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アレルギー性鼻炎治療剤アラミストが承認取得

グラクソ・スミスクライン株式会社は22日、定量噴霧式アレルギー性鼻炎治療剤「アラミスト点鼻液27.5μg56噴霧用」(一般名:フルチカゾンフランカルボン酸エステル)について、「アレルギー性鼻炎」を効能・効果として厚生労働省より製造販売承認を取得したと発表した。この製品は医師の処方が必要な医療用医薬品であり、今後薬価収載を待って発売される予定。アラミストの有効成分であるフルチカゾンフランカルボン酸エステルは、鼻噴霧用ステロイド薬の新規化合物。従来品であるフルチカゾンプロピオン酸エステル(製品名:フルナーゼ)よりも効果の発現が速いことと、効果が持続するという特徴があり、1日1回の使用でアレルギー性鼻炎の3大症状であるくしゃみ・鼻汁・鼻づまりに対し、使用1日目から改善効果が得られることが臨床試験において示されている。また、アレルギー性鼻炎に付随する眼症状(眼のかゆみ、流涙、眼の赤み)に対しても、海外の臨床試験で有意な改善効果が確認されているという。アラミストは、人間工学に基づいて設計された握りやすい噴霧器を使用されており、鼻噴霧用薬では世界初の横押し型となっており、薬剤の残量が確認できる小窓もついている。また、薬剤が細かな霧状となって噴霧されるため、鼻からの液垂れが起こりにくくなると考えられるという。詳細はプレスリリースへhttp://glaxosmithkline.co.jp/press/press/2009_01/P1000548.html

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AD/HD治療薬ストラテラが製造販売承認取得

日本イーライリリー株式会社は22日、AD/HD(注意欠陥/多動性障害治療薬)治療薬「ストラテラ(一般名:アトモキセチン塩酸塩)」の製造販売承認を取得したと発表した。ストラテラは従来のAD/HD治療薬とは作用機序が異なり、ノルアドレナリンの再取り込みを阻害する非中枢神経刺激薬で、小児(6歳以上~18歳未満)のAD/HD治療の新たな選択肢となるという。2003年1月の米国での発売以来、現在84ヶ国で承認されている。また、一部の国では成人のAD/HDに対しても承認されており、現在までに約700万人に服用されている(2009年2月時点)。 日本では、2007年6月に承認申請されていた。詳細はプレスリリースへhttp://www.lilly.co.jp/CACHE/news_2009_09.cfm

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治療抵抗性統合失調症治療薬クロザリルが製造販売承認を取得

ノバルティス ファーマ株式会社は22日、治療抵抗性統合失調症の治療薬として「クロザリル錠25mg/100mg」(一般名:クロザピン)の製造販売承認を取得したと発表した。クロザリルは、日本で初めて「治療抵抗性統合失調症」の適応症を認められた抗精神病薬。同剤は、2種類以上の抗精神病薬を十分な量、十分な期間投与されたにも関わらず、十分な効果が得られない患者に対する治療薬として、すでに世界97ヵ国で承認されている。クロザリルは、1969年にオーストリアで最初に抗精神病薬として承認を取得した後、1975年フィンランドで、発売後6ヵ月間で8名の死亡を含む16名の無顆粒球症の発現が報告されたため、各国で販売中止や開発中止の措置がとられ、日本での開発も中止されていた。しかし、その後、既存の抗精神病薬で効果がない患者に対して有効性があることが示され、治療抵抗性の統合失調症に対し、血液検査を義務付けて使用されている。さらに、アメリカ、イギリスなどでは、血液検査の確実な実施と処方の判断を支援する「クロザリル患者モニタリングサービス」(CPMS:Clozaril Patient Monitoring Service、アメリカでは Clozaril National Registry)を導入しています。クロザリルは、このような厳しい安全管理のもと、1975年に発売されて以来、世界で380万患者・年の患者に使われている。同社は、日本においても無顆粒球症、好中球減少症などの早期発見・早期対処を目的としたCPMSの導入により、厳重な安全管理のもとに本剤が使用されるように推進していくという。今回の承認にあたっては、CPMSに登録された医療機関、医師、および保険薬局においてのみ、登録された患者に処方がなされるよう、承認条件により義務付けられている。詳細はプレスリリースへhttp://www.novartis.co.jp/news/2009/pr20090422.html

