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すい臓がん患者と家族のための啓発イベントを開催

すい臓がん患者・家族のサポートグループNPO法人パンキャンジャパンと、がん患者主体のがん医療の普及啓発を目指すNPO法人キャンサーネットジャパンは2009年3月より、日本を縦断する、すい臓がん患者・家族のための「すい臓がん啓発キャンペーンキャラバン」を開始する。このキャンペーンには、日本イーライリリー株式会社が支援・協力する。3月14日に広島、その後は東京、神戸で順次開催される予定。講演者は、それぞれの地域ですい臓がん治療に関るオピニオン・リーダーに依頼し、イベント運営は、NPO法人パンキャンジャパン、NPO法人キャンサーネットジャパンに加え、地元がん患者会で運営にあたるという。主要ながんのなかで最も5年生存率の向上が望まれているのが、すい臓がんであり、高リスクグループの同定とモニタリング、早期発見、早期治療、全身化学療法の開発・進歩、さらに疫学的予防法の周知徹底がすい臓がんにおいては重要な意味をもつ。詳細はこちらhttp://www.lilly.co.jp/CACHE/news_2009_02.cfm

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メタボ対策に! Wiiが特定保健指導システムを支援

 任天堂株式会社は27日、据置型ゲーム機「Wii」と、専用ソフトである「Wii Fit」を特定保健指導システムの分野で利用する「Wii Fit からだチェックチャンネル」を開発したと発表した。 このWii専用アプリケーションは、日本電気株式会社、パナソニックメディカルソリューションズ株式会社、株式会社日立製作所各社より、健康保険組合もしくは特定保健指導サービス機関向けに、2009年4月から提供開始される予定。 Wii Fit からだチェックチャンネルは、Wii本体を用いて簡単に保健指導を受けられるインターフェースと、Wii Fitが計測する体重推移や運動データをインターネットを介して保健指導者へ提供する、Wii専用アプリケーション。 Wii Fitは任天堂が開発・販売するWii専用ソフトであり、付属の「バランスWiiボード」(内蔵された4つのひずみゲージがプレイヤーの体重や重心位置を測定)上で様々な運動を楽しみながら行い、体重やBMIの推移を記録することで家族の健康管理に活用できる。2007年12月1日の発売以降、日本国内で300万本以上が売れている。 詳細はプレスリリースへhttp://www.nintendo.co.jp/corporate/release/2009/090127.html

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胃腸障害に対する効果的な薬剤投与順とは?:DIAMOND試験

プライマリ・ケアにおける胃腸障害の管理では、制酸薬→H2受容体拮抗薬(H2RA)→プロトンポンプ阻害薬(PPI)の順に投与する治療戦略がその逆順で投与する戦略よりも費用効果に優れることが、オランダで実施されたDIAMOND試験によって明らかとなった。プライマリ・ケアでは、胃腸障害治療は医師の作業負担が大きく、医療コストもかさむことがわかっている。コンセンサスやガイドラインはあるものの、最も費用効果に優れる初期管理の戦略は依然として経験に基づくものだという。Radboud大学ナイメーヘン医療センターのCorine J van Marrewijk氏が、Lancet誌2009年1月17日号で報告した。制酸薬→H2RA→PPIと、PPI→H2RA→制酸薬を比較研究グループは、プライマリ・ケアにおける新規発症胃腸障害の初期管理の治療戦略として、ステップアップ戦略(制酸薬→H2RA→PPIの順で投与)とステップダウン戦略(PPI→H2RA→制酸薬の順で投与)の比較を行う二重盲検無作為化対照比較試験を実施した。対象は、新規発症の胃腸障害でかかりつけ医を受診した18歳以上の症例とした。2003年10月~2006年1月までに664例が登録され、ステップアップ群に341例が、ステップダウン群には323例が無作為に割り付けられた。各ステップの治療期間は4週とし、症状が持続するか4週以内に再発した場合に次のステップへ進むこととした。主要評価項目は6ヵ月後における症状軽減および費用効果であった。費用効果はステップアップ群で優れるが、最初にPPIを投与したほうが効果発現は早い評価可能なエンドポイントに到達した症例は、ステップアップ群が332例、ステップダウン群が313例であった。脱落のおもな理由はフォローアップの非完遂であった。6ヵ月後の治療成功例はステップアップ群が238例(72%)、ステップダウン群は219例(70%)であり、有意な差は認めなかった(オッズ比:0.92、95%信頼区間:0.7~1.3)。医療コストの平均値は、ステップダウン群の245ユーロに対しステップアップ群は228ユーロと費用効果が有意に優れた(p=0.0008)。この差はおもに薬剤費によるものであった。少なくとも1つ以上の有害事象が報告された症例は、ステップアップ群が94例(28%)、ステップダウン群は93例(29%)と同等であった。全例に主症状以外の胃腸症状、下痢、便秘、味覚障害などの軽度の有害事象が見られた。著者は、「プライマリ・ケアにおける新規発症胃腸障害の初期治療では、ステップアップ戦略とステップダウン戦略の治療成功率は同等であったが、前者のほうが費用効果が優れた」と結論する一方で、「プライマリ・ケアでは重要な情報」として、「PPIを最初に投与する経験的な戦略のほうが効果が早く現れ、とくに胃食道逆流症状の見られる症例でその傾向が顕著であった。ジェネリック医薬品の制酸薬を用いた場合は、費用効果の差は小さくなった」と指摘している。(菅野守:医学ライター)

