レンバチニブの切除不能肝細胞がん1次治療、FDA承認 提供元:ケアネット ツイート 公開日:2018/08/21 米国食品医薬品局(FDA)は、2018年8月16日、切除不能な肝細胞がん(HCC)患者の初回治療にレンバチニブを承認した。 承認は未治療の転移を有する切除不能HCC患者954例による国際多施設無作為化オープンラベル非劣性試験REFLECTの結果に基づくもの。 REFLECT試験における全生存期間は、レンバチニブ群13.6ヵ月に対し、ソラフェニブ群12.3ヵ月と、レンバチニブの非劣性が証明された(HR:0.92、95%CI:0.79~1.06)。無増悪生存期間については、レンバチニブ7.3ヵ月に対し、ソラフェニブ群3.6ヵ月と、レンバチニブの統計的に有意な改善を証明した(HR:0.64、95%CI:0.55~0.75、p<0.001)。奏効率は、mRECISTではレンバチニブ群41%、ソラフェニブ群9%、RECIST1.1ではレンンバチニブ群12%ソラフェニブ群7%と、レンバチニブでより高かった。 ■参考 FDA(Approved Drugs) REFLECT試験(Clinical Trials.gov) (ケアネット 細田 雅之) 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) 関連記事 レンバチニブ vs.ソラフェニブ、切除不能肝細胞がん初回治療/Lancet ジャーナル四天王(2018/02/23) このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] 再発を伴わない二次性進行型多発性硬化症、tolebrutinibが障害進行リスク抑制/NEJM(2025/04/25) 米国出生率、中絶禁止導入州で上昇/JAMA(2025/04/25) 症状のない亜鉛欠乏症に注意、亜鉛欠乏症の診療指針改訂(2025/04/25) サブタイプ別転移乳がん患者の脳転移発生率、HER2低発現の影響は(2025/04/25) 2年間のフレマネズマブ治療の有効性および継続性〜国内単一施設観察研究(2025/04/25) 遺伝性アルツハイマーへのgantenerumab、発症リスク低下に有効か(2025/04/25) tenecteplase、脳梗塞治療でアルテプラーゼと同等の効果(2025/04/25) 低ホスファターゼ症の新たな歯科症状が明らかに―全国歯科調査(2025/04/25) [ あわせて読みたい ] Dr.岡の感染症プラチナレクチャー 医療関連感染症編(2020/02/10) Dr.林の笑劇的救急問答15<上巻>(2020/01/15) 一発診断(2019/12/11) Dr.林の笑劇的救急問答14<下巻>(2019/08/07) Dr.林の笑劇的救急問答14<上巻>(2019/03/15) 慢性便秘症特集まとめインデックス(2018/12/01)