エベロリムス、VEGF標的治療薬が無効となった進行性腎がんの治療薬としてEUで承認 提供元:ケアネット ツイート 公開日:2009/08/13 スイス・ノバルティス社は6日(現地時間)、欧州委員会(EC)より、エベロリムス(欧州/米国での製品名「Afinitor」)が、血管内皮増殖因子(VEGF)を標的とする分子標的薬による治療中あるいは治療後にがんが進行した進行性腎細胞がん(RCC)の患者に対する治療薬として承認されたと発表した。ECの承認の基となった第III相試験のデータでは、プラセボと比較して、エベロリムスにより、VEGF標的薬による前治療後にがんが進行した進行性腎がんの患者の無増悪生存期間の中央値が2倍以上延長(4.9ヵ月対1.9ヵ月)したことが明らかになったという。さらに、主要評価項目である無増悪生存期間において、エベロリムスが疾患の進行のリスクを67%減少させたことも示したとのこと(ハザード比=0.33、95%信頼区間0.25~0.43、P& lt;0.0001)。なお、同薬剤は、神経内分泌腫瘍、乳がん、胃がん、及び肝細胞がん(HCC)に加え、非ホジキンリンパ腫など複数のがん種における可能性を検討する第III相試験が進行中とのこと。詳細はプレスリリースへhttp://www.novartis.co.jp/news/2009/pr20090810.html 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] 小児心臓弁膜症、部分心臓移植は実現可能か/JAMA(2025/09/10) 「かぜ」への抗菌薬処方、原則算定不可へ/社会保険診療報酬支払基金(2025/09/10) がん患者への早期緩和ケア、終末期の救急受診を減少(2025/09/10) 双極症に対する気分安定薬使用が認知機能に及ぼす影響〜メタ解析(2025/09/10) 日本女性、出産意欲の向上に関連する要素は?/神奈川県立保健福祉大学(2025/09/10) AIによる診療記録作成で医師のバーンアウトが減少(2025/09/10) 肺切除後の肺瘻リスク、低侵襲開胸手術で軽減の可能性(2025/09/10)