2009年乳がん検診無料対象者数は全国で約447万人 都道府県別マンモの充足率は2倍の格差 提供元:ケアネット ツイート 公開日:2009/08/03 矢野経済研究所は27日、がん予防医療に関する調査を実施し、2009年の都道府県別乳がん無料検診対象者数と当該検診で使用されるマンモグラフィー(乳房X線検査)の都道府県別の充足率を公表した。女性特有のがん検診に対する支援(2009年度補正予算)による検診無料対象者となる年齢は、乳がんで40歳、45歳、50歳、55歳、60歳、子宮がんで20歳、25歳、30歳、35歳、40歳である。2009年のがん検診全体の対象者数は全国で約850万人、そのうち、乳がん無料対象者は約447万人に上ると推計される。乳がん検診無料対象者を都道府県別にみると、最も多いのは東京都の約43.7万人、次いで大阪府約31.1万人、神奈川県約30.9万人、埼玉県約25.0万人、愛知県約24.9万人の順である。最も少ないのは鳥取県の約2万人、次いで、島根県約2.4万人、高知県約2.7万人、福井県と徳島県の約2.8万人の順となっていた。また、2009年の乳がん検診で使用されるマンモグラフィーの充足度合い注を都道府県別に比較すると、最上位の徳島県では7.9ポイントに対して、最下位の埼玉県では14.6ポイントと2倍に近い格差が生じている。なお、乳がん検診無料対象者数の最も多い東京都は10.0ポイントと全国8位に位置し、全国平均は11.4ポイントであった。詳細はこちらhttp://www.yano.co.jp/press/press.php/000501 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] ベルイシグアト、急性増悪のないHFrEFのイベント抑制効果は?/Lancet(2025/09/11) 降圧薬で腸管血管性浮腫の報告、重大な副作用を改訂/厚労省(2025/09/11) EGFR陽性NSCLCの1次治療、オシメルチニブ+化学療法がOS改善(FLAURA2)/WCLC2025(2025/09/11) 高齢やフレイルのCLL患者、アカラブルチニブ単剤で高い奏効率(CLL-Frail)/Blood(2025/09/11) 砂糖の取り過ぎは認知症リスクと関連するか(2025/09/11) 他者を手助けする活動で認知機能の低下速度が緩やかに(2025/09/11) AIチャットボットによるてんかん教育介入の効果、「えぴろぼ」の実用性と今後の課題(2025/09/11)