糖尿病のロードレーサーたちが魅せた勇姿 提供元:ケアネット ツイート 公開日:2015/10/27 世界初のオール糖尿病のプロサイクリングチームが、日本の舞台で勇姿を魅せた。 アジアにおける最大規模のレース「2015ジャパンカップサイクルロードレース」が10月18日、宇都宮市で開催された。本大会で注目を集めたのは、全員が1型糖尿病を持つプロサイクリングチーム「チーム ノボ ノルディスク」の健闘であった。チームは昨年に続き、大会2度目の出場を果たしている。 出場者73人中、メンバーのハビエル・メヒヤス選手(スペイン)は18日のロードレースで15位。シャルル・プラネ選手(フランス)は、若手(U23)の中で3位であった。また、前日の17日に行われた「2015 ジャパンカップクリテリウム」でアンドレア・ペロン選手(イタリア)が10位、と好成績を収めている。 レース後、「チーム ノボ ノルディスク」のメンバー5人は、ノボ ノルディスク ファーマのブースでサイン会を行い、約 50人のファンと交流した。ブースには1型糖尿病の少年とその家族も訪れた。将来、チームメンバーとなる夢を追いかけている少年は、「チーム ノボ ノルディスク」からプレゼントされたジャージにサインをもらい、笑顔でメンバーと写真撮影を行った。 「チーム ノボ ノルディスク」はメンバー全員が1型糖尿病患者から成る世界初のアマチュアチームとして2006年にアメリカで設立された。2008年に「チームタイプ1」としてUCIコンチネンタルチーム、2011年にはプロコンチネンタルチームに登録。2012年にノボ ノルディスク社とスポンサー契約している。 1型糖尿病を持っていても、スポーツの才能を活かし、夢を実現させている彼らに、勇気をもらう人は少なくないはずだ。 チーム ノボ ノルディスク 公式サイト(英語) チーム ノボ ノルディスク 日本語紹介サイト 関連プレスリリースはこちら (ケアネット 佐藤寿美) 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] PIK3CA変異の内分泌療法抵抗性HR+/HER2-乳がん、inavolisib追加でPFS・OS改善(INAVO120)/NEJM(2025/06/11) 高リスク頭頸部がん、CRT+ニボルマブの術後補助療法が20年振りの新たな標準治療に(NIVOPOSTOP)/ASCO2025(2025/06/11) HRR関連遺伝子に病的バリアントを有するmCSPCへのニラパリブ+AAP、rPFS改善(AMPLITUDE)/ASCO2025(2025/06/11) COPD初の生物学的製剤デュピルマブへの期待/サノフィ(2025/06/11) うつ病合併片頭痛に対するフレマネズマブの有効性〜UNITE試験(2025/06/11) HER2+乳がん術前療法、THP vs.TCHP(neoCARHP)/ASCO2025(2025/06/11) 眠気の正体とは?昼間の眠気は異常?/日本抗加齢医学会(2025/06/11) スポーツを現地観戦する高齢者は幸福感が高い/千葉大(2025/06/11) [ あわせて読みたい ] Dr.山田のゆるい糖質制限 -医学的根拠と実践方法-(2015/06/05) アリスミアのツボ(2014/09/01) Dr. 坂根のすぐ使える患者指導画集 -糖尿病編-(2013/11/13) EASD2013(2013/10/08) 2013 米国糖尿病学会 速報(2013/06/25) Vol. 1 No. 2 特集 心血管イベントの抑制を念頭においた糖尿病管理(2013/06/18) 症例クイズ「がんを合併する1例の診断」(2013/06/04) 超速効 ! 糖尿病診療エクスプレス2010<上巻>(2012/12/01)