デュルバルマブ国内発売、StageIII非小細胞肺がんで初の抗PD-L1抗体 提供元:ケアネット ツイート 公開日:2018/08/30 アストラゼネカ株式会社(本社:大阪市、代表取締役社長:ステファン・ヴォックスストラム)は2018年8月29日、「切除不能な局所進行の非小細胞肺癌における根治的化学放射線療法後の維持療法」を効能・効果とした抗PD-L1ヒトモノクローナル抗体デュルバルマブ(商品名:イミフィンジ)の販売を開始した。 デュルバルマブは、切除不能な局所進行(StageIII)非小細胞肺がん(NSCLC)に対する治療薬として承認された、本邦初の抗PD-L1抗体。PD-L1 に結合し、PD-L1 とその受容体である PD-1 および CD80 の相互作用を阻害することで、腫瘍の免疫逃避機構を抑制し、抗腫瘍免疫反応を誘発する。 ●販売名:イミフィンジ点滴静注120mg、イミフィンジ点滴静注500mg ●一般名:デュルバルマブ(遺伝子組換え) ●効能・効果:切除不能な局所進行の非小細胞肺癌における根治的化学放射線療法後の 維持療法 ●用法・用量:通常、成人にはデュルバルマブ(遺伝子組換え)として、 1回10mg/kg(体重)を2週間間隔で60分間以上かけて点滴静注する。 ただし投与期間は12ヵ月間までとする。 ●承認日:2018年7月2日 ●薬価基準収載日:2018年8月29日 ●販売開始日:2018年8月29日 ●薬価:イミフィンジ点滴静注120mg 112,938円/1バイアル イミフィンジ点滴静注500mg 458,750円/1バイアル ■参考 アストラゼネカ社プレスリリース ■関連記事 デュルバルマブ、切除不能StageIII非小細胞肺がんに国内承認/アストラゼネカ durvalumab、切除不能StageIII NSCLCのOSを有意に改善(PACIFIC) durvalumab維持療法、Stage III肺がんのPFSを有意に改善(PACIFIC)/ESMO2017 (ケアネット 遊佐 なつみ) 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] 切除可能胃・食道胃接合部がん、術前化学放射線療法の追加は有効か/NEJM(2024/10/07) 1型糖尿病への週1回efsitora、HbA1cの改善でデグルデクに非劣性/Lancet(2024/10/07) アルツハイマー病における妄想観念と抑うつ症状との関連性(2024/10/07) 毎日のナッツ摂取が認知症リスク低下と関連〜前向きコホート研究(2024/10/07) 世界初の眼球と部分顔面移植を受けた男性、1年後の状況は?(2024/10/07) セマグルチドがタバコ使用障害リスクを下げる可能性(2024/10/07) スマートマスクで呼気から健康状態をチェック(2024/10/07) 冠動脈疾患診断後、禁煙で発作リスク半減も減煙では無効(2024/10/07) [ あわせて読みたい ] StageIII非小細胞肺がんCCRTの維持療法 第17回【肺がんインタビュー】(2018/08/29) 長門流 総合内科専門医試験MUST!2018 Vol.1(2018/07/25) Dr.長尾の胸部X線クイズ 中級編 (2018/07/07) 消化器がん特集(2018/06/21) 肺がん治療、患者と医療者の“スキマ”とは? 第15回【肺がんインタビュー】(2018/05/09) Dr.長尾の胸部X線クイズ 初級編 (2018/05/07) 民谷式 内科系試験対策ウルトラCUE Vol.3(2018/04/07) 志水太郎の診断戦略エッセンス (2018/03/07)