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エベロリムスが優先審査品目に指定される

ノバルティス ファーマ株式会社は23日、同社が根治切除不能又は転移性の腎細胞がんの治療薬として1月28日に製造販売承認の申請を行ったエベロリムス(開発コード:RAD001)が、4月2日付で優先審査品目に指定されたことを発表した。エベロリムスは、がんの増殖、成長および血管新生の調節因子であるmTORを持続的に阻害する。このmTORタンパクの阻害により、腫瘍細胞の増殖抑制と血管新生阻害という2つのメカニズムで抗腫瘍効果を発揮し、がん治療に新たなアプローチを提供することが期待される薬剤である。エベロリムスは「Afinitor」の製品名で、3月30日に米国FDAから前治療が無効となった進行性腎細胞がんの治療薬として承認を取得した他、現在、EUをはじめとする各国で承認を申請されている。詳細はプレスリリースへhttp://www.novartis.co.jp/news/2009/pr20090423.html

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札医大発のベンチャーが5月からリハビリ教室を本格展開

札幌医科大学と産業技術総合研究所の研究成果を生かすベンチャー企業「株式会社アフィオ afio」は、4月に運動機器の販売を始めたのに続き、理学療法士が指導し、ひざの痛みを解消する運動教室を5月から本格展開する。2009年1月より変形性膝関節症などによって日常生活は十分に自立しているものの膝関節に痛みや不安をかかえる人々を対象にしたひざイタ予防運動教室を開始、また4月からリハビリテーションデバイス「キネステージ Kinestage」の販売を開始している。さらに5月から開始するひざイタ予防運動教室の参加者を募集中で、その他にも随時さまざまなイベントを計画、健康増進、スポーツ医科学、リハビリテーション、ITを通して皆様の健康に関わる予防医学の普及に努めるための活動を展開していくという。発表はこちらhttp://web.sapmed.ac.jp/cgi-bin/WebObjects/WeblockCore.woa/wa/showReportItem?id=195

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抗悪性腫瘍剤ドキシルに効能追加承認

ヤンセンファーマ株式会社は、4月22日付で抗悪性腫瘍剤「ドキシル注20mg」(一般名:ドキソルビシン塩酸塩リポソーム注射剤)の追加効能となる「がん化学療法後に増悪した卵巣がん」の承認を取得したと発表した。現在、ドキシル注20mgは米国を含む約80ヵ国以上で発売され、再発卵巣がんに対する適応は1999年に米国にて初めて承認を取得して以降、約75ヵ国で承認されている。また、同剤は国内において2007年1月にエイズ関連カポジ肉腫に対する適応を取得し、発売中である。詳細はプレスリリースへhttp://www.janssen.co.jp/inforest/public/home/?paf_gear_id=2100029&paf_gm=content&paf_dm=full&vid=v11&cid=cnt57254

