サイト内検索|page:1605

検索結果 合計:33539件 表示位置:32081 - 32100

32081.

ランタスに関する専門家の見解 最終的な結論導き出せず

仏サノフィ・アベンティス社は15日(現地)、多岐の分野にわたる国際的に著名な専門家から構成される委員会による「専門家の見解」を発表した。この見解は、ダイアベトロジア誌に最近公表されたランタス(インスリン グラルギン〔遺伝子組換え〕)に関する疫学研究調査分析について、詳細な評価を受けて出されたもの。内分泌学・腫瘍学・疫学の国際的な専門家で構成される同委員会は、4つの掲載論文の全てにおいて方法論上の重大な限界と欠陥があり、インスリングラルギンの使用とリスク増加の関連の可能性については、一貫性がなく最終結論を導き出せないと結論付けた。14人の国際的な専門家がそれぞれ、公表データを中立の立場で厳密かつ徹底的に検証を行った上で署名した今回の見解は、欧州医薬品審査庁(EMEA)や米国食品医薬品局(FDA)を始めとする世界中の保健当局による一連の発表や、米国糖尿病学会(ADA)や米国臨床内分泌学会(AACE)、国際糖尿病連合(IDF)といった患者および科学団体による、掲載論文のデータについての過剰解釈や過剰反応への注意喚起が行われている中で発表された。4つの研究における限界については、それぞれの論文著者ならびに欧州糖尿病学会(EASD)によっても強調されていた。専門家や保健当局による推奨は、この段階において一切の確定的な結論は導き出せないということに集約されている。詳細はプレスリリースへ(PDF)http://www.sanofi-aventis.co.jp/live/jp/medias/0E0B8ED8-5834-47D0-8487-32529F1E668A.pdf

32082.

血管形成術を最適化する冠動脈拡張カテーテルが発売

アボット バスキュラー ジャパンは1日、VOYAGER NC 冠動脈拡張カテーテルを発売した。同製品は、高度なテクノロジーを採用し、拡張後のみならず前拡張にも対応可能な性能を搭載。蛇行血管内を通過させ、病変部にステントを留置する前に病変部の拡張を行う操作や、ステント拡張後の後拡張を行い、ステントの血管壁への適切な圧着が行えるように細かく拡張させる操作が可能。また、ベアメタルステントおよび各種薬剤溶出型ステントなどと共に使用できるとのこと。 サイズバリエーションは、バルーン径が2.0~5.0mmとバルーン長が6~20mmを用意。なお、同日付けで保険適用の対象となっている。詳細はプレスリリースへhttp://www.abbott.co.jp/press/2009/090701_2.asp

32083.

Tarcevaの1次化学療法後の早期使用が、進行性非小細胞肺がん患者の全生存期間を延長する

主要な第III相臨床試験であるSATURN試験において、1次化学療法後に速やかにTarceva(一般名:erlotinib)を投与された進行性非小細胞肺がん(NSCLC)の患者において、重要な副次的評価項目である全生存期間が延長したことを発表した。中外製薬株式会社を通じて、スイス・ロシュ社が報告した。Tarcevaの日本での効能・効果は「切除不能な再発・進行性で、がん化学療法施行後に増悪した非小細胞肺」で、「タルセバ錠25mg/100mg/150mg」の名で販売されている。今回の試験に参加したすべての患者を対象として行われた最終解析において、全生存期間は統計学的に有意な延長が認められたという。新しいデータは、2009年7月31日から8月4日にサンフランシスコで開催される第13回世界肺がん会議で発表される予定とのこと。Tarcevaは、化学療法で奏効が得られなかった後の進行性NSCLCの2次治療薬としてすでに確立されており、このような患者の多くで生存期間の延長が証明されているという。また、ASCO 2009において、すでにSATURN試験の主要評価項目の解析結果が発表されている。結果は、1次化学療法後に病勢の進行が認められなかった患者に対して、速やかにTarcevaによる治療を行った場合、プラセボを投与した群と比較して無増悪生存期間を41%延長させるものであったという。米国でTarcevaの共同販促を行っているロシュとOSIは、Tarcevaを進行性NSCLCの患者における1次化学療法後の維持療法としての使用の承認に向け、欧州ならびに米国での申請用サポートデータとして今回発表された全生存期間のデータを使用する予定とのこと。この申請は、主要な第III相臨床試験であるSATURN試験に基づき、すでに欧州医薬品庁ならびに米国食品医薬品局に行われているという。詳細はプレスリリースへhttp://www.chugai-pharm.co.jp/generalPortal/pages/detailTypeHeader.jsp;jsessionid=2KGGNAYNL4WUCCSSUIHSFEQ?documentId=doc_14601&lang=ja

32084.

