プライマリ・ケアでの減量介入、「遠隔支援のみ」と「遠隔支援+対面支援」に有意差なし

プライマリ・ケアでの減量指導について、遠隔支援のみ(電話とWeb、e-mailで支援)介入群と、それらに対面支援(集団または個人セッションで支援)を加えた介入群とを比較した結果、両群間の基線から24ヵ月時点の体重減少は有意差を示さなかったことが報告された。肥満およびそれへの心血管疾患の合併は極めて一般的な医学的問題であるが、臨床での効果的な減量指導方法に関するエビデンスは乏しい。そこで米国・ジョンズ・ホプキンス大学Welch予防疫学臨床研究センターのLawrence J. Appel氏らが、6診療所・415例を被験者とした無作為化対照試験で方法論について検証を行った。米国では肥満関連の直接・間接コストが年間1,100億ドルに上るという。NEJM誌2011年11月24日号掲載報告より。