カマンベールチーズ 認知症予防に効果あり? 提供元:ケアネット ツイート 公開日:2015/03/24 キリン株式会社の基盤技術研究所は、小岩井乳業株式会社、東京大学大学院 農学生命科学研究科と共同で、乳製品のアルツハイマー病予防効果を調べるため、アルツハイマー病モデルマウスを用いて実験を行った。その結果、カマンベールチーズの摂取がアルツハイマー病の予防に役立つ可能性があることを発表した。本研究の成果は、PLoS One誌2015年3月11日号で2報にわたる論文として掲載されている。 チーズなどの発酵乳製品を摂取することにより老後の認知機能低下が予防されることは、疫学の分野ですでに報告されていたが、認知症への予防効果のメカニズムや有効成分は不明だった。今回の研究ではこの点に着目し、市販のカマンベールチーズの摂取によるアルツハイマー病への効果を検証した。 その結果、アルツハイマー病モデルマウスにカマンベールチーズから調製した餌を摂取させると、脳内のアルツハイマー病の原因物質であるアミロイドβの沈着が有意に抑制され、脳内の炎症状態が緩和されることが認められた。 さらに、有効成分としてカマンベールチーズにオレイン酸アミド※1とデヒドロエルゴステロール※2が含まれていることが確認された。これらの成分は、乳の微生物による発酵過程で生成されたと考えられる。 ※1 オレイン酸アミド…アミド基を有する脂肪酸で、睡眠関連物質として発見されている。脳内のアミロイドβなどの老廃物を除去する役割を担うミクログリアと呼ばれる細胞を活性化しながら、抗炎症活性を示す。 ※2 デヒドロエルゴステロール…菌類の細胞膜の構成成分であるステロールの一種。 抗炎症活性を示す。 詳細はプレスリリースへ (ケアネット 加藤 千恵) 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) 関連記事 認知症予防の可能性、カマンベールチーズvs.運動 医療一般 (2019/11/15) 認知症リスク、チーズとヨーグルトで関連が逆の可能性~大崎コホート 医療一般 日本発エビデンス (2023/06/28) このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] 術後ホルモン療法追加で、前立腺がんの予後は改善するか/Lancet(2026/03/18) 乳がん周術期化学療法後に長期持続する有害事象、患者報告アウトカムで明らかに~日本の前向き研究(2026/03/18) 日本人の認知症予防戦略、修正可能なリスク要因とその低減効果は(2026/03/18) 夕食中心の食事でフレイルリスク上昇(2026/03/18) 日帰り経カテーテル大動脈弁置換術の安全性は?(2026/03/18) 生涯学習は認知症リスクの低下と関連(2026/03/18) 自宅リハビリの実施状況、4人に3人が不十分(2026/03/18) 脳インプラントがパーキンソン病の歩行をリアルタイムで把握(2026/03/18) [ あわせて読みたい ] 非機器的早期運動療法はDVT発生率を低減【論文から学ぶ看護の新常識】第1回(2025/02/05) トレンド・トーク『肺がん』(2024/06/11) 災害対策まとめページ(2024/02/05) Dr.大塚の人生相談(2024/02/26) IBD(炎症性腸疾患)特集(2023/09/01) 旬をグルメしながらCVIT誌のインパクトファクター獲得を祝福する【Dr.中川の「論文・見聞・いい気分」】第63回(2023/08/29) エキスパートが教える痛み診療のコツ(2018/10/11) 医療者向け『学校がん教育.com』(2022/12/01) アトピー性皮膚炎・乾癬特集まとめインデックス(2022/11/11) アトピー性皮膚炎・乾癬特集まとめインデックス(2022/11/11)