U=Uは、母子感染予防にも適応できるか?(解説:岡 慎一 氏)-1994 提供元:臨床研究適正評価教育機構 ツイート 公開日:2025/08/05 企画協力J-CLEAR 本記事のコメンテーター 岡 慎一( おか しんいち ) 氏 国立健康危機管理研究機構(JIHS) エイズ治療・研究開発センター(ACC) 名誉センター長 J-CLEAR推薦コメンテーター オリジナルのニュース 母体HIVウイルス量、母子感染に与える影響は?/Lancet(2025/07/25掲載) HIVの母子感染予防を論じた論文である。その前に、U=Uについて簡単に解説しておく。U=Uとは、「治療で血中のウイルス量(VL)が検出限界以下(<50copies/mL)になれば、HIVはうつらない:Undetectable equals Untransmittable」を略したものである。U=Uは、782組の片方がHIV+で治療を受けていてVLが検出限界以下、片方がHIV-のゲイカップルが、2年間に7万6,088回のコンドーム無しの肛門性交を行っても感染はゼロであったという、… ログインしてコンテンツへ 新規会員登録はこちら 医師 薬剤師 医学生 その他 医療関係者 記事全文がお読みいただけるようになるほか、ポイントプログラムにもご参加いただけます。 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) 岡 慎一先生の他のコメント 完璧なHIV感染予防法にアクセスできるのは?(解説:岡慎一氏) (2024/12/23掲載) 世界では、HIV予防は新しい時代へ(解説:岡慎一氏) (2024/08/08掲載) 女性に対してもHIV曝露前予防(PrEP)成否の鍵は服薬率(解説:岡慎一氏) (2024/04/08掲載) HIVはコンドーム無しのセックスでもうつりません―How low viral load is low enough for HIV zero transmission(解説:岡慎一氏) (2023/08/21掲載) 途上国で最強、最適な治療(解説:岡慎一氏) (2023/07/31掲載) 2ヵ月1回の注射が女性をHIV感染から守る(解説:岡慎一氏) (2022/04/22掲載) 新規HIV感染者ゼロを目指して(解説:岡慎一氏)-1267 (2020/08/05掲載) エイズ患者の結核治療:始めに検査?始めから治療?(解説:岡慎一氏)-1248 (2020/06/30掲載) COVID-19の救世主現る?(解説:岡慎一氏)-1221 (2020/04/24掲載) HIV治療のゲームチェンジャー現る(解説:岡慎一氏)-1208 (2020/04/03掲載) HIV感染症の治療も、過ぎたるは猶及ばざるが如し(解説:岡慎一氏)-1098 (2019/08/15掲載) 治療で血漿中HIVさえ抑えればコンドームだって不要(解説:岡慎一氏)-1097 (2019/08/14掲載) Evidence Based Medicine追求への神髄を見た(解説:岡慎一氏)-1092 (2019/08/05掲載) HIV予防薬服用で性感染症が増加するのは悪いことなのか?(解説:岡慎一氏)-1040 (2019/05/10掲載) HIV治療の簡素化は本当に可能か?(解説:岡慎一氏)-972 (2018/12/12掲載) 世界の健康・福祉はどこへ向かうのか?(解説:岡慎一氏)-875 (2018/06/21掲載) エイズ治療薬:横綱同士の優勝決定戦(解説:岡慎一氏)-742 (2017/10/12掲載) エイズ治療薬:横綱同士のQD本割り決戦(解説:岡慎一氏)-741 (2017/10/11掲載) 科学的検証の重要性(解説:岡 慎一氏)-622 (2016/12/08掲載) その他の解説記事をみる J-CLEAR(臨床研究適正評価教育機構)とは J-CLEAR(臨床研究適正評価教育機構)は、臨床研究を適正に評価するために、必要な啓発・教育活動を行い、わが国の臨床研究の健全な発展に寄与することを目指しています。 本企画では、J-CLEARの活動の一環として、CareNet.comで報道された海外医学ニュース「ジャーナル四天王」に対し、臨床研究の適正な解釈を発信します。 詳しくはこちら このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] マラリア抑制にイベルメクチンが有効/NEJM(2025/08/05) 心房細動による脳塞栓症に対するDOAC開始のタイミング(解説:内山真一郎氏)(2025/08/05) 自分のトリセツを知るとだいぶ楽になる(解説:岡村毅氏)(2025/08/05) monarchE適格基準を満たす乳がんの予後、サブグループ間でばらつき(2025/08/05) 日本の認知症動向、その傾向と地域差(2025/08/05) 肺がん個別化医療のさらなる進展を目指し、サーモフィッシャーと戦略的提携/国立がん研究センター(2025/08/05) 幹細胞移植で移植患者の免疫抑制薬が不要に?(2025/08/05) 孤独感は心身の健康に悪影響を及ぼす(2025/08/05) 早い時間に寝ると翌日の運動量が増える(2025/08/05) [ あわせて読みたい ] 第50回日本骨髄腫学会学術集会:独占インタビュー(2025/04/18) ASCO2025 まとめ(2025/06/02) かかりつけ医のためのがん患者フォローアップ(2025/06/13) 医療・介護施設従事者のための転倒・転落事故へのアプローチ ~転倒・転落事故のメカニズム、予防、事故後フォローのすべて~(2025/02/27) 非機器的早期運動療法はDVT発生率を低減【論文から学ぶ看護の新常識】第1回(2025/02/05) トレンド・トーク『肺がん』(2024/06/11) 災害対策まとめページ(2024/02/05) Dr.大塚の人生相談(2024/02/26) IBD(炎症性腸疾患)特集(2023/09/01) 旬をグルメしながらCVIT誌のインパクトファクター獲得を祝福する【Dr.中川の「論文・見聞・いい気分」】第63回(2023/08/29)
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