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新規抗悪性腫瘍剤タイケルブ 承認取得

グラクソ・スミスクライン株式会社は22日、抗悪性腫瘍剤「タイケルブ錠 250mg」(一般名:ラパチニブトシル酸塩水和物)について「HER2過剰発現が確認された手術不能又は再発乳がん」を効能・効果として、厚生労働省より承認を取得したと発表した。タイケルブは、乳がん治療領域で初めて承認された経口の分子標的治療薬。タイケルブの適応症は、がん細胞にHER2が過剰に発現しているHER2陽性の乳がんで、アントラサイクリン系抗悪性腫瘍剤、タキサン系抗悪性腫瘍剤およびトラスツズマブ(遺伝子組換え)による化学療法後の増悪もしくは再発の患者に対するカペシタビンとの併用療法。タイケルブは、同社で開発された新規のチロシンキナーゼ阻害薬で、細胞増殖促進のシグナル伝達を活性化するHER(ErbB受容体)ファミリーの中のEGFR(ErbB1)とHER2(ErbB2)の2種類の受容体型チロシンキナーゼに対して、細胞内において選択的かつ可逆的な阻害作用を示し、腫瘍細胞の増殖を抑制する。特にHER2は乳がん患者の予後不良因子として認識されており、同剤は2009年3月時点で、HER2過剰発現を示す進行性又は転移性乳がんの効能・効果にて74の国・地域で承認されている。詳細はプレスリリースへhttp://glaxosmithkline.co.jp/press/press/2009_01/P1000547.html

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熱いお茶を飲む人ほど食道がんリスクが高い

熱いお茶を飲む人ほど食道がんのリスクが高いことが、イラン北部のGolestan州での大規模な住民ベースの症例対照研究の結果、報告された。同地域は世界的にも食道有棘細胞がんの発病率が高い地域の1つだが、欧米とは異なるユニークな疫学的特徴があること――主要なリスク因子とされる喫煙率や飲酒率が低く、また発病率に男女差があまりない――で知られていた。テヘラン大学(イラン)シャリーアティー病院消化器疾患リサーチセンターのFarhad Islami氏らは、同地域が、食道がん発病率の低い地域と比べるとお茶がとても飲まれていて、しかも熱いお茶が好まれているという特徴に着目し、飲茶パターン・温度と、食道がん発病との関連について調査を行った。BMJ誌2009年4月11日号(オンライン版2009年3月26日号)より。4万8,582人が参加した住民ベースの症例対照研究住民ベースの症例対照研究は、飲茶パターン(緑茶と紅茶各々の飲茶量、お茶を注いでから飲むまでの時間)、飲茶温度[症例群は主観的評価(ぬるいor温かいお茶、熱いお茶、とても熱いお茶)、対照群は温度を実測(75℃、70℃、以下-5℃ずつで普段飲んでいるお茶の温度を計測)]などが調べられた。症例群は同地域唯一の胃腸専門クリニックで集められ、2003年12月~2007年4月に、300例が組織学的検査で食道有棘細胞がんが認められた。これらと、住民コホート(4万8,582人が参加)で対照群としてマッチした571例とで検討が行われた。とても熱いお茶を飲んでいる人の食道がんリスクは8.16倍増住民コホート参加者のほぼ全員(98%)が紅茶を飲む習慣があった。飲茶量は1日平均1リットル以上。温度は、60℃未満が39.0%、60~64℃が38.9%、65℃以上が22.0%(うち70℃以上は5.4%)だった。温度と食道がんリスクとの関連について、ぬるいor温かいお茶を飲んでいる人のリスクを基準とした場合、熱いお茶を飲んでいる人は2.07倍(95%信頼区間:1.28~3.35)、とても熱いお茶を飲んでいる人は8.16倍(3.93~16.9)に上った。同様に、お茶を注いでから4分以上経ってから飲む人を基準にした場合、2~3分で飲む人の食道がんリスクは2.49倍(1.62~3.83)、2分未満で飲む人は5.41倍(2.63~11.1)と有意な増大が見られ、熱いお茶を飲むことと食道がんは強く関連しているとIslami氏は結論している。

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ニコチン補充療法、禁煙したくない・できそうもない人にも効果

