小児ADHD、食事パターンで予防可能か

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ケアネット

小児ADHD、食事パターンで予防可能かのイメージ

 これまで子供の行動における食事の役割は議論されてきたが、小児期の行動障害と複数の栄養因子との関連が絶えず示唆されている。韓国・国立がんセンターのHae Dong Woo氏らは、注意欠陥・多動性障害(ADHD)に関連する食事パターンを明らかにするため、症例対照研究を行った。その結果、伝統的かつ健康的な食事を摂取することで、ADHDリスクが低下する可能性があることが示唆された。Nutrients誌オンライン版2014年4月14日号の報告。

 対象は7~12歳の小学生192人。食事摂取量を評価するために、3回の非連続的な24時間回想(HR)インタビューを実施し、事前に定義された32の食品群は主成分分析(PCA)で抽出した。

 主な結果は以下のとおり。

・PCAにより、「伝統的」「海藻-卵」「伝統的-健康的」「軽食」の四大食事パターンを特定した。
・「伝統的-健康的」パターンは低脂肪、高炭水化物なだけでなく、脂肪酸やミネラルを多く摂取していた。
・「伝統的-健康的」パターンを三分位に分け最高位を最低位と比較すると、多変量調整後のADHDのオッズ比(OR)は、0.31(95%CI:0.12~0.79)であった。
・「軽食」パターンのスコアは、明確にADHDリスクと関連していた。しかし、有意な関連は第2三分位のみで観察された。
・その他の食事パターンでは、ADHDとスコアの間に有意な関連は認められなかった。

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(ケアネット 鷹野 敦夫)

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