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Dr.能登のもう迷わない ! 臨床統計ここが知りたい ! !

第1回 「EBMとはなんだ?」第2回 「単純明快!臨床統計学の基礎」第3回 「診断編① これでスッキリ!感度と特異度」 第1回 「EBMとはなんだ?」Evidence-Based Medicine(EBM)は、不確実な医療の現場において臨床判断をする際にエビデンス(臨床研究による実証)を活用するアクションです。このシリーズではEBM の実践法とそのために必要な臨床統計学について理論・数式ではなくイメージを通じて簡潔明快に解説していきます。第1回はEBM の正しい理解と実践法から始まりEBM の真髄に迫ります。EBM ではエビデンスの質の評価をし、エビデンスに振り回されることのない患者中心の医療を目指します。「患者に始まり患者に帰着する」ことを忘れてはいけません。エビデンスを適確に素早く読むワザや、EBM 実践法のコツなど、実用的な内容をお送りします。第2回 「単純明快!臨床統計学の基礎」「統計挫折者、全員集合!!」初心者にも分かりやすいと大好評の、数式を使わない臨床統計学の入門シリーズ。第2回は、EBM実践に必要な臨床統計学の基礎を体系的に解説します。多くの方にとって統計学は難解でとっつきにくい印象があるでしょう。それは実地教育実践者からの説明を受けたことがないからだと思います。数値は臨床的枠組みのなかで初めて意味を持ちます。よりよい医療のための活きた臨床統計学総論と相関について簡明に解説します。第3回 「診断編① これでスッキリ ! 感度と特異度」数式を使わない臨床統計学入門シリーズ。第3回のテーマは、「感度」と「特異度」。国試のために一夜漬けして覚えたもののすぐに忘れてしまったという方も多いのではないでしょうか。医療には不確実性が伴いますので、診断にはどうしても誤診を避けられないのが現実です。「感度」と「特異度」は検査特性の指標ですが、統計学的定義や式を覚えただけでは意味がありません。「感度=見落としの少なさ」と「特異度=過剰診断の少なさ」といった臨床的な枠組みの中で初めて意味を持つのです。診察に応用することで検査の限界を知り、かつ無駄な検査を避けるだけでなく、検査の選び方や判定の仕方が確実に身につきます。今回もイメージで理解できる簡明で実用的な解説をお送りします。

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カスガ先生の精神科入門[負けるが勝ち!]

第1回「困った人たちとの遭遇」第2回「うつ病に関する必要最小限の知識」 第1回「困った人たちとの遭遇」精神科非専門医であっても決して避けては通れない、さまざまなメンタル関連の諸問題を、カリスマ精神科医・春日武彦先生が切れ味鋭く解説していきます。第1回は「(境界性)人格障害」への対応について。医師に対して理不尽な怒りをぶつけたり、クレームをつけたり、脅したりという「困った患者さん」に悩まされた経験はありませんか?彼らは意識が清明で幻覚妄想はなく、責任能力が十全であるにも関わらず、理性的な対応を受け付けられずにトラブルを繰り返してばかりいます。 そんな患者と折り合いをつけて付き合っていくためのポイントを詳しく解説します。第2回「うつ病に関する必要最小限の知識」精神科の医師ではなくても、うつ病を併発した(あるいは、その疑いがある)患者を診る機会は少なくないでしょう。そこで、現代の流行病ともいうべき「うつ病」に関して、必ず知っておかなければならない「必要最小限の知識」を凝縮してお届けします。ひとくちにうつ病といっても様々なタイプがあり、例えば身体的な訴えが強くて精神症状を隠蔽してしまうタイプは、非常に多く、早期発見と適切な治療の妨げとなっています。一通りの知識がある方でも、春日先生の含蓄のある解説を聞けば、難解なうつ病をより深く理解できるはずです。

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Dr.能登のもう迷わない ! 臨床統計ここが知りたい ! !

第4回「診断編②これは使える ! 的中度」第5回「治療編①さっそくエビデンスを読もう!」第6回「治療編②さあ、エビデンスを活用しよう!」 第4回 「診断編② これは使える ! 的中度」臨床現場での検査結果(的中度)の解説です。どんなに性能のいい車でも道路状況や運転技術によって乗り心地が左右されるように、感度・特異度の高い検査であっても状況を考えて使い分けをしないと的中率が下がり、検査の意義も低下します。的中度を上げるには過剰診断(偽陽性)を減らすことが重要です。そのために、まずは特異度の高い検査を選択します。次に重要なことは漫然と無差別検査をするのではなく、病歴・症状・身体所見から疾患の可能性の高い対象者に絞り込み、有病率(検査前確率)を高めてから検査をすることです。的中度を上げるにはどのようなワザがあるのか、わかりやすい解説でお届けします。第5回 「治療編① さっそくエビデンスを読もう ! 」いよいよ臨床統計学を使って実際のエビデンスを読んでみます。数式などはもちろん不要、基礎的な知識だけあればエビデンスを的確にサクサクと読むことができます。エビデンスを読む際の第一歩は、エビデンスを盲信して鵜呑みにしないことです。どんなにすばらしく見える臨床研究であっても、ズレとブレという誤差を免れることはできません。誤差を評価して読む価値があるか、結果は確実かを判断します。結果の解釈にはリスクの比だけでなく差も査定します。エビデンスの