ニコチン補充療法は、禁煙したくない・できそうもないと考えている人にも、有効かつ安全に禁煙できる方法だという。英国バーミンガム大学Health and Population Sciences校のDavid Moore氏らが行ったシステマティックレビューのメタ解析の結果で、BMJ誌2009年4月11日号(オンライン版2009年4月2日号)で報告された。介入開始から6ヵ月時点での禁煙状況など評価Cochrane Library、Medlineなど6ソースで行われたシステマティックレビューは、発表・未発表を問わず、短期的に禁煙する意志はないことを断言した喫煙者も登録されており、ニコチン補充療法(動機付け支援あるなしにかかわらず)との比較が、プラセボ、未治療、その他薬物療法、あるいは動機付け支援のような心理的介入とで行われている無作為化試験で(現在進行中の試験、参照リストに登録されている試験、スポンサーが製薬会社のもの、臨床専門医のものいずれも含む)、喫煙率が報告されていることが適格条件とされた。解析の主要評価項目は、介入開始から6ヵ月時点での禁煙状況。また、追跡終了時点での禁煙状況もしくは減煙状況、および有害事象についても評価された。6ヵ月間禁煙できた割合は、プラセボ群の2倍適格条件を満たしたプラセボ対照無作為化試験は7試験(4試験はニコチンガム、2試験はニコチン吸入器、1試験はガム・吸入器・パッチから自由に選択)。いずれも禁煙については副次評価項目だった。被験者総計2,767例が、6~18ヵ月にわたり介入が行われ、12~26ヵ月間追跡されていた。6ヵ月間禁煙できていた人は、ニコチン置換療法群は6.75%で、プラセボ群3.28%の約2倍の達成率だった。また追跡終了時点で、禁煙できていた人(介入後6週目以降持続して)は、ニコチン置換療法群は1.6%、プラセボ群は0.4%。減煙できていた人は、ニコチン置換療法群は21.8%、プラセボ群は16.5%(持続的に減煙できていた人は、各6.3%、1.6%)。すべての評価項目で、ニコチン置換療法の有効性が認められた。有害事象に関しては、死亡(オッズ比:1.00)、重篤な有害事象(1.16)、有害事象による介入中断(1.25)について有意差はなかったが、悪心がニコチン置換療法群で有意に多かった(1.69)。これらからMoore氏は、ニコチン置換療法は効果的な介入であると結論したが、「今回得られたエビデンスは、定期的な行動支援とモニタリングが前提となっており、定期的支援がなくてもニコチン置換療法が効果的なものかどうかは不明である」とも述べている。

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超速効型インスリンアナログ製剤アピドラに製造販売承認

サノフィ・アベンティス株式会社は22日、1型および2型糖尿病患者さんを対象とする超速効型インスリンアナログ製剤「アピドラ」(一般名:インスリン グルリジン〔遺伝子組換え〕)について、「インスリン療法が適応となる糖尿病」を効能または効果として、厚生労働省より医薬品製造販売承認を取得したと発表した。アピドラは、ヒトインスリンのアミノ酸を置換し、製剤中に亜鉛を含まない特徴的な製剤設計がなされた超速効型インスリンアナログ製剤であるため、製剤中に単量体の割合が多く、速やかに吸収され、短時間で消失することにより、生理的な追加インスリン分泌パターンを再現する。アピドラは、痩せ型から肥満型まで、多様な体型の患者に投与でき、ヘモグロビン・エー・ワン・シー(HbA1c)ならびに食後血糖値を改善する。また食直前投与であるため、患者の生活にあわせてより柔軟に投与が可能だという。海外では、アメリカ、欧州で2004年に承認を取得し、現在80ヵ国以上で承認されている。詳細はプレスリリースへ(PDF)http://www.sanofi-aventis.co.jp/live/jp/medias/FAB6C386-458E-4DCB-8A43-CA53B95DA594.pdf

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【医師限定記事】医学部定員増は意見分かれる!