今年の夏休みは自宅でのんびり・近場が主流?

キリンホールディングス株式会社は17日、キリン食生活文化研究所が行った「夏の過ごし方」に関する意識調査を発表した。これは、全国の20歳以上の男女を対象にインターネット調査を6~7月の3日間実施し、4,919名から有効回答を得られたもの。結果によると、夏休みの日数は、5日間が最も多く、夏休みの予定は「自宅でのんびり」「近場でショッピング・映画」がトップ2となった。夏休みの平均予算は、1人あたり38,686円で、年代別に見ると、60代以上が一番高く、次いで20代となっている。また、夏バテ「する」と答えた人は、49.5%で2004年の調査開始以来、初めて5割を下回ったとのこと。夏バテ防止のために食べるものは、「にんにく」「梅干し」「うなぎ」「トマト」「納豆」の人気が高く、女性は「しょうが」「お酢」も高くなっているという。詳細はプレスリリースへhttp://www.kirinholdings.co.jp/news/2009/0717_01.html

32085.

第19回がん臨床試験のCRCセミナー 受講申し込み受付中!

財団法人パブリックヘルスリサーチセンターは、8月8日、9日CSPOR事業の一環としてCRCセミナーを実施します。乳がん、婦人科がん領域を中心に、広くがん領域の臨床試験を学習する講義と実習で構成しています。  第19回がん臨床試験のCRCセミナー/CSPOR・CRCセミナー 日時:2009年8月8日(土)-9日(日) 会場:北里大学白金キャンパス(東京都港区白金5-9-1) 受講対象:臨床試験に関わるあらゆる専門職(CRC、事務局担当者、モニター、がん領域臨床試験に興味をお持ちの医師、薬剤師、看護師)参加者定数:150名参加費:下記参加案内を参照 主催:財団法人パブリックヘルスリサーチセンター がん臨床研究支援事業(CSPOR)共催:NPO 婦人科悪性腫瘍化学療法研究機構(JGOG)協力:財団法人 日本科学技術連盟(JUSE) 開催案内(PDF):http://www.csp.or.jp/cspor/seminar/19_20090626.pdf申し込み:http://www.csp.or.jp/cspor/seminar/doui.html お問い合わせCSPOR・CRCセミナー事務局〒113-0034東京都文京区湯島1-9-5 お茶の水小柳出(おやいで)ビル4階電話 03-5842-5051FAX 03-5842-6432info@csp.or.jp 財団法人パブリックヘルスリサーチセンター HP:http://www.csp.or.jp/

32086.

腰椎ヘルニアによる坐骨神経痛の治療は、従来法が優れる

腰椎ヘルニアによる坐骨神経痛の治療として、新しい筒型開創器利用椎間板切除術は、従来の顕微鏡下ヘルニア摘出術と比べた試験の結果、そのアウトカムについて優位性がないと報告された。筒型開創器利用椎間板切除術は、新しい技術として導入されてきているものの、その効果を示すエビデンスは乏しかった。オランダLeiden大学のMark P. Arts氏らが、300人超を対象に行った二重盲無作為化試験で明らかにしたもので、JAMA誌2009年7月8日号で発表している。1年後RDQスコアは従来法群が良好研究グループは、2005~2006年にかけて、腰椎ヘルニアによる足の痛みを8週間超にわたる328人について、試験を行った。被験者の年齢は、18~70歳だった。研究グループは被験者を2群に分け、一方には筒型開創器利用椎間板切除術(切除術群:167人)を、もう一方には従来型の顕微鏡下ヘルニア摘出術(摘出術群:161人)を行った。試験開始後8週間と1年後に、それぞれローランド・モリス活動障害問診表(RDQ)スコアなどを調べた。その結果、術後1年後のRDQスコア平均値は、切除術群が4.7(標準偏差:0.5)に対し、摘出術群は3.4(同:0.5)と、従来法の摘出術群のほうが有意に良好だった(グループ間平均スコア格差:1.3、95%信頼区間:0.03~2.6)。なお術後8週間のRDQスコア平均値は、切除術が5.8(標準偏差:0.4)、摘出術群は4.9(同:0.5)と、両群で有意差はなかった。1年後視覚的アナログスケールでも従来法群が良好術後1年後の、痛みに関する視覚的アナログスケール(VAS)についても、摘出術群が切除術群より有意に良好で、足の痛みの両群格差平均は4.2mm(95%信頼区間:0.9~7.5)、腰痛の両群格差平均は3.5mm(同:0.1~6.9)だった。また、術後1年後に、回復が良好であると報告した患者に関しても、摘出術群の79%に対し、切除術群は69%と、従来法の摘出術群のほうが優れていた(オッズ比:0.59、95%信頼区間:0.35~0.99、p=0.05)。(當麻あづさ:医療ジャーナリスト)