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医薬品価格が高すぎて治療を受けられない現実明らかに、低~中所得国

低~中所得国では、先発および後発(ジェネリック)医薬品の価格が国際基準価格に比べかなり高価なことが、A Cameron氏ら世界保健機構(WHO)と国際保健医療活動団体(HAI)の共同研究で明らかとなった。健康関連の支出のうち医薬品が占める割合は、経済協力開発機構(OECD)加盟国の18%に対し開発途上国では20~60%にも達するという。途上国人口の90%が医薬品を自己負担で購入しており、その結果として医薬品は適正価格よりも高価となり、国家予算の大きな負担となっている。Lancet誌2009年1月17日号(オンライン版2008年12月1日号)掲載の報告。サーベイのデータを医薬品調達の国際基準価格と比較WHOとHAIは、低~中所得国における医薬品の価格、その利用状況、適正価格化に関する標準化された評価法を開発した。研究グループは、このWHO/HAI法を用いて45の国と地域で実施した医薬品使用状況のサーベイに関する第2回目の解析結果について報告した。36ヵ国で実施された45のWHO/HAIサーベイのデータを、各地域経済のインフレーション、デフレーションの状況または購買力平価(purchasing power parity)で補正し、15の医薬品について解析した。比較対象には、公開されている後発医薬品の国際的な調達における国際基準価格を用いた。最安値の後発医薬品でも国際基準価格の9~25倍WHOの調査地域では、後発医薬品の公費負担の割合は29.4~54.4%であった。15の後発医薬品の政府調達価格(中央値)は、国際基準価格の1.11倍であったが、購入効率には0.09~5.37倍の幅が見られた。調達価格が低くても患者の購入価格が低いとは限らなかった。WHO調査地域の患者負担分では、最安値の後発医薬品に国際基準価格の9~25倍が支払われており、先発医薬品に至っては20倍以上が支出されていた。大多数の国では、急性疾患および慢性疾患の治療費用はほとんどが高価で手の届かないものであった。患者負担分では、卸値の価格上乗せ幅が2~380%であったのに対し、小売値の上乗せ幅は10~552%であった。医薬品に課税する国では税率に4~15%の幅が見られた。著者は、「先発医薬品、後発医薬品の公費負担価格、患者負担価格はともに、調達や流通が効率的に行われ、上乗せ分が適正な場合に見込まれる価格に比べ実質的に高価であった」と結論し、「医薬品の利用状況を向上させ、価格を抑制して購入しやすい適正価格を実現するには、後発医薬品の育成や新たな資金調達の仕組み作りを推進するなどの政策の選択肢が必要」としている。(菅野守:医学ライター)

