ノバルティス、乳がんケアでIBMワトソン・ヘルスと協力

提供元:ケアネット

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公開日:2017/07/03

 

 スイス ノバルティスは2017年6月5日、がん治療を最適化し、患者のアウトカムの改善を目指す構想において、IBMワトソン・ヘルス(IBM Watson Health)と、この分野で初となる協力を発表した。乳がん治療の各選択肢について予測される結果の洞察を深めるため、2社が協力して開発を推進していく。

 ノバルティスが持つ乳がんの専門知識と、IBMワトソン・ヘルスのデータ解析・機械学習技術を結びつけることで、患者に最善のアウトカムをもたらすと予測される組み合わせと順番を決定していく。ここでは、おもに患者のリアルワールドデータを利用する予定。

 「ワトソン」は、新たなコンピューティングの時代を象徴するコグニティブ・コンピューティングを初めて商用化したもの。クラウドを基盤に提供されるこのシステムは、大規模なデータを分析し、自然言語で投げかけられた複雑な質問を解釈し、エビデンスに基づいた回答を提案する。「ワトソン」は過去のやり取りから継続的に学習し、時間とともに価値と知識を獲得していく。

■参考
ノバルティス株式会社のプレスリリース

(ケアネット 細田 雅之)