糖尿病患者の野菜摂取習慣と夜間頻尿が逆相関

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ケアネット

糖尿病患者の野菜摂取習慣と夜間頻尿が逆相関のイメージ

 日本人の2型糖尿病患者において、野菜摂取習慣と夜間頻尿との間に逆相関が認められたことを愛媛大学の古川 慎哉氏らが報告した。愛媛県内の関連病院による多施設共同研究である道後Studyの研究。Journal of diabetes investigation誌オンライン版2017年7月1日号に掲載。

 これまで、糖尿病患者における食事習慣と夜間頻尿の関連についての報告はなかった。本研究は、2型糖尿病患者785例を対象に、自記式調査票を用いて食事習慣を調査した。野菜摂取習慣は「毎日野菜や海草を摂取しますか?」という質問で調査した。アウトカムは夜間頻尿(夜間排尿2回以上)と重度夜間頻尿(夜間排尿3回以上)の2つを用い、喫煙、飲酒、運動習慣、脳卒中、虚血性動脈疾患、糖尿病腎症、糖尿病神経障害、糖尿病網膜症について調整した。

 主な結果は以下のとおり。

・夜間頻尿および重度夜間頻尿の罹患率はそれぞれ39.9%と14.4%で、野菜摂取習慣のある人の割合は67.3%であった。

・交絡因子調整後、野菜摂取習慣は夜間頻尿(調整OR:0.67、95%CI:0.48~0.94)および重度夜間頻尿(調整オッズ比[OR]:0.46、95%CI:0.30~0.71)と独立して逆相関していた。

・男性患者において、野菜摂取習慣は、重度夜間頻尿と独立して逆相関していた(調整OR:0.51、95%CI:0.29~0.88)が、夜間頻尿とは関連しなかった。

・女性患者において、野菜摂取習慣は、夜間頻尿(調整OR:0.44、95%CI:0.24~0.79)、重度夜間頻尿(調整OR:0.34、95%CI:0.15~0.78)とも、独立して逆相関していた。

(ケアネット 金沢 浩子)

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