米国の生殖可能年齢の女性におけるうつ病有病率 提供元:ケアネット ツイート 公開日:2018/05/08 妊娠可能年齢の非妊娠女性における抗うつ薬の使用および大うつ病性障害、小うつ病性障害の予測因子について、米国・スタンフォード大学のNan Guo氏らが検討を行った。Obstetrics and gynecology誌オンライン版2018年4月号の報告。 妊娠可能年齢の非妊娠女性3,705例を対象に、2007~14年の米国国民健康栄養調査のデータを用いて、横断研究を行った。主要アウトカムは、大うつ病性障害の有病率とし、副次的アウトカムは、小うつ病性障害の有病率、抗うつ薬の使用率、大うつ病性障害および小うつ病性障害の予測因子とした。大うつ病性障害と小うつ病性障害は、こころとからだの質問票(PHQ-9)を用いて分類した。大うつ病性障害と小うつ病性障害の単変量および多変量の関連性は、多項ロジスティック回帰を用いて推定した。 主な結果は以下のとおり。 ・大うつ病性障害の有病率は4.8%(95%CI:4.0~5.7%)、小うつ病性障害の有病率は4.3%(95%CI:3.5~5.2%)であった。 ・抗うつ薬使用率は、大うつ病性障害女性で32.4%(95%CI:25.3~40.4%)、小うつ病性障害女性で20.0%(95%CI:12.9~29.7%)であった。 ・大うつ病性障害と最も関連する要因は、米国国営保険(調整相対リスク比[RR]:2.49、95%CI:1.56~3.96)、高血圧(調整RR:2.09、95%CI:1.25~3.50)であった。小うつ病性障害と最も関連する要因は、高校未満の教育(調整RR:4.34、95%CI:2.09~9.01)、高等教育(調整RR:2.92、95%CI:1.35~6.31)であった。 著者らは「本分析では、妊娠可能年齢の非妊娠女性において、20人に1人は大うつ病性障害を経験していた。抗うつ薬の使用は、大うつ病性障害患者の1/3、小うつ病性障害患者の1/5であった」としている。 ■関連記事 妊娠中の抗うつ薬治療、注意すべきは うつ病、男女間で異なる特徴とは 妊娠初期のうつ・不安へどう対処する (鷹野 敦夫) 原著論文はこちら Guo N, et al. Obstet Gynecol. 2018;131:671-679. 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) 関連記事 こころとからだの質問票(PHQ-9)によるうつ病評価の信頼度 医療一般 (2020/04/13) CareNet AcademiaによるAI生成記事 このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] HER2+胃食道腺がん1次治療、zanidatamab+化学療法±チスレリズマブがPFS延長(HERIZON-GEA-01)/NEJM(2026/06/10) iPS細胞由来の人工心筋移植、心不全治療に有望/NEJM(2026/06/10) 食道がんに腫瘍溶解ウイルス「テロメライシン」承認、CRT不適患者の新たな選択肢に/オンコリスバイオファーマ(2026/06/10) 腎細胞がん1次治療、ミヤBM併用でICIの有効性高まる可能性/ASCO2026(2026/06/10) KRAS G12C陽性NSCLCの1次治療、divarasib+ペムブロリズマブが有望(Krascendo-170)/ASCO2026(2026/06/10) 細菌性髄膜炎・HSV脳炎GL改訂、経験的治療の薬剤選択を見直し/日本神経学会(2026/06/10) HR+/HER2-/PIK3CA変異型進行乳がん、gedatolisibベース治療でPFSが倍に延長(VIKTORIA-1 Study 2)/ASCO2026(2026/06/10) 最低賃金を引き上げると自殺リスクは低下するか?(2026/06/10) [ あわせて読みたい ] 希少疾病・難治性疾患特集 2021(2021/02/01) クローズアップ!精神神経 7疾患(2021/01/26) Dr.水谷の妊娠・授乳中の処方コンサルト(2020/10/10) 開発中の治療法最前線(2020/02/17) 希少疾病・難治性疾患特集 2020(2020/02/03) ~プライマリ・ケアの疑問~ Dr.前野のスペシャリストにQ!【精神科編】(2019/06/15) Dr.松崎のここまで!これだけ!うつ病診療 (2016/03/07) 化療スタンダードレジメン(2014/01/07) 薬剤性QT延長症候群とは(2015/09/30) 全国在宅医療・介護連携研修フォーラム(2015/03/31)