32087.

乳児へのPCV7接種、低減効果は2歳時点で2、3回接種ともに同等

乳児への肺炎球菌結合型ワクチン(PCV7:7-valent pneumococcal conjugate vaccine )接種は、2回接種と3回接種があるが、2歳時点の鼻咽頭への保菌率低減効果については同等であるようだ。これまでの研究から、乳児へのPCV7接種によって、年齢を問わず肺炎球菌感染症の発症率が減少していることが明らかになっている。その要因として、乳児の肺炎球菌保菌率の減少によるものだと推測されていたが、具体的な研究結果はほとんど示されていなかった。オランダWilhelmina小児病院のElske J. M. van Gils氏らが、1,000人超の新生児を対象に行った、無作為化試験で明らかにしたもので、JAMA誌2009年7月8日号で発表した。生後12ヵ月の鼻咽頭保菌率、2回接種、3回接種ともに減少Gils氏らは、2005年7月~2008年2月にかけて、1,003人の新生児について、生後24ヵ月まで追跡を行った。被験者を無作為に3群に分け、一群には生後2ヵ月と4ヵ月に計2回PCV7を接種、次の一群には2、4、11ヵ月の計3回PCV7を接種、もう一群は対照群として接種を行わなかった。生後12ヵ月時点で、ワクチン血清型肺炎球菌の鼻咽頭保菌率は、2回接種群は25%(95%信頼区間:20%~30%)へ、3回接種群は20%(同:16%~25%)へ、ともに減少した。一方対照群では、同保菌率は38%(同:33%~44%)だった(p

32088.

血友病A治療におけるコージネイトFSの大規模市販後調査結果について

米国マサチューセッツ州ボストンで開かれた第22回国際血栓止血学会(ISTH: International Society on Thrombosis and Haemostasis)において、遺伝子組換え型血液凝固第Ⅷ因子製剤コージネイトFSの大規模市販後調査結果が、東京医科大学臨床検査医学講座・福武勝幸氏より発表された。その内容は、日本、台湾、ドイツ、欧州諸国の4箇所で実施された合計967名の血友病A患者に対する日常的なコージネイトFS治療の市販後調査結果を集計し、解析したもので、コージネイトFSが軽症から重症型の幅広い患者に対して、出血時または手術時の止血管理に有効であり、有害事象の発生率も低かったというデータが示されたとのこと。また、治療歴のある患者と治療歴のない患者の両方で、インヒビター(中和抗体)の発生率が比較的低かったことも確認されたという。バイエル薬品株式会社からの報告。主治医判定によるコージネイトFSの有効性は98.9%の患者で著効または有効とされ、治療との因果関係が考えられる有害事象が1%の患者で報告された。また、新規インヒビターの発生率は0.8%であった。成人男性患者での臨床研究データによると、コージネイトFSによる出血時補充療法から定期補充療法に切り替えた患者は著しく関節内出血が減少し(定期補充0件、出血時30.4件)、出血時補充療法と比べて関節機能障害の進行を抑制した(総合ギルバート・スコア:定期補充18、出血時25)。コージネイトFSによる定期補充療法は通常小児に対して行われるが、これらの結果により、第VIII因子製剤を用いた定期補充的使用の利点がすべての年齢の血友病A患者に当てはまることが示唆されたという。詳細はプレスリリースへhttp://byl.bayer.co.jp/scripts/pages/jp/press_release/press_detail/?file_path=2009%2Fnews2009-07-16.html

32089.

