BMI最適値が判明、90万人の解析から 最終更新:2009/04/09 ジャーナル四天王 BMIは単独で死亡の強力な予測因子であり、死亡率は22.5~25.0kg/m2で最も低く、この範囲以上でも以下でも死亡率が上昇することが、Prospective Studies Collaboration(PSC)の研究グループが実施した共同解析で明らかとなった。BMIは肥満の優れた指標であり、虚血性心疾患、脳卒中、大腸癌、腎臓病、子宮内膜症、閉経後乳癌による死亡のリスク因子として確立されている。Lancet誌2009年3月28日号(オンライン版2009年3月18日号)掲載の報告。なお、PSCは心血管リスク因子と死亡の関連をプロスペクティブに検討している61の試験のメタ解析を目的とした研究グループであり、対象は世界で100万人に及ぶという。今回の研究を含めその成果はウェブサイト上に公開されている(http://www.ctsu.ox.ac.uk/projects/psc)。
排尿障害改善薬シロドシン、米国で新発売 最終更新:2009/04/09 医療一般 キッセイ薬品工業株式会社は8日、同社が創製し、米ワトソン社に技術導出した前立腺肥大症に伴う排尿障害改善薬シロドシン(日本製品名:ユリーフ)について、4月6日(現地時間)にワトソン社が米国にて新発売(米国製品名:RAPAFLO〔ラパフロ〕)したことを発表した。
抗血小板剤「Efient」英国で発売 最終更新:2009/04/09 医療一般 第一三共株式会社と米イーライリリー・アンド・カンパニーは8日、抗血小板剤「Efient」(一般名:プラスグレル)を、英国で発売した。
マンモグラフィを搭載したバスで乳がん無料検診 最終更新:2009/04/09 医療一般 ノバルティス ファーマ株式会社は7日、同社が特別協賛する「ノバルティス マンモグラフィ体験キャラバン(http://www.novartis.co.jp/campaign/mammography/index.html)」による乳がんの無料マンモグラフィ検診を、今年も4月からスタートすると発表した。
【医師限定記事】6割の医師が「医師は禁煙すべき」と回答! 最終更新:2009/04/09 医療一般 医師限定コミュニティ「Dr'sVoice」にて行ったアンケート「医師は禁煙すべき!それとも個人の自由?」の結果によると、6割の医師が「医師は禁煙すべき」と回答していた。
プラビックスとアスピリンの併用は、心房細動患者の重度の血管性イベント予防においてアスピリンの単剤療法よりも有効 最終更新:2009/04/09 医療一般 サノフィ・アベンティス株式会社は3日、仏サノフィ・アベンティス社と米ブリストル・マイヤーズ スクイブ社のACTIVE A臨床試験から得られた新たな結果を発表した。
【医師限定記事】4割の医師が臨床研修制度の見直しに反対! 最終更新:2009/04/09 医療一般 医師限定コミュニティ「Dr'sVoice」にて行ったアンケート「臨床研修制度の見直しは医療崩壊を救えるか?」の結果によると、約4割の医師が今回の臨床研修制度の見直しに反対していることがわかった。
骨粗鬆症治療剤リカルボンとボノテオが新発売 最終更新:2009/04/09 医療一般 小野薬品工業株式会社とアステラス製薬株式会社は、両社が国内共同開発し、1月21日付で製造販売承認を取得した骨粗鬆症治療剤を、それぞれ「リカルボン錠1mg(小野薬品)」「ボノテオ錠1mg(アステラス製薬)」(一般名:ミノドロン酸水和物)の名で、4月7日に国内で新発売した。
PSA検診で前立腺癌死亡率を2割減少:ヨーロッパでの無作為化試験の結果 最終更新:2009/04/08 ジャーナル四天王 前立腺癌のPSA検診を行うことで、前立腺癌による死亡率を約2割引き下げることができるとする研究結果が出た。これは、ヨーロッパ7ヵ国の18万2,000人を対象に行った、前向き無作為化試験の結果で、オランダErasmus Medical CenterのFritz H. Schroder氏らが、NEJM誌2009年3月26日号(オンライン版2009年3月18日号)で発表した。
PSA検診による前立腺癌死亡率の減少効果なし:アメリカでの無作為化試験の結果 最終更新:2009/04/08 ジャーナル四天王 PSA検診を実施しても、前立腺癌による死亡率を減少する効果はないとする研究結果が出た。これは、前立腺癌、肺癌、大腸癌、卵巣癌の4種類の癌のスクリーニングについて米国で行われている、PLCO(Prostate, Lung, Colorectal, and Ovarian)癌スクリーニング試験の結果。米ワシントン大学のGerald L. Andriole氏らが、NEJM誌2009年3月26日号(オンライン版2009年3月18日号)で発表した。
ICU患者への強化血糖コントロールは死亡率を増加 最終更新:2009/04/07 ジャーナル四天王 集中治療室(ICU)患者への強化血糖コントロールは、より緩やかな従来型の管理方法に比べ、死亡率を増加することが明らかにされた。高血糖はICU患者に多く見られるものの、血中グルコース値をどこまで引き下げるべきかについては、これまで意見が分かれていた。今回、6,000人超を対象に行った大規模試験で、ICU患者については、血糖値の目標値を81~108mg/dL(4.5~6.0mmol/L)で管理をするよりも、目標値180mg/dL(10.0mmol/L)以下で管理をしたほうが、死亡率が低下したという。
