トラスツズマブを用いた術後補助療法は6ヵ月間で十分か?‒PERSEPHONE試験の結果から(解説:岩瀬 俊明 氏)-1084

提供元:臨床研究適正評価教育機構

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公開日:2019/07/30

本記事のコメンテーター

岩瀬 俊明( いわせ としあき ) 氏

千葉大学大学院医学研究院 臓器制御外科学教室

MD Anderson Cancer Center, Breast Medical Oncology, Postdoctoral fellow

これまでHER2陽性早期乳がんに対するトラスツズマブを用いた術後補助療法の標準投与期間は12ヵ月とされていたが、心毒性、高額な医療費、また長期の通院等のデメリットが憂慮される。そのため治療期間を短縮するオプションがいくつかの臨床試験で検討されてきたが、コンセンサスは得られていない。以上の背景から、本試験はHER2陽性早期乳がんにおいて12ヵ月のトラスツズマブ治療に対して6ヵ月の治療効果を第3相ランダム化非劣性…

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