子宮頸がん予防ワクチンのCervarixがWHOの事前認定を取得

グラクソ・スミスクライン株式会社は16日、グラクソ・スミスクラインplc(本社:ロンドン、以下GSK)の子宮頸がん予防ワクチン「Cervarix」が、世界保健機関(WHO)より事前認定(Pre-qualification)を取得したと発表した。WHOによる事前認定は、国際連合やワクチンと予防接種のための世界同盟(GAVI)等の機関が、途上国との協力によりワクチンを購入する際に必要なもので、これにより世界的に「Cervarix」をより迅速に供給できるという。世界では年間約28万人が子宮頸がんで亡くなり、そのうち80%以上が途上国で起きている。後発開発途上国においては、検診システムが乏しいことや、HIV/AIDS等、他の深刻な疾患が蔓延していることもあり、子宮頸がんは貧しい女性に多く発症し、大きな影響を及ぼしている。詳細はプレスリリースへhttp://glaxosmithkline.co.jp/press/press/2009_07/P1000566.html

32090.

抗インフルエンザウイルス薬「ペラミビル」の第3相臨床試験について

塩野義製薬株式会社は17日、ノイラミニダーゼ阻害剤・ペラミビル (開発コード番号:S-021812) が、第3相試験において主要目標を達成したことを発表した。本剤の第3相単回投与試験 (二重盲検試験) を多施設国際共同治験 (日本100施設、韓国*25施設、台湾21施設) として1099例の季節性インフルエンザ感染症患者を対象に実施した結果、主要評価項目であるインフルエンザ罹病期間において、ペラミビル300mgおよび600mgを単回静脈内投与した両群で、オセルタミビルリン酸塩(タミフル)経口投与群(1回75mgを1日2回、5日間)に対する非劣性を証明することができたという。インフルエンザ罹病期間の中央値は、300mg群:78.0時間、600mg群:81.0時間、タミフル群:81.8時間。また、300mg投与群はタミフル群に対して有意に低い副作用発現率を示したという。なお、二次的な有効性評価項目や安全性データの詳細については、現在解析中とのこと。詳細はプレスリリースへ(PDF)http://www.shionogi.co.jp/ir/news/detail/090717.pdf

32091.

電子カルテシステム機能が追加可能な医事システム「Medicom-HR」9月発売

三洋電機株式会社は9日、診療所において、電子カルテシステム機能が追加可能な医事システム「Medicom-HRi (メディコム エイチアール アイ)」を開発し、9月下旬より発売すると発表した。同商品は、電子カルテシステムへのステップアップ商品を導入することにより"医事一体型電子カルテシステム「Medicom-HR」"へステップアップすることが可能。一体型のため、電子カルテシステムへのステップアップ時に患者頭書や診療データのコンバートなどの手間が不要で、医事システムで入力された処方データをそのまま、DO処方としても活用できるという。また、 同商品から直接レセプトオンライン請求や保険請求も可能とのこと。詳細はプレスリリースへhttp://jp.sanyo.com/news/2009/07/09-2.html

32092.

低死亡率に寄与する地中海式ダイエット食の食事要素とは?