医師限定コミュニティ「Dr'sVoice」で行ったアンケート「医学部定員増で医療は変わる?医師の数を増やせば医療崩壊は解決するのか!?」の結果によると、医学部定員増は賛否が分かれた。アンケートは2009/03/19から2009/04/19まで行われ、496名の医師が参加した。それによると、医学部定員増に「賛成」11%、「条件付き賛成」44%、「反対」40%、「どちらでもない・わからない」5%だった。コメントでは、学生や若手医師が増えることが今の医療崩壊の解決にはつながらないという意見が多かった。医師の再配分などを指摘する意見も見られた。 ●「医学部定員増で医療は変わる?医師の数を増やせば医療崩壊は解決するのか!?」の詳細結果はこちらhttp://www.carenet.com/click/voice/result.php?eid=27

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【医師限定記事】医療費増が必要との指摘も原資は意見分かれる

医師限定コミュニティ「Dr'sVoice」で行ったアンケート「医療費抑制問題で意見分かれる!再配分か増税か?」の結果によると、医療費増には多くの医師が賛成するも、その原資に関しては意見が分かれた。アンケートは2009/03/19から2009/04/19まで行われ、777名の医師が参加した。それによると、「消費税UPも含めて医療費を増やす」が44%、「まずは他の予算から医療費に再配分する」43%、「まずは現状の医療費の中で見直しを行う」10%、「その他」3%だった。コメントを見ると、まずは医療費を増やすことで問題解決の一歩にすべきという声の一方で、安易な増税に反対する意見や、医療費を増やしても今のシステムや国民の意識などを変えない限り、医療状況は変わらないという意見があった。 ●「医療費抑制問題で意見分かれる!再配分か増税か?」の詳細結果はこちらhttp://www.carenet.com/click/voice/result.php?eid=35

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1年間で喫煙者の4人に1人が禁煙に挑戦するも、その内7割が禁煙に失敗

ファイザー株式会社は、昨年実施した「ニコチン依存度チェック」の追跡調査から、この1年間で禁煙に挑戦した喫煙者のうち、7割が失敗に終わっていることがわかったと発表した。調査は同社が昨年実施した「ニコチン依存度チェック」の回答者9400人を対象に、今年3月から4月にかけて、インターネットを通じて追跡調査を実施したもので、74.9%に当たる7042人から回答を得た。禁煙に失敗した人のうち、約半数が1週間以内に挫折。その主な理由は、「耐え難いイライラ」(37.9%)と「ストレス解消」(21.8%)で、ニコチン離脱症状が禁煙の失敗に深く関与していることが浮き彫りになったという。また、失敗したけどやっぱり禁煙したい。禁煙に失敗した人の8割以上が、すぐにでも禁煙に再挑戦したいと回答した。さらに、「ニコチン依存症」と判定された喫煙者の3人に1人が禁煙に挑戦、その内8割が禁煙に失敗。一方、非ニコチン依存症の喫煙者は、5人に1人が禁煙に挑戦し、約半数が禁煙に成功した。●詳細はプレスリリースへhttp://www.pfizer.co.jp/pfizer/company/press/2009/2009_04_22.html

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家庭医学辞書iモードサイト「子ども病気薬百科」がオープン

シーエー・モバイルの子会社であるイデアコミュニケーションは21日、法研と共同で、4月20日よりNTTドコモのiモード向け家庭医学辞書サイト『子ども病気薬百科』をオープンした。同サイトは特有の病気が多い赤ちゃん、子どもに特化した家庭医学辞書サイトで、法研から出版されている子どもの病気・薬関連の人気書籍7冊から厳選したコンテンツを提供しており、赤ちゃんや子どもの急な発熱や気になる症状、成長上の悩みを抱える両親をサポートする。主なコンテンツは子どもについて気になる話を紹介する「子ども病気・健康コラム」、病気・育児の悩み解決に役立つ「病気育児悩みQA辞典」、飲ませて大丈夫?という疑問に答える「子ども薬辞典」など。子どもを持つユーザー同士で交流、相談できる掲示板や、子どもの成長を記録できる日記などのツールも用意されている。アクセスはiモードからのみで、月額利用料金は315円。アクセス方法はURL(http://babycare.jp/)を直接入力するか、iMENU→辞書/学習/便利ツール→辞書/翻訳。詳細はプレスリリースへ(PDF)http://www.camobile.com/about/newsrelease/pdf/2009/baby_090421.pdf

