オシメルチニブ耐性後のMET増幅、NSCLCの予後を悪化?/Lung Cancer 提供元:ケアネット ツイート 公開日:2018/03/01 MET増幅はEGFR C797Sと並び、第3世代EGFR-TKIオシメルチニブの代表的な体制機構である。過去の研究では、オシメルチニブ耐性の30%前後にMET増幅がみられるとの報告もある。しかし、オシメルチニブ耐性後のMET増幅に関するコホート研究はほとんど行われていない。本研究では、進行肺腺がん患者におけるオシメルチニブ耐性後のMET増幅の獲得について、またMET増幅と臨床予後との関係について調査した。 中国・重慶の第3軍医大学Daping病院に登録された、T790M発現肺腺がん患者の中からオシメルチニブの耐性を獲得した13例のNCSLCコホートを後ろ向きに解析した。オシメルチニブ治療前と耐性獲得後の血漿および組織サンプルで縦断的にターゲット・キャプチャー・シーケンスを行った。また、潜在的な耐性機構を検討するため、オシメルチニブ耐性後のMET増幅と予後との関係をKaplan-Meier解析で調べた。 主な結果は以下のとおり。 ・MET増幅は、オシメルチニブ耐性患者の30.8%(13例中4例)に確認された。 ・MET増幅患者の無増悪生存期間(PFS)は3.5ヵ月、MET増幅陰性患者のPFSは9.9ヵ月であり、MET増幅患者で短かった(p=0.117)。 ・MET増幅患者の全生存期間(OS)は15.6ヵ月、MET増幅陰性患者のOSは30.7ヵ月であり、MET増幅患者で短かった(p=0.885)。 ・MET増幅患者2例において、MET阻害薬クリゾチニブと、第1世代EGFR-TKI icotinib、第3世代EGFR-TKIオシメルチニブとの併用治療をそれぞれ行った結果、両患者共に臨床的・放射線学的PRが得られた。 ■参考 Wang Y, et al. Lung Cancer.2018;118:105-110. (ケアネット 細田 雅之) 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) CareNet AcademiaによるAI生成記事 このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] ワクチン接種率向上のための介入、有効な要素は?/BMJ(2026/04/27) 虚血性脳卒中の2次予防、asundexian追加が有効性示す/NEJM(2026/04/27) 静脈インターベンションの世界からの新しいエビデンスの登場―詰まった静脈もやはり広げればよいのか?(解説:山下侑吾氏)(2026/04/27) Z薬の使用と全死亡率との関係~メタ解析(2026/04/27) 高齢者の貧血で認知症発症リスクが約1.66倍に上昇(2026/04/27) CD19-CAR-T細胞療法/日本造血・免疫細胞療法学会(2026/04/27) 生菌製剤と食物繊維、肺がんに対するICIの効果を増強か/日本呼吸器学会(2026/04/27) 腹部脂肪は心不全リスクと関連/AHA(2026/04/27) 若年女性で膵がん増加の兆候~日本全国データ解析(2026/04/27) [ あわせて読みたい ] 私が出合ったマジヤバイ胸部画像読本【Dr.倉原の“俺の本棚”】第2回(2018/02/13) Dr.林の笑劇的救急問答13<下巻>(2018/02/07) Dr.大山のがんレク!すべての医療者に捧ぐがん種別薬物療法講義(下巻)(2018/02/07) Dr.林の笑劇的救急問答13<上巻>(2017/10/07) 国立国際医療研究センター総合診療科presents 内科インテンシブレビュー2017 (2枚組)(2017/09/07) Dr.大山のがんレク!すべての医療者に捧ぐがん種別薬物療法講義(上巻)(2017/09/07)