アテネ大学(ギリシャ)のAntonia Trichopoulou氏らは、地中海式ダイエット食(伝統的な地中海地方の食事)を嗜好する人と総死亡率との関連を調べ、低死亡率に寄与している・寄与していない食事要素について明らかにした。BMJ誌2009年7月4日号(オンライン版2009年6月23日号)より。寄与するのは、適度な飲酒、肉類はあまり摂らないこと、野菜、果物、ナッツ、オリーブオイル、豆類は豊富に摂ること。一方で、穀類、乳製品、魚類は、寄与していなかったという。健康なギリシャ人男女23,000例の、食事傾向と死亡率を前向き調査分析したのは、ヨーロッパで10ヵ国23施設が参加し行われている前向きコホート研究、がん栄養調査EPIC(European Prospective Investigation into Cancer and nutrition)のギリシャからの参加者分。2008年6月までに登録された、がん、虚血性心疾患、糖尿病の診断歴がなく生存証明書類がある男女23,349例が対象となった。対象者は登録時に、栄養的変数と重要な共変動に関する情報を記録され追跡された。主要転帰は、全死因死亡率。地中海式ダイエット食の摂取状況については、伝統的な地中海での食事要素+アルコールの9つの要素を設定し、いくつあてはまるかで、0~9でスコア化した。各要素に該当するか否かは、各要素摂取量の中央値を参照し判断された。アルコールについては、男性:100~500mL/日、女性:50~250ml/日が指標とされた。地中海式食事の摂取スコアが高いほど死亡率減少平均8.5年の追跡調査の間に、死因を問わず死亡したのは、地中海式ダイエット食スコアが0~4の人は、652/12,694例だった。スコア5以上の人は、423/10,655例だった。補正後、地中海式ダイエット食の摂取が高い人ほど、総死亡率が統計学に有意な減少と関連していた。スコアが2段階上がった時の総死亡率減少は0.864(95%信頼区間:0.802~0.932)。この関連に寄与していた食事要素とその割合は、適度な飲酒23.5%、肉類の低摂取16.6%、野菜類の高摂取16.2%、果物・ナッツ類の高摂取11.2%、オリーブオイル等油類の高摂取10.6%、豆類の高摂取9.7%だった。一方、穀類(高摂取推奨)、乳製品(低摂取推奨)、魚類(高摂取推奨)の要素は、貢献度が低かった。Trichopoulou氏は、「穀類、乳製品は、特異なヘルス効果をもつ食品カテゴリーに該当するものなのではないか。魚類については対象集団では摂取量自体が少なかった」とまとめている。(朝田哲明:医療ライター)

32093.

急性腹痛を主訴とする救急患者への画像診断はどう行うべきか

アムステルダム大学メディカルセンター(オランダ)のWytze Lameris氏らは、急性腹痛を訴える救急患者への画像診断について、最も正確に診断するための戦略を検討した。その結果、画像診断感度が最も高いのはCTだが、まずは超音波で診断し、陰性もしくは確定できない場合のみCTを行うのが、最も診断精度が高く、患者にとって被曝も少なくて済むメリットがあると報告した。BMJ誌2009年7月4日号(オンライン版2009年6月26日号)より。オランダで患者1,021例参加のもと検討本診断精度研究は、オランダの2つの大学病院と、4つの規模の大きな教育研究病院の救急治療部を対象に、2時間超~5日未満の非外傷性腹痛を訴える患者1,021例が参加し行われた。処置を担当した医師によって画像診断不要と判断されたケース、妊婦、出血性ショックで救急治療部から退出したケースは除外された。対象となった患者は全員、臨床診断と臨床検査後に、単純X線(正面胸部、背面腹部)、超音波、CTが行われた。試験介入から6ヵ月後、臨床経験豊富な医師からなる委員会が、最終診断と緊急症例だったか否かの同定を行った。主要評価項目は、緊急症例と診断できた感度および特異度、見逃し・偽陽性症例の割合、画像診断単回、条件付き画像診断(超音波後にCT)、BMI・年齢・痛みの部位の判断だけによる画像診断実行における被曝の違い、とされた。超音波後CTでは、見逃し症例6%緊急症例だったと同定されたのは、661例(65%)だった。最初の臨床診断では大半が、偽陽性緊急と診断していたが、超音波またはCTの後でかなり減っていた。CTは超音波よりも、多くの緊急症例を検出することができた。感度は、CTは89%(95%信頼区間:87%~92%)、超音波は70%(67%~74%)(P

32094.

経口抗Xa剤「エドキサバン」の臨床試験データを発表

 第一三共株式会社は16日、米国ボストンにて開催中の第22回国際血栓止血学会(International Society on Thorombosis and Haemostasis:ISTH)において、現在、血栓塞栓症治療剤として開発中の経口抗Xa剤「エドキサバン」の用法用量と出血事象の発現に関するデータを発表したと報告した。 2008年12月の第50回米国血液学会(American Society of Hematology)において発表した後期第II相臨床試験では、1日の総投与量は同じであるものの、出血頻度は1日1回(60mg×1)投与したグループが1日2回(30mg×2)に分けて投与したグループに比べ低いことを確認したとのこと。今回、本試験結果を詳細に分析したところ、同剤の最低血中濃度が出血事象の主要予測因子であることが明らかになったという。詳細はプレスリリースへhttp://www.daiichisankyo.co.jp/news/yymmdd_nn.html?b_newsrelease_n1.detail

32095.