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エポジン注の原薬製法、製剤処方に関する承認事項の一部変更承認取得

中外製薬株式会社は22日、遺伝子組換えヒトエリスロポエチン製剤「エポジン注シリンジ」「エポジン注アンプル」(以下、「エポジン注」)について、4月21日に厚生労働省より原薬製法ならびに製剤処方に関する承認事項の一部変更承認を取得したと発表した。同社は、エポジン注の原薬の製造工程においてウシ血清由来成分を用いない製造方法の開発ならびに皮下投与時の注射部位の痛みを軽減する新処方の開発に取り組み、厚生労働省へ承認申請を行っていた。また、今回の承認にあわせて、識別性・視認性の高い製品パッケージデザインへ変更するという。エポジン注は、1990年の発売以来、透析施行中ならびに透析導入前の腎性貧血、未熟児貧血、自己血貯血*の適応を取得し、広く臨床現場で使用されている。詳細はプレスリリースへhttp://www.chugai-pharm.co.jp/generalPortal/pages/detailTypeHeader.jsp;jsessionid=XINZYIASM4124CSSUIHSFEQ?documentId=doc_13653&lang=ja

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クラビット錠250mg/500mg・細粒10%の製造販売承認取得

第一三共株式会社は22日、広範囲経口抗菌製剤「クラビット錠250mg/500mg・細粒10%」(一般名:レボフロキサシン水和物)の製造販売承認を取得したと発表した。クラビットは、1993年12月に発売以来、これまでに各種感染症に対して43の適応症と32の適応菌種を取得し、今なお優れた治療効果を維持し高い安全性が評価されている。クラビット500mg 1日1回投与法は、PK-PD理論に基づき開発され、従来の100mg 1日3回投与法と比較して最高血中濃度を上げることにより、殺菌作用が増強されると共に耐性菌の出現を抑制することが期待できることから、抗菌薬の適正使用にのっとった投与法。この投与法は、すでに海外においては120以上の国または地域で承認されており、世界の標準的用法・用量になっているという。詳細はプレスリリースへhttp://www.daiichisankyo.co.jp/4less/cgi-bin/cs4view_obj.php/b_newsrelease_n1/895/20090422_クラビット500承認リリース(日)final.pdf