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からだカルテとgooからだログが連携開始

株式会社タニタが提供する「からだカルテ」と、NTTレゾナント株式会社が提供する「gooからだログ」(http://karada.goo.ne.jp/)が、21日よりサービス連携を開始した。両者のサービス連携によって、タニタの通信機能を備えた体組成計などの健康計測機器で計測した身体データを、入力の手間をかけることなくgooからだログ上で記録、グラフ化でき、ダイエットや健康管理などに役立つコンテンツを相互に利用することが可能になった。健康計測機器で計測したデータとの連動は、国内大手ポータルサイトでは初の試みになる。詳細はプレスリリースへ(PDF)http://www.tanita.co.jp/company/press/MYH090121.pdf

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ジスロマックSRの製造販売承認を取得

ファイザー株式会社は21日、15員環マクロライド系抗生物質製剤であるジスロマック(一般名:アジスロマイシン)の新効能・新剤形・新用量として、経口懸濁液用の徐放性製剤「ジスロマックSR成人用ドライシロップ2g」の製造販売承認を取得したことを発表した。ジスロマックSRは、水で溶かして服用する1回飲みきり型の経口抗菌薬。咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、副鼻腔炎などの急性呼吸器感染症、淋菌・クラミジアによる性感染症をはじめ、皮膚感染症や歯性感染症など成人の急性感染症に広く適応を有する。同剤は、ジスロマックの現行製剤500mg(1日1回3日間投与)と比較して、投与後24時間のAUC(Area under the curve:薬物濃度-時間曲線下面積)は約3倍、最高血中濃度は約2倍と、投与初期により高い薬剤濃度が得られることにより、早い効果発現が期待できるという。詳細はプレスリリースへhttp://www.pfizer.co.jp/pfizer/company/press/2009/2009_01_21_02.html

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花粉症のせいでいつもよりなくなるものは「集中力」

グラクソ・スミスクライン株式会社は28日、鼻炎薬「コンタック600プラス」のウェブサイト「コンタック総合研究所(http://contac.jp/soken/)」に「花粉症から取り戻したいものに関する意識調査」を発表した。この調査は、2008年12月に全国の20~39歳の、春に花粉症になった経験のある男女411人を対象にインターネットで実施されたもの。花粉症でいつもよりもなくなる○○力にあてはまる言葉は「集中力」と答えた人が254人(61.8%)で、2位の「気力」(3.4%)を大きく離して断トツの1位だった。また、花粉症によって国民レベルで受ける影響は「仕事の効率が落ちることによる生産性の低下」が72.5%で最も多く、、「ティッシュの使用による環境資源の消費」(50.9%)、「外出が億劫になることでのレジャー産業の不振」(47.2%)と続いた。詳細はプレスリリースへhttp://glaxosmithkline.co.jp/press/press/2009_01/P1000522.html

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眉間のしわの改善に「ボトックスビスタ」の承認取得

グラクソ・スミスクライン株式会社は21日、同社のA型ボツリヌス毒素製剤「ボトックスビスタ 注用50単位」(一般名:A型ボツリヌス毒素)について、「65歳未満の成人における眉間の表情じわ」を効能・効果として、製造販売承認を厚生労働省より取得したと発表した。ボトックスビスタは、ボツリヌス菌が作りだしたA型ボツリヌス毒素(天然のタンパク質)を有効成分とする筋弛緩剤。表情筋に直接注射することで表情筋の収縮を弱め、表情でつくられるしわを改善することができるという。本剤は、眉間の表情じわの治療薬として、本邦においては初めて承認を取得し、国内で使用できる唯一のA型ボツリヌス毒素製剤となった。現在、同効能・効果で米国、イギリス、ドイツ、フランスをはじめ世界50ヵ国以上で承認されている。本剤はGSKが「眼瞼(がんけん)けいれん」「片側顔面(へんそくがんめん)けいれん」「痙性斜頸(けいせいしゃけい)」の治療薬として販売している「ボトックス」と同一の有効成分を含む製剤で、今回承認を取得した「65歳未満の成人における眉間の表情じわ」の用途においては、「ボトックスビスタ」という製品名で発売される予定。詳細はプレスリリースへhttp://glaxosmithkline.co.jp/press/press/2009_01/P1000521.html

