HER2+乳がん脳転移例へのT-DXd、PFSとOS(TUXEDO-1最終解析) 提供元:ケアネット ツイート 公開日:2024/07/09 活動性脳転移を有するHER2+乳がん患者に対するトラスツズマブ デルクステカン(T-DXd)の効果を検討した第II相TUXEDO-1試験において、主要評価項目の頭蓋内奏効率は73.3%と高かったことが報告されている。今回、本試験における無増悪生存期間(PFS)と全生存期間(OS)の最終解析の結果をオーストリア・ウイーン医科大学のRupert Bartsch氏らが報告した。Neuro-Oncology誌オンライン版2024年6月4日号に掲載。 本試験は、2020年7月~2021年7月にトラスツズマブまたはペルツズマブの投与歴のあるHER2+乳がんで新たに診断または進行した活動性脳転移を有する15例(女性14例、男性1例)に対して、T-DXdを3週ごとに投与した。主要評価項目は頭蓋内奏効率、副次評価項目はPFS、OS、安全性、QOL、神経認知機能であった。 主な結果は以下のとおり。 ・追跡期間中央値26.5ヵ月の時点で、PFS中央値は21ヵ月(95%信頼区間:13.3~NR)、OS中央値は未到達(同:22.2~NR)であった。 ・新たな安全性シグナルはみられなかった。 ・Grade3の有害事象で最も多かったのは疲労(20%)、Grade2の間質性肺疾患とGrade3の症候性左室駆出率低下が各1例に認められた。 ・QOLは治療期間中維持された。 ■関連記事 フェスゴ配合皮下注発売でHER2陽性乳がん・大腸がんへの投与時間短縮に期待/中外 (ケアネット 金沢 浩子) 原著論文はこちら Bartsch R, et al. Neuro Oncol. 2024 Jul 4. [Epub ahead of print] 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) 関連記事 HER2+乳がん脳転移例、T-DXdで高い頭蓋内奏効率(TUXEDO-1)/ESMO BREAST 2022 医療一般 (2022/05/11) HER2+進行乳がん2次治療、T-DXdが脳転移例にも良好な結果(DESTINY-Breast03)/SABCS2021 医療一般 (2021/12/27) HER2低発現乳がんへのT-DXd、32ヵ月でのOS・PFS・安全性(DESTINY-Breast04)/ESMO2023 医療一般 (2023/10/31) CareNet AcademiaによるAI生成記事 このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] リウマチ性多発筋痛症、セクキヌマブが有用/NEJM(2026/06/19) 新規診断AML、経口decitabine-cedazuridine+ベネトクラクスが有用/NEJM(2026/06/19) iPS細胞の心不全へのカテーテル投与、治験1例目を完了/Heartseed(2026/06/19) 病理像とゲノムをつなぐ空間統合解析の最前線/日本臨床腫瘍学会(2026/06/19) がん診療初心者でも学べる!楽しめる!第16回亀田総合病院腫瘍内科セミナー【ご案内】(2026/06/19) 自殺企図と関連する睡眠薬使用、状況や時間に応じてどう変化するか?(2026/06/19) 猛暑への長期曝露、認知症発症リスクを高める可能性(2026/06/19) 歯周病とMASLDの関連、女性で顕著――閉経前後で差(2026/06/19) [ あわせて読みたい ] ASCO2025 まとめ(2025/06/02) 医療・介護施設従事者のための転倒・転落事故へのアプローチ ~転倒・転落事故のメカニズム、予防、事故後フォローのすべて~(2025/02/27) 非機器的早期運動療法はDVT発生率を低減【論文から学ぶ看護の新常識】第1回(2025/02/05) 災害対策まとめページ(2024/02/05) Dr.大塚の人生相談(2024/02/26) IBD(炎症性腸疾患)特集(2023/09/01) 旬をグルメしながらCVIT誌のインパクトファクター獲得を祝福する【Dr.中川の「論文・見聞・いい気分」】第63回(2023/08/29) エキスパートが教える痛み診療のコツ(2018/10/11) 医療者向け『学校がん教育.com』(2022/12/01)