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皮膚損傷後の瘢痕治療にTGFβ3製剤が有効

transforming growth factor β3(TGFβ3)製剤であるavoterminは、皮膚損傷後の瘢痕を加速度的、かつ恒久的に改善する可能性があることが、イギリスManchester大学生命科学部門のMark W J Ferguson氏らが実施した、3つの臨床試験の結果から示唆された。TGFβ3はおもにケラチノサイトと線維芽細胞から合成された皮膚の形態形成因子であり、20年の研究実績があるという。既存の皮膚瘢痕の治療法は経験的なものばかりで、無作為化対照比較試験よるエビデンスを有するものはない。Lancet誌2009年4月11日号掲載の報告。一人の対象者内でさまざまな用量の治療薬とプラセボを比較研究グループは、健常者を対象に3つの二重盲検プラセボ対照無作為化試験(1つの第I/II試験、2つの第II相試験)を実施した。対象者の上腕に1cm長の全層皮膚切開を行い、切開前と24時間後にavotermin(線状の創縁1cm当たり0.25~500ng/100μL)を皮内投与した。切開部位を、avoterminあるいはプラセボ(もしくは標準的な創傷治療)を投与する群に無作為に割り付け、一人の対象者内でavoterminとプラセボ(もしくは標準的な創傷治療)の比較を行った。主要評価項目は瘢痕形成の肉眼的評価とし、2つの試験では創傷後6ヵ月と12ヵ月後に、もう1つの試験では創傷後6週~7ヵ月にかけて評価を行った。治療医、対象者、瘢痕の評価者には当該創傷部位の治療法は知らされなかった。治療群でVAS、総瘢痕スコアが有意に改善2つの試験では、avotermin 50ng/100μL群の100mm視覚アナログスケール(VAS)の中央値が、プラセボ群に比べ、6ヵ月の時点で5mm(p=0.001)、12ヵ月後には8mm(p=0.0230)改善した。もう1つの試験では、avoterminのすべての濃度の群において総瘢痕スコアが、プラセボ群に比し有意に改善し、平均改善度は、最低用量(5ng/100μL)群の14.84mmから最高用量(500ng/100μL)群の64.25mmまで、用量依存性に高くなった。真皮網状層のコラーゲン線維の異常が25%以下の症例は、プラセボ群が33%(5例)であったのに対し、avotermin 50ng/100μL群は60%(9例)であった。avotermin 500ng/100μL群では、わずか6週後にはVASが16.12mmも改善した。創傷部位の有害事象は、avotermin群とプラセボ群で同等であった。紅斑および浮腫の頻度はプラセボ群よりもavotermin群で高かったが、一過性のものであり、いずれも正常な創傷治癒と見なされた。著者は、「avoterminは瘢痕を加速度的、かつ恒久的に改善する可能性がある」と結論し、「avoterminの予防投与は健康な皮膚の再生を促進し、瘢痕の外見を改善する可能性があり、周術期における低用量の局所投与は十分に耐用可能で簡便に施行できる」としている。(菅野守:医学ライター)

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火災関連死の現況が明らかに、インドの場合

インドでは若年女性で火災関連死の頻度が高く、これは台所事故、焼身自殺、一種の家庭内暴力などといった一般的原因と関連していることが、Prachi Sanghavi氏らが実施した後ろ向き解析によって明らかとなった。インドの病院ベースの調査では、公衆衛生上の問題としての火災関連死は放置されたままであることが指摘されている。全国調査のデータはなく、警察による発表が唯一の記録だという。Lancet誌2009年4月11日号(オンライン版2009年3月2日号)掲載の報告。複数のデータセットを統合して、全国レベルの調査を実施研究グループは、インドにおける火災関連死の現況を評価するために、複数の健康関連のデータセットを統合した。医学的に確証された死因に基づく都市部の死亡登録システムと、地方部で実施された口述剖検(verbal autopsy)に基づくサンプル調査のデータを用いて、火災関連死に関する全国調査を行い、年齢別、性別の解析を実施した。 サンプル登録システムと人口統計調査に基づいて、これらのデータを推定全死亡率と統合した。誤分類された火災関連死を含む可能性のある不明確な負傷カテゴリーを補正し、死亡が外的要因によると報告されている場合は焼身自殺と推定した。女性が男性の3倍、死亡女性のほとんどが15~34歳インドでは、2001年に16万3,000件を超える火災関連死が発生したと推定され、これは全死亡の約2%に当たる。この数字は警察発表の6倍に相当した。このうち約10万6,000件が女性であり、そのほとんどが15~34歳の若年女性であった。この年齢と性別のパターンは地方で実施された複数の試験結果とも一致しており、火災関連死の発生率は女性が男性の3倍であった。著者は、「インドでは若年女性で火災関連死の頻度が高く、これは台所事故、焼身自殺、一種の家庭内暴力などといった一般的原因と関連している」と結論したうえで、「リスクの高い集団を同定して既存のデータソースから構造的決定要因を探り出すことが喫緊の課題であり、場合によっては迅速な介入を行うべき」と指摘している。(菅野守:医学ライター)

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PPIは喘息コントロールを改善せず、胃食道逆流は喘息コントロール不良の原因ではない

