週末のキャッチアップ睡眠とうつ病との関係

提供元:ケアネット

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公開日:2021/10/25

 

 週末のキャッチアップ睡眠とうつ病との関係を検討するため、韓国・延世大学校医科大学のKyung Min Kim氏らは、調査を行った。Sleep Medicine誌オンライン版2021年9月1日号の報告。

週末のキャッチアップ睡眠が1~2時間の人においてうつ病リスクが低下

 2016年の第7回韓国国民健康栄養調査のデータを用いて検討を行った。うつ病の定義は、こころとからだの質問票(PHQ-9)スコア10以上とした。キャッチアップ睡眠の時間は、0時間以下、0~1時間、1~2時間、2時間以上で分類した。

 週末のキャッチアップ睡眠とうつ病との関係を検討した主な結果は以下のとおり。

・全体の参加人数は、5,550人。キャッチアップ睡眠の時間別うつ病有病率は、以下のとおりであった。
 ●0時間以下(3,286人):7.0%
 ●0~1時間(1,033人):4.2%
 ●1~2時間(723人):2.9%
 ●2時間以上(508人):6.0%
・共変量を含む多変量回帰分析では、キャッチアップ睡眠の時間が1~2時間の人は、0時間以下の人と比較し、うつ病リスクの有意な低下が認められた(オッズ比[OR]:0.517、95%CI:0.309~0.865)。
・キャッチアップ睡眠の時間が0~1時間の人(OR:0.731、95%CI:0.505~1.060)と2時間以上の人(OR:1.164、95%CI:0.718~1.886)では、うつ病リスクに有意な変化は認められなかった。

 著者らは「週末のキャッチアップ睡眠の時間が1~2時間の人において、うつ病リスクの低下が認められた。このことは、より良いうつ病マネジメントのために役立つ可能性がある」としている。

(鷹野 敦夫)

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