ケナコルト-Aの供給再開

ブリストル・マイヤーズ株式会社は13日、合成副腎皮質ホルモン剤「ケナコルト-A 皮内用関節腔内用水懸注50mg/5mL」および「ケナコルト-A 筋注用関節腔内用水懸注40mg/1mL」の限定したロットに疼痛、腫脹等の発現が短期間に複数報告されたことを受け、供給を再開すると発表した。同社は2月19日より予防的な措置として、ケナコルト-Aの使用期限内の全ロットを対象に自主回収を行っていた。同社では、限定したロットに疼痛、腫脹等が短期間に複数報告された原因について、米国本社、アナーニ工場(イタリア)および同社の各関連部門において詳細な調査を行った。その結果、製品が輸送中に凍結、あるいは低温におかれたため微小な凝集が発生した可能性が示唆され、関節腔内投与時に疼痛、腫脹等の症状が通常以上の頻度で発現した可能性が高いと推測された。しかしながら、微小な凝集の発生がこれらの症状の発現原因であると最終的に結論付けるには至らなかったという。詳細はプレスリリースへhttp://www.bms.co.jp/news/2009/0713.html

32096.

NECとCSIが「電子カルテ/地域医療連携ソリューション」を販売開始

 日本電気株式会社(NEC)と株式会社シーエスアイ(CSI)は13日、複数の医療施設が電子カルテや医用画像などの診療情報を容易に共有し連携強化を実現する「電子カルテ/地域医療連携ソリューション」を製品化し、販売を開始した。NECとCSIの電子カルテシステムを「ID-Link」に接続 「電子カルテ/地域医療連携ソリューション」は、(1)電子カルテシステム、(2)地域医療連携ネットワークサービス「ID-Link」、(3)電子カルテシステムを「ID-Link」に接続して診療情報を公開するのに必要な機能を予め組み込んだ専用サーバ(診療情報公開用サーバ)の3つを組み合わせて提供される。 電子カルテシステムは、NEC製が「MegaOakHR」(メガオークエイチアール)、CSI製が「MI・RA・Is(ミライズ)シリーズ」。地域医療連携ネットワークサービス「ID-Link」の利用料は、自施設の電子カルテと接続して診療情報を公開する医療施設の場合は、月額50,000円(税別)から。診療情報を閲覧する医療施設は、月額7,000円(税別)で利用できる。なお、「ID-Link」は北海道函館地区などですでに運用されている。 詳細はプレスリリースへhttp://www.nec.co.jp/press/ja/0907/1302.html

32097.

経口浸透圧利尿・メニエール病改善剤「メニレット」の国内ライセンス契約を締結

エーザイ株式会社(以下「エーザイ」)は14日、同社ジェネリック医薬品事業子会社のエルメッド エーザイ株式会社(以下「エルメッド」)が、株式会社三和化学研究所(以下「三和化学」)と、経口浸透圧利尿・メニエール病改善剤「メニレット70%ゼリー20g」および「メニレット70%ゼリー30g」(一般名:イソソルビド、以下併せて「同製品」)に関して、日本国内における販売に係るライセンス契約を締結したと発表した。本契約により、エルメッドは三和化学より日本国内における同製品の独占的販売権を獲得し、またエーザイは、同製品の販売に関してエルメッドと販売提携を行う。同製品は、三和化学が開発した日局イソソルビドのゼリー剤で、イソソルビドに起因する苦味をマスキングした、1回飲み切りが可能な分包製剤。日本では「脳腫瘍時の脳圧降下、頭部外傷に起因する脳圧亢進時の脳圧降下、腎・尿管結石時の利尿、緑内障の眼圧降下、メニエール病」を効能・効果として、2005年7月より三和化学が販売している。同製品は、尿細管における浸透圧性効果により利尿効果を示し、また、血漿中の浸透圧を上昇させることにより脳圧や眼圧、内リンパ圧を降下させるという。詳細はプレスリリースへhttp://www.eisai.co.jp/news/news200928.html

32098.