喘息患者によくみられる胃食道逆流について、プロトンポンプ阻害薬(PPI)治療が、喘息症状のコントロールを改善するのかどうか、また胃食道逆流が喘息のコントロール不良の原因なのかどうかを検討した米国肺協会(ALA)喘息臨床研究センターの研究班は、いずれも否とする報告を寄せた。NEJM誌2009年4月9日号より。胃食道逆流が軽症または無症状の患者412例を無作為化二重盲検試験研究班は、吸入コルチコステロイド薬治療にもかかわらずコントロール不良で、胃食道逆流については軽症または無症状である喘息患者412例を、1日2回esomeprazole 40mgを投与する群またはプラセボ投与群に無作為に割り付け比較した。被験者は24週間、毎日の喘息日記の記入を課されながら、4週間に1回のスパイロメトリー検査、および喘息症状についてのアンケート調査で追跡された。また、胃食道逆流の有無を確認するため24時間pHモニタリングが実施された。主要評価項目は、喘息コントロール不良によるエピソードの発生率とし、喘息日記への記入を基に評価された。エピソード発生頻度はプラセボと同等コントロール不良によるエピソードの頻度は、プラセボ群とesomeprazole群で変わらなかった(それぞれ2.3イベント/1人・年、2.5イベント/1人・年、P=0.66)。喘息コントロール不良からくるエピソードの各項目に関しての治療効果は見られず、また副次評価項目(肺機能、気道反応性、喘息コントロール、排尿症状スコア、夜間中途覚醒、QOLなど)に関しても、治療効果は認められなかった。pHモニタリングでは、参加者の40%で胃食道逆流の存在が確認されたものの、PPI治療の有益性を確認することはできなかった。なお重篤な有害事象について、esomeprazole群の患者のほうがプラセボ群より少なかった(11対17)。(朝田哲明:医療ライター)

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男性の肥満は褐色脂肪組織の活性低下が関係

褐色脂肪組織が体重の調節にとって重要であることが動物実験などによって明らかになったが、褐色脂肪組織の成人にとっての生理的意義は? Nutrition and Toxicology Research Institute Maastricht(オランダ)のWouter D. van Marken Lichtenbelt氏らのグループは、つい最近まで小型哺乳類と乳児だけに関係する話とされていた褐色脂肪組織について、寒冷環境下での肥満および非肥満男性の違い(褐色脂肪組織の有無、分布、活性)について系統的調査を行った。NEJM誌2009年4月9日号より。非肥満男性10例と肥満男性14例の、褐色脂肪組織の活性を調査調査は計24例の健常な男性[BMI 25未満の非肥満型10例(20~32歳)と、BMI 25以上の過体重・肥満型14例(18~30歳)]を、通常の気温環境(22℃)と寒冷環境(16℃)の両方に曝露し、褐色脂肪組織の活性(身体組成とエネルギー代謝との関連を調査)を調べる方法で行われた。褐色脂肪組織の活性は、PET/CT断層撮影にて判定。身体組成とエネルギー消費は、二重エネルギーX線吸光光度測定法と間接熱量測定法を用いて測定した。肥満男性の多くで活性低下が見られた結果、寒冷環境への曝露では被験者24例中23例(96%)で、褐色脂肪組織の活性化が観察された。一方、通常の気温環境では観察されなかった。また活性は、過体重・肥満被験者のほうが、非肥満被験者より有意に低かった(P = 0.007)。BMIと体脂肪率はいずれも、褐色脂肪組織と有意に負の相関がみられた一方で、安静時代謝率とは有意に正の相関を示した。これらの結果からLichtenbelt氏は、若年男性は褐色脂肪組織を持つ割合は高いこと、過体重・肥満男性の褐色脂肪組織の活性は低下しており、褐色脂肪組織は男性の代謝にとって重要であることがわかったと結論している。また、褐色脂肪組織は肥満治療のターゲットとなり得る可能性についても示唆した。(朝田哲明:医療ライター)

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