てんかん患者の喫煙率は 提供元:ケアネット ツイート 公開日:2016/08/15 てんかん患者における喫煙率に関するデータはあまり存在しない。スイス・ジュネーブ医科大学のOmar Torriani氏らは、フランス語圏のスイスに在住する成人てんかん患者を対象に調査を行った。Journal of neurology誌オンライン版2016年7月14日号の報告。 対象は、フランス語圏のスイスに在住する成人てんかん患者429例。過去6ヵ月間で少なくても1日1本のタバコの利用を現在喫煙者として定義した。てんかんタイプやタバコの消費量に関する質問が含まれたアンケートは、信頼性の高い診断を確実にするため、神経内科医付き添いのもとプロスペクティブに調査した。調査データは、毎年異なる言語地域におけるスイス人のタバコ利用習慣に関する詳細な情報を調査した「Tabakmonitoring」のデータ収集と比較した。 主な結果は以下のとおり。 ・てんかん患者の現在喫煙率は、32.1%であった(女性:28.8%、男性:35%)。また、同期間におけるフランス語圏スイス人の一般的な喫煙率は19.0%であった(OR:2.0、CI:1.6~2.5、p<0.001)。 ・特発性(素因性)全般てんかん患者の喫煙率は44.3%で最も高かった(その他のてんかん患者:27.8%、p=0.03)。 ・てんかん患者の喫煙率は、有意に高かった。 ・てんかんとニコチン中毒に共通する遺伝的感受性、てんかんに関連付けられるストレスやうつ病を介する間接的な併存疾患、てんかんに対するニコチンの有益な効果などの因果関係は不明なままであり、さらなる研究が求められる。 関連医療ニュース 統合失調症患者は、なぜ過度に喫煙するのか 成人てんかんに対するガイドライン準拠状況は てんかん患者の性的問題の現状 (鷹野 敦夫) 原著論文はこちら Torriani O, et al. J Neurol. 2016 Jul 14. [Epub ahead of print] 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) CareNet AcademiaによるAI生成記事 このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] AD診断のAβPET、センチロイドの適正なカットオフ値は/JAMA(2026/07/28) PSSA菌血症治療の常識は変わるか?(解説:栗原宏氏)(2026/07/28) GPIIb/IIIa阻害薬は、脳出血は心配ない?(解説:後藤信哉氏)(2026/07/28) 加糖飲料によるうつ病リスク、そのメカニズムは?(2026/07/28) 高齢の転移TN乳がん患者におけるSGの有用性~国際共同リアルワールド研究(2026/07/28) 死亡リスクが最も低い気温は?死因・年齢別に検討〜日本含む39ヵ国の研究(2026/07/28) リラグルチドの胃排出遅延は食欲抑制に直接影響せず(2026/07/28) ビタミンA高値は喘息患者の良好な肺機能と関連(2026/07/28) メラトニン、慢性筋骨格系疼痛に鎮痛効果の可能性(2026/07/28) 心筋梗塞を経験した人は認知機能の低下が速い(2026/07/28) [ あわせて読みたい ] 総合内科専門医試験対策 “苦手”科目をクイック復習 2016 (2016/07/29) 認定内科医試験完全対策 総合内科専門医ベーシック vol.4(2016/06/07) 認定内科医試験完全対策 総合内科専門医ベーシック vol.3(2016/05/31) Dr.松崎のここまで!これだけ!うつ病診療 (2016/03/07) 薬剤性QT延長症候群とは(2015/09/30) 全国在宅医療・介護連携研修フォーラム(2015/03/31) ひと・身体をみる認知症医療(2015/03/15) 診療よろず相談TV シーズンII(2014/07/03) 診療よろず相談TV(2013/10/25)