潰瘍性大腸炎・クローン病治療剤「ペンタサ錠500」が新発売 提供元:ケアネット ツイート 公開日:2008/10/06 株式会社キョーリンは10月1日、子会社である杏林製薬株式会社が、潰瘍性大腸炎・クローン病治療剤「ペンタサ(一般名:メサラジン)錠500」を新発売(剤形追加)したと発表した。今回、新たに発売された「ペンタサ錠500」は、1日服用錠数を減らすことによる患者負担の軽減、アドヒアランス(※)並びにQOLの改善を目的に開発された薬剤。また、剤形は円形錠である「ペンタサ錠250」と識別するため、カプセル型の変形錠となっている。炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎及びクローン病)は、下痢や下血を頻回に生じ、社会生活に支障をきたすおそれのある難治性疾患であるが、その病因は特定されておらず根本的治療法がなく、ペンタサなどのメサラジン製剤やステロイド製剤等により、活動期症状を抑え、寛解に導入すること及び寛解状態を維持することが治療目標となっている。また、杏林製薬は同日に日清キョーリン製薬株式会社を吸収合併したが、1996年7月より「ペンタサ錠250」を並行販売していた。※アドヒアランス:医師や薬剤師などから指示されたことに従うというよりも、患者自身が責任を持って治療法を守るという考え方。詳細はプレスリリースへhttp://www.kyorin-gr.co.jp/ir/release2008/081001.pdf 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) 関連記事 クローン病のタイトコントロールは有益/Lancet ジャーナル四天王(2017/11/10) このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] 遺伝性網膜変性症、CRISPR-Cas9遺伝子治療が有望/NEJM(2024/05/20) 未治療MCL、免疫化学療法+イブルチニブ±ASCT(TRIANGLE)/Lancet(2024/05/20) 早期再発TN乳がんへのアテゾリズマブ上乗せ、予後を改善せず(IMpassion132)/ESMO BREAST 2024(2024/05/20) 片頭痛患者における睡眠障害併存が中枢性感作に及ぼす影響(2024/05/20) 少し高い血圧でも脳・心血管疾患のリスクは2倍/横浜市大(2024/05/20) 減量の鍵は摂取時間帯の制限ではなく摂取カロリーの減少(2024/05/20) 尿検査で前立腺がん生検スキップの可否を判定(2024/05/20)