慢性疼痛、うつ症状はプライマリ・ケアで改善できる 最終更新:2009/04/07 ジャーナル四天王 プライマリ・ケアでよく見られる慢性疼痛について、コラボレートケア介入(プライマリ・ケアベースでサイコロジスト・ケアマネジャーと内科医が疼痛治療補助の介入を行う)で、統計的に有意な改善が見られことが報告された。ポートランド退役軍人病院(アメリカ)のSteven K. Dobscha氏らによる、同院関連の5つのプライマリ・ケア診療所で行った集団無作為化試験SEACAP(Study of the Effectiveness of a Collaborative Approach to Pain)の結果で、JAMA誌2009年3月25日号で掲載されている。
日本初のカウンター付吸入用エアゾール剤喘息治療配合剤「アドエア 50エアー120吸入用」発売 最終更新:2009/04/07 医療一般 グラクソ・スミスクライン株式会社は、4月6日に喘息治療配合剤「アドエア 50エアー120吸入用」(一般名:サルメテロールキシナホ酸塩・フルチカゾンプロピオン酸エステル)を発売した。
ヒト用パンデミックインフルエンザワクチンEmerflu、オーストラリアで承認を取得 最終更新:2009/04/07 医療一般 サノフィ・アベンティス株式会社は31日、仏サノフィパスツール社が、ヒト用パンデミックインフルエンザワクチンであるEmerfluがオーストラリア治療製品局(TGA:Therapeutic Goods Administration)から販売承認を取得したことを発表しました。Emerfluワクチンは、パンデミックが公式に宣言された場合のオーストラリアにおけるパンデミックインフルエンザワクチンとして承認された。
LDL-C値、高感度CRP値ともに低下すると心血管イベント発症リスクが65%減少 JUPITER試験結果より 最終更新:2009/04/07 医療一般 アストラゼネカと塩野義製薬は2日、クレストール(ロスバスタチン)の1次予防効果を検討した試験JUPITER(ジュピター)試験の新たな解析の結果、LDL-C値、高感度CRP値ともに低下すると心血管イベント発症リスクを65%減少させることがわかったと発表した。
前立腺肥大症に伴う排尿障害改善薬「ユリーフ」のアセアン諸国などにおけるライセンス契約が締結 最終更新:2009/04/06 医療一般 キッセイ薬品工業株式会社とエーザイ株式会社は2日、キッセイ薬品が創製した前立腺肥大症に伴う排尿障害改善薬「ユリーフ」(一般名:シロドシン)に関して、アセアン10ヵ国ならびにインドおよびスリランカを対象としたライセンス契約を締結したことを発表した。
エベロリムス、前治療が無効となった進行性腎細胞がんの治療薬として米国で承認を取得 最終更新:2009/04/06 医療一般 ノバルティスファーマ株式会社は3月30日、エベロリムス(米国での製品名:「AFINITOR」)錠が、スニチニブやソラフェニブによる前治療が無効となった進行性腎細胞がん患者の治療薬として、米国食品医薬品局(FDA)の承認を取得したと発表した。
間欠性跛行患者へのナフチドロフリルの臨床的有用性確認 最終更新:2009/04/03 ジャーナル四天王 間欠性跛行に対する経口ナフチドロフリルの有効性について、Ghent大学(ベルギー)Heymans薬理学研究所のT De Backer氏らが、個々の患者データに基づくメタ解析を実施。プラセボとの比較で臨床的な有用性が確認されたと、BMJ誌2009年3月21日号(オンライン版2009年3月10日号)で発表した。血管作用薬の治療薬として提案されて30年以上になるが、強力な有効性データが不足しており、使用については議論が続いている。ナフチドロフリルは1968年に発売され、European and transatlanticガイドラインでも有効性が言及されているが、メタ解析による有効性の提示が行われていない。唯一行われたシステマティックレビューによるメタ解析は、取り上げた試験間の不均一性を理由に見送られていたが、Backer氏らは、個々の患者データに基づくメタ解析で補正可能と判断し本研究を実施した。
急性胸痛を訴え救急外来を受診した患者へのアドバイス 最終更新:2009/04/03 ジャーナル四天王 急性胸痛を訴え救急外来を受診する患者の大半は、即時診断は困難で、さらなる診断評価を必要とする。通常はそのことを患者に口頭で伝えるだけだが、診断に対する不安を患者に与えることになったり、急性胸痛を繰り返すことになるなどQOLに重大な影響をもたらし、うまく伝えることが求められている。Northern General HospitalのJane Arnold氏らは、年間70万人(イングランドとウェールズで)に上る急性胸痛患者への有用な情報伝達方法として、循環器外来患者のコミュニケーションツールとして開発されたインフォメーションシートをアレンジ。患者の不安解消および健康QOL、治療満足度、二次的症状の改善に役立つか試験した。BMJ誌2009年3月21日号(オンライン版2009年2月26日号)より。
バルーン椎骨形成術は急性期の脊椎圧迫骨折に有効:FREE試験 最終更新:2009/04/02 ジャーナル四天王 バルーン椎骨形成術は、脊椎圧迫骨折に対する長期的な効果はないものの急性期には有効で安全な治療法であることが、イギリス・グランピアン州国民保健サービス(NHS)Woodend病院整形外科のDouglas Wardlaw氏らが実施したFREE試験で明らかとなった。バルーン椎骨形成術は疼痛を伴う脊椎骨折に対する低侵襲性の治療手技であり、痛みの低減およびQOLの改善を目的に施行されるという。Lancet誌2009年3月21日号(オンライン版2009年2月25日号)掲載の報告。