医療機関と患者をモバイルで結ぶサービス 「Health Clover」8月発売

株式会社シーエスアイは14日、医療機関と患者が相互に診療情報や予約情報等の情報交換を可能とするASP型の健康・医療ソリューション「Health Clover(ヘルス クローバー)」を、8月1日より発売開始することを発表した。「Health Clover」は、セキュアなネットを有するASPサービスセンター等を通じて、医療機関の情報システムと、患者の携帯電話・モバイル端末との情報交換を可能にし、医療機関と患者やその家族とを結ぶ。「Health Clover」は、(1)健康情報サイト・リンク集等を閲覧できる「健康支援ナビ」、(2)施設の情報や混雑状況等を把握できる「施設専用ナビ」、(3)診療予約・通知システム等を利用できる「診療支援」、(4)地域医療連携サービスに接続された医療機関の処方履歴を閲覧できる「医療連携」、の4つの機能を有している。月額利用料は、診療所:9,800 円、病院:30,000 円~。詳細はプレスリリースへ(PDF)http://www.csiinc.co.jp/ir2009-09/新ソリューションプレス.pdf

32099.

【医師限定記事】「10代へのタミフル使用」は医師の見解が分かれる

6月3日に厚生労働省の作業部会が「タミフルの影響を明確に否定するデータはなく、10代のタミフル使用を見合わせている現状の措置を続けるのが妥当」とする見解を示したが、医師限定コミュニティ「Dr'sVoice」で行ったアンケート「10代へのタミフル使用をどう考えるか?」によると、医師の見解が分かれる結果となった。アンケートは2009/06/12から2009/07/12まで行われ、998名の医師が参加した。それによると、「10代にはタミフルを使う必要はない」12%、「ケースに応じて使用すべき」53%、「10代への使用も全面的に認めるべき」34%となった。掲示板のコメントでも、「タミフル服用で異常行動を起こした症例と起こしていない症例には、発熱の程度や、発症から投与までの時間、投与後の解熱の程度(アセトアミノフェンの使用例でも)に差があるかないか、明確なデータが得られていない以上、症例毎に注意喚起をしながら使用するのが妥当と考えます」といった声や「ずっと疑問だったのですが、異常行動死した人の中に実はインフルエンザだったという人がいるのではないかということです。この数字が統計から抜けている限り、インフルエンザ患者における異常行動死へのタミフル服用の影響はきちんと計算できないのでは?今の統計はあくまでもインフルエンザと診断がついた人の中での統計で、異常行動死がインフルの影響なのか、タミフルを服用したことによるものかあやふやだと思いますが」といった調査結果への疑問が見られた。また「インフルエンザ治療の基本が問われているのではないでしょうか?季節性インフルエンザのタミフル耐性が>90%となった事実があり、あえて耐性化を促進するデメリットと、重症者や基礎疾患に使用して救命をはかるメリットを冷静に比較すべきではないでしょうか?」という意見も見られた。さらに「個人的には処方しなくても良いと思ってますが、患者さんの家族からはタミフルを希望されるケースは多いです」といった声、新型インフルの再流行が懸念されている秋以降のタミフル使用に不安があるといった声も聞かれた。 ●アンケート結果の詳細はこちらhttp://www.carenet.com/click/voice/result.php?eid=77

32100.

皮膚とアレルギー性疾患情報サイト『かゆみナビ』がリニューアル

協和発酵キリン株式会社は14日、同社webサイト内にある皮膚とアレルギー性疾患情報サイト『かゆみナビ』(http://www.kyowa-kirin.co.jp/kayumi/)を7月1日に全面リニューアルオープンした。サイト開設5周年を機にデザインが一新され、新コンテンツとして「夏のかゆみ」「尋常性乾癬でお悩みの方へ」が追加された。新コンテンツ「夏のかゆみ」では、夏に起こりやすいかゆみの原因と対策についてわかりやすくまとめられており、かゆみの予防と対策、かゆくなってしまった時の対処法も紹介されている。「尋常性乾癬でお悩みの方へ」では、症状から診断、治療、患者へのアドバイスについて紹介している。詳細はプレスリリースへhttp://www.kyowa-kirin.co.jp/news/2009/20090714_01.html

検索結果 合計:33539件 表示位置:32081 - 32100