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ファイザーがワイスを買収へ

米ファイザーと米ワイスは、ファイザーがワイスの株式1株につき50.19ドルを現金と株式で取得(総額約680億ドル)するという条件で、正式買収契約に合意したと発表した。両社の取締役会は、この統合を承認した。統合する会社は、世界の医療業界において、最も多角的な企業のひとつとなる。広範で多様な世界での製品ポートフォリオを備え、低分子化合物への依存を減らすことにより、統合会社は、短期・長期的に、高い、一貫した、また安定した売上を収め、EPS(1株当り利益)を伸ばし、持続可能な株主価値を保持することができる立場を確保することになり2012年には、一製品で統合会社の収益の10%以上を占める医薬品はなくなるものと予測されるという。詳細はプレスリリースへhttp://www.pfizer.co.jp/pfizer/company/press/2009/2009_01_28.html

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非定型抗精神病薬にも心突然死のリスク

抗精神病薬は定型・非定型ともに、心突然死のリスクが同等にあることが、米国テネシー州のメディケイド加入者を対象とする大規模な後ろ向きコホート研究の結果として報告された。米国ヴァンダービルト医科大学薬剤疫学・予防医学部門のWayne A. Ray氏らが行った試験で、NEJM誌2009年1月15日号で発表されている。定型薬に関する心突然死の大規模データは存在したが、非定型薬についての同リスクはほとんど明らかにされていなかった。心突然死の発生率を算出Ray氏らは、定型・非定型抗精神病薬を現に使用している患者の心突然死の補正発生率を算出し、心臓に対する安全性を検証した。主要解析の対象は、定型薬1種類使用4万4,218例、非定型薬1種類使用4万6,089例、および抗精神病薬非使用者18万6,600例。2次解析は抗精神病薬使用の関連因子の評価を目的とし、統合失調症または統合失調症に関連した精神病と診断されていない抗精神病薬使用者と、傾向スコア(抗精神病薬使用者となる可能性)で一致させた抗精神病薬非使用者を含み行った。非定型薬使用者は定型薬使用者の1.14倍抗精神病薬の現使用者はいずれのタイプとも、非使用者に比べて心突然死の発生率が高く、定型薬使用者は1.99倍(95%信頼区間:1.68~2.34)、非定型薬使用者は2.26倍(1.88~2.72)だった。過去に抗精神病薬を使用していた患者の発生率比は、非使用者に比べて1.13倍(0.98~1.30)で、リスクは有意に高くはない。非定型薬使用者の発生率比は、定型薬使用者の1.14倍(0.93~1.39)だった。現使用者のリスクはいずれのタイプとも、用量の増加とともに有意に上昇しており、定型薬使用者の場合は、低用量服用者は1.31倍(0.97~1.77)、高用量服用者では2.42倍(1.91~3.06)に増加していた(P<0.001)。一方、非定型薬使用者の場合は、低用量服用者は1.59倍(1.03~2.46)、高用量服用者では2.86倍(2.25~3.65)に増加していた(P=0.01)。傾向スコアで一致させたコホート群での検討でも同等の結果であったと報告されている。Ray氏は、「臨床現場では非定型抗精神病薬が、従来の薬剤に取って代わって使用されるようになっている。しかし今回の結果は、非定型抗精神病薬がより古い薬物より安全ではないことを示唆するものだった」と結論している。(武藤まき:医療ライター)

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5歳未満児へ導入したPCV7ワクチンの髄膜炎予防効果は?

