典第2版」「研究社 リーダーズ英和辞典 第2版」の医学関連をフルサポートする5つのコンテンツも同梱されている。さらに、PubMed(NCBI/米国国立生物工学情報センター)やCiNi(i 日本国立情報学研究所)などのインターネット上の医学文献情報リソースにアクセスし、迅速に知識の取得、翻訳反映が行える「WEB検索」機能、翻訳の生産効率を追及した翻訳エディタ、Word、Excel、PowerPointなどオフィスドキュメントの翻訳、医学資料に頻出するPDFファイルの翻訳など、医学文書の翻訳を支援する機能も搭載される。詳細はプレスリリースへ(PDF)http://www.crosslanguage.co.jp/news/pdf/20091119.pdf

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