がん悪液質に新たな治療選択肢、アナモレリン発売/小野薬品

提供元:ケアネット

印刷ボタン

公開日:2021/04/23

 

 小野薬品工業は、2021年4月21日、グレリン様作用薬アナモレリン(一般名:エドルミズ)について、「悪性腫瘍(非小細胞肺癌、胃癌、膵癌、大腸癌)におけるがん悪液質」の効能又は効果で国内において新発売した。

 がん悪液質は、がんに伴う体重減少(特に筋肉量の減少)や食欲不振を特徴とする複合的な代謝異常症候群であり、がん患者の生活の質(QOL)や予後に顕著な影響を及ぼすことが分かってきているが、これまでに国内でがん悪液質の治療薬として承認された薬剤はなかった。

 グレリンは、主に胃から分泌される内在性ペプチドである。グレリンがその受容体に結合すると、体重、筋肉量、食欲および代謝を調節する複数の経路を刺激する。アナモレリンはグレリン様作用で、がん悪液質患者における体重および筋肉量の増加並びに食欲の増加効果を示している。

エドルミズ錠50mgの概要
・製品名:エドルミズ®錠 50mg
・一般名:アナモレリン塩酸塩
・効能又は効果:下記の悪性腫瘍におけるがん悪液質
        非小細胞肺癌、胃癌、膵癌、大腸癌
・用法及び用量:通常、成人にはアナモレリン塩酸塩として100 mgを1日1回、空腹時に経口投与する。
・製造販売承認日:2021年1月22日
・薬価基準収載日:2021年4月21日
・薬価:246.40円/錠
・製造販売:小野薬品工業株式会社

(ケアネット 細田 雅之)