米国では2000年に、5歳未満児全員に7価小児用肺炎球菌結合型ワクチン(PCV7)の定期接種が導入されて以降、侵襲性肺炎球菌感染症の発症が小児および成人においても減少した。成人における減少はPCV7の集団免疫の効果による。一方で、同ワクチンの肺炎球菌性髄膜炎に関する効果は明らかになっていなかったことから、ピッツバーグ大学のHeather E. Hsu氏らが調査を行ったところ、発症率は低下しており全体的な効果は見られるものの、非PCV血清型髄膜炎の増加が見られ、懸念される結果も明らかとなった。NEJM誌2009年1月15日号より。8つの地域住民ベースで導入前と導入後の肺炎球菌性髄膜炎の発症率の変化を評価Hsu氏らは、米国内8つの地域から集めた住民ベースのサーベイランスデータを用いて、1998~2005年の肺炎球菌性髄膜炎の動向を調査した。発症例の分離株を、「PCV7血清型」「PCV7関連血清型」「非PCV7血清型」にグループ分けし、ワクチン導入前の1998~1999年をベースラインとして、肺炎球菌性髄膜炎の発症率の変化を評価した。全体的発症率は低下したが、分離株別で見ると非PCV血清型で増加が対象期間中の肺炎球菌性髄膜炎の発症例は1,379例で、10万人当たり発症率を導入前の1998~1999年と直近の2004~2005年で比べると、1.13例から0.79例へと30.1%低下していた(P<0.001)。年代別で比較すると、2歳未満における低下率は64.0%、65歳以上の低下率は54.0%だった(両群ともP<0.001)。分離株別で見ると、「PCV7血清型」の発症率(全年齢)は0.66例から0.18例に低下し、低下率73.3%(P<0.001)、「PCV7関連血清型」も32.1%低下していたが(P=0.08)、「非PCV7血清型」については0.32例から0.51例へと60.5%増大していた(P<0.001)。非PCV7血清型の19A、22F、35Bタイプの発症率はいずれも研究対象期間中に有意に増大していた。またペニシリン非感受性の分離株は平均27.8%を占めた。一方でクロラムフェニコール非感受性(5.7%)、メロペネム非感受性(16.6%)、セホタキシム非感受性(11.8%)の分離株は少ない。またペニシリン非感受性の分離株は、1998年から2003年にかけては32.0%から19.4%へと低下していたが(P=0.01)、2003年から2005年にかけて19.4%から30.1%に増大していた(P=0.03)。(武藤まき:医療ライター)

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末梢動脈疾患で間欠跛行の有無にかかわらず、トレッドミル運動訓練で運動機能が改善

末梢動脈疾患患者に対し、指導者がアドバイスしながらのトレッドミル運動訓練の実施は、間欠跛行の有無にかかわらず、運動機能改善効果があることが報告された。これまで同運動訓練の効果について、間欠歩行のない末梢動脈疾患に関しては明らかにされていなかった。訓練をした群はしていない群の人に比べ、6分間歩行や、トレッドミルの最大歩行時間などで、有意な改善が見られた。米国Northwestern大学のMary M. McDermott氏らが明らかにしたもので、JAMA誌2009年1月14日号で発表した。末梢動脈疾患156人にトレッドミル運動と下肢負荷運動を実施同氏らは、末梢動脈疾患の患者156人を無作為に3群に分け、一群には指導者付きのトレッドミル運動訓練(トレッドミル群)を、別の群には指導者付きの下肢負荷運動訓練(負荷運動群)を行った。さらにもう一群は、コントロール群として何も行わなかった。試験期間は2004~2008年、追跡期間は6ヵ月。第一アウトカムは、6分間歩行と簡易身体能力バッテリースコアだった。6分間歩行でトレッドミル群は35.9m改善その結果6分間歩行については、トレッドミル群はコントロール群に比べ、35.9m(95%信頼区間:15.3~56.5、p

