ランタス、デテミルと比較して投与量当たりの有効性において優位性を示す 提供元:ケアネット ツイート 公開日:2009/10/08 サノフィ・アベンティス社(フランス、パリ)は9月30日(現地時間)、1 日1回投与で24 時間作用が持続する基礎インスリンであるランタス(一般名:インスリン グラルギン〔遺伝子組換え〕)とインスリン デテミルとの直接比較試験の結果を発表した。同試験結果は、ウィーンで開催された第45 回欧州糖尿病学会(EASD:European Association for theStudy of Diabetes)で発表された。964 人の患者が参加したこの直接比較無作為化非劣性対照臨床試験によると、症候性低血糖を引き起こすことなくHbA1c 7%未満という主要評価項目を達成するために必要な1 日の平均用量は、ランタスを使用している患者では43.5 単位であったのに対し、インスリン デテミルを使用している患者では76.5 単位であり、インスリン デテミルの方が76%多く必要であることがわかったという(p<0.001)。インスリン用量はインスリン グラルギン群の方が少量にもかかわらず、ランタスの1 日1 回投与とインスリン デテミルの1 日2 回投与の血糖コントロール(HbA1c)改善および低血糖リスクは同等だった(主要評価項目「症候性低血糖を引き起こすことなくHbA1c 7%未満を達成した患者の割合」:27.5% 対25.6%、p=0.52)。また本試験のランタス群では、有意に低い空腹時血糖値も達成されたとのこと(ランタス -63.1 mg/dL 対 インスリン デテミル -57.7 mg/dL、p<0.001)。詳細はプレスリリースへ(PDF)http://www.sanofi-aventis.co.jp/live/jp/medias/ACD865A8-ED15-4D39-A9E3-52F47B4EAA9A.pdf 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] 敗血症性ショック、CRTに基づく個別化蘇生法が有用/JAMA(2025/11/14) 中等症~重症シェーグレン病、ニポカリマブが有用/Lancet(2025/11/14) 頭痛は妊娠計画に影響を及ぼすのか?(2025/11/14) 夜間照明が心疾患リスク上昇に影響(2025/11/14) ROS1陽性NSCLCに対するタレトレクチニブを発売/日本化薬(2025/11/14) EGFR陽性NSCLCへのオシメルチニブ+化学療法、日本人でもOS良好(FLAURA2)/日本肺癌学会(2025/11/14) 2型糖尿病の低血糖入院が減少傾向、その背景を紐解く(2025/11/14)