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早期産児へのDHA投与、高濃度が女児の神経発達に効果

早期産児に対する誕生直後からの高濃度ドコサヘキサエン酸(DHA)の投与は、女児では神経発達に効果があるようだ。男児では、標準濃度DHAを投与した場合との格差は見られなかった。これは、オーストラリアWomen’s and Children’s Hospital and Flinders Medical CentreのMaria Makrides氏らが明らかにしたもので、JAMA誌2009年1月14日号で発表した。妊娠33週未満に生まれた乳児657人を18ヵ月追跡同氏らは、妊娠33週未満に生まれた早期産児657人について、無作為化二重盲検試験を行った。高濃度DHA群には、総脂肪酸の約1%にあたる量のDHAを、生後2~4日から、それぞれ本来の出産予定日まで投与した。一方の標準DHA群には、総脂肪酸の約0.3%量のDHAを、同じく投与した。18ヵ月後に、ベイリー式心理発達指標を用いて、乳児の神経発達の程度を比較した。女児では高濃度DHA群が有意にハイスコアその結果、女児では、高濃度DHA群が標準DHAに比べ、ベイリー式心理発達指標の平均値が有意に高かった(補正前平均値の差:4.7、95%信頼区間:0.5~8.8、補正後平均値の差:4.5、同:0.5~8.5)。一方、性別を問わない両群の同スコア平均値の差は1.9(95%信頼区間:-1.0~4.7)、男児のみの平均値の差は-0.6(同:-4.3~3.1)と、ともに有意差は見られなかった。また、出生時体重が1,250g未満の乳児について見てみると、高濃度DHA群のほうが標準DHAより同スコアが高い傾向が見られた(補正前平均値の差:4.7、95%信頼区間:0.2~9.2)ものの、補正後には有意差は見られなかった。(當麻あづさ:医療ジャーナリスト)

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抗悪性腫瘍剤タシグナが製造販売承認を取得

ノバルティス ファーマ株式会社は21日、イマチニブ抵抗性の慢性期又は移行期の慢性骨髄性白血病治療薬として、「タシグナカプセル200 mg」(一般名:ニロチニブ塩酸塩水和物)の製造販売承認を取得したと発表した。タシグナは、経口投与可能な新規チロシンキナーゼ阻害剤。現在慢性骨髄性白血病(CML)治療の第一選択薬として位置づけられている「グリベック」に比べ、Bcr-Ablタンパクをより選択的に標的とするよう理論的に分子設計された薬剤であり、前臨床試験において、グリベックに比べてBcr-Ablに対する高い選択性と約30倍強い阻害活性を併せもつ。また、グリベック抵抗性のCML患者の多くにおいてはBCR-ABL遺伝子の変異が生じ、グリベックの標的であるBcr-Ablチロシンキナーゼに対する阻害作用が低下することが明らかとなっている。タシグナは、観察されている主要なグリベック抵抗性のBCR-ABL遺伝子変異の33種のうちT315Iを除く32種に阻害活性を示すことが確認されている。詳細はプレスリリースへhttp://www.novartis.co.jp/news/2009/pr20090121_02.html

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気管支喘息治療剤「ゾレア」の製造販売承認を取得

ノバルティスファーマ株式会社は21日、気管支喘息治療薬の抗体医薬では国内初となる「ゾレア皮下注用」(一般名:オマリズマブ(遺伝子組換え)の承認を取得したと発表した。「ゾレア」は、アレルギー反応に関与しているIgEに直接結合し、その作用を特異的に阻害することで、喘息の病態の根底にあるアレルギー炎症反応を抑制する。気管支喘息治療薬として開発された世界初のヒト化抗ヒトIgEモノクローナル抗体で、2週間または4週間ごとに皮下注射することで、これまでの喘息治療薬とは異なる作用機序で効果を発揮する。詳細はプレスリリースへhttp://www.novartis.co.jp/news/2009/pr20090121_03.html

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高血圧治療薬コディオが製造販売承認を取得

 ノバルティス ファーマ株式会社は21日、高血圧治療薬として、アンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB:AngiotensinII Type1 Receptor Blocker)の「ディオバン」(一般名:バルサルタン)と、サイアザイド系利尿薬のヒドロクロロチアジド(HCTZ)の配合剤である「コディオ配合錠MD」(バルサルタン/HCTZとして80mg/6.25mg)、「コディオ配合錠EX」(バルサルタン/HCTZとして80mg/12.5mg)の製造販売承認を取得したと発表した。 コディオは、ARBであるディオバンと少量の利尿薬の配合剤であり、異なる作用機序の薬剤を組み合わせることで降圧効果の増強が期待される。 国内臨床試験において、コディオ配合錠EXは、治験終了時の収縮期血圧のベースラインからの変化量が-22mmHgと強力な降圧効果を示し、投与開始後2週間で平均収縮期血圧140mmHg未満を達成する速い効果発現が確認されたという。同じく国内臨床試験の治験終了時においては、83.3%と高いレスポンダーレートを示したとのこと。詳細はプレスリリースへhttp://www.novartis.co.jp/news/2009/pr20090121_04.html

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10代女子サッカープレーヤーのための外傷予防プログラム

世界で最も人気があるスポーツ、サッカーは、女性プレーヤーが急増している。それに伴い、プレーヤーの外傷リスクが男女を問わず同等であることや、さらに重傷リスクについては女性のほうが高い(例:前十字靭帯外傷は女性のほうが3~5倍リスクが高い)といった報告が寄せられるようになり、男女を問わずプレーヤーの膝、足首損傷の予防プログラム開発が急務の課題となっている。これまで女性に関する外傷研究報告はわずかでプログラム開発も遅れていたが、オスロ・スポーツ外傷調査センター(ノルウェースポーツ科学校)のTorbjorn Soligard氏ら研究チームが、10代女子プレーヤーの外傷予防に有効とするウォームアップ・プログラム「The 11+」を開発したと、BMJ誌2008年1月10日号(オンライン版2008年12月9日号)で発表した。ノルウェー発の総合的なウォームアップ・プログラム「The 11+」は、先に開発した「The 11」をバージョンアップさせたもの。「The 11」は重心や体バランス、膝屈曲筋強化などのエクササイズに重点を置いたものだったが、プレーヤー、コーチのコンプライアンスが低く、無作為化試験(13~17歳女子2,000人)で対照群との外傷リスクの違いが現れなかった。そこで「The 11+」は、普段の練習でも試合前にも使える3段階の総合的なウォームアップ・プログラムとした。まずはチームメートとともにストレッチや軽いランニングで体をならすことから始め、最後にはトップスピードで走りながらターンをするサッカー実戦での動きなどが取り入れられたメニューで構成。この新たな「The 11+」の効果を、ノルウェー国内の125のフットボールクラブを対象に集団無作為化試験(介入群65クラブ、対照群60クラブ)を行い検証した。下肢外傷予防にはいま一歩だが、トータルでは外傷に有効プログラム介入期間は1シーズン(8ヵ月)。参加者は13~17歳の女子プレーヤー1,892人(介入群1,055人、対照群837人)。シーズン中に、主要評価項目とした下肢外傷(足、足首関節、すね、膝、大腿、鼠径部、臀部)を呈したのは264人。そのうち121人が介入群、143人が対照群で、率比率は0.71(95%信頼区間:0.49~1.03)だった。しかし介入群のほうが全体的に見て、外傷リスク(0.68、0.48~0.98)、オーバーユース外傷リスク(0.47、0.26~0.85)、重傷リスク(0.55、0.36~0.83)が有意に低いことが確認された。

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慢性胃食道逆流症、腹腔鏡下フンドプリケーションで有意に改善

長期間の薬物療法を必要とする慢性胃食道逆流症(GORD)患者に対し、手術療法、特に腹腔鏡下フンドプリケーションを早期に行うことでQOLが有意に改善することが、英国で行われた他施設共同無作為化試験REFLUXの結果として報告された。アバディーン大学保健サービス部門のAdrian M Grant氏らによる同報告は2009年1月10日号(オンライン版2008年12月15日号)に掲載された。英国内21病院800例が参加REFLUX試験には英国内21病院から、無作為化試験に参加した357例(手術群178例、薬物療法群179例)と、選択的に療法を選んだ453例(手術群261例、薬物療法群192例)の計800例が参加し行われた(平均年齢46歳、男性66%)。参加者はいずれも12ヵ月超にわたってGORD症状があることが診断されていた。また無作為化試験の参加者は中央値32ヵ月間の薬物療法を受けていた。手術療法に関しては、腹腔鏡下のフンドプリケーションのタイプを含め各外科医の裁量に委ねられた。無作為化手術群では111例(62%)が、完全もしくは部分的なフンドプリケーションを受けた。薬物療法に割り当てられた患者は処置について概説を受けたのち、地元の胃腸病専門医によって必要に応じた調整がなされ、臨床管理はケアに対して責任がある臨床家の裁量のもと行われた。主要評価項目は疾患特異的なREFLUX-QOLスコア。その他、SF-36、EQ-5Dの各スコアを介入後3ヵ月、12ヵ月時点で測定し両群の評価を行った。手術群の健康状態が有意に改善REFLUX-QOLスコアの基線値は、無作為化手術群63.6(SD 24.1)、無作為化薬物療法群66.8(SD 24.5)。12ヵ月時点で逆流症の治療を受けていたのは、無作為化手術群は38%(59/154)、フンドプリケーション群に限って見てみると14%(14/104)だった。一方、無作為化薬物療法群は90%(147/164)が治療を受けていた。REFLUX-QOLスコアによる評価の結果、無作為化手術群の効果の程度が大きいこと、効果の程度は基線値でのスコアが低いほど大きいことが確認された。同様に、SF-36、EQ-5D評価でも、無作為化手術群の効果の程度が大きいことが確認された。基線スコアが最も悪かったのは選択的手術群55.8(SD 23.2)だった。選択的薬物療法群は77.5(SD 19.7)。しかし12ヵ月時点では、選択的な薬物療法群より良好になっていた(83.3 vs. 79.2)。手術群における外科合併症の頻度は稀で(発症0.6%、死亡0)あり、Grant氏は「手術後12ヵ月で、腹腔鏡検査下フンドプリケーションを受けたGORD患者の健康状態は有意に改善されていた」と結論している。

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処方薬が余ってしまう… 飲みきれない人が7割以上も

ファイザー株式会社が実施した、処方薬に対する認識と服用状況に関する調査によると、処方された薬を飲み切らずに余らせてしまう人が73%、処方どおりに正しく服用できていない実態が明らかになった。この調査は、2008年11月30日に全国47都道府県の20歳以上の男女9,400人(各都道府県 男女 20代、30代、40代、50代以上/各25人、計200人)を対象に、インターネットで行われた。処方薬の飲み忘れは73%の人が経験。最も多いのは「昼」の飲み忘れであった。また、60%以上の人が薬の服用を途中でやめており、4人に1人は処方薬の用量を自分の判断で調節していることもわかった。誤った薬の服用は、薬の本来の効果が十分に発揮されず、症状の悪化や治療の長期化の一因となるため、患者が医師の指示通りに薬を服用することは治療上きわめて重要になる。特に、抗生物質や抗菌薬の服用中断は、昨今問題となっている耐性菌の発生リスクを伴う。それにも関わらず、日本は中国に次いで世界で2番目に経口抗菌薬の服用が遵守されていない国であることが、過去の調査によって明らかになっている。詳細はプレスリリースへhttp://www.pfizer.co.jp/pfizer/company/press/2009/2009_01_20.html

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トレリーフが製造販売承認取得

大日本住友製薬株式会社は21日、パーキンソン病治療剤「トレリーフ錠25mg」(一般名:ゾニサミド)に関し、同日付で厚生労働省から製造販売承認を取得したと発表した。ゾニサミドは同社が創製した化合物。国内では抗てんかん剤(製品名:エクセグラン)として1989年に発売され、幅広く使われており、海外においても36ヵ国で承認されている。詳細はプレスリリースへ(PDF)http://www.ds-pharma.co.jp/news/pdf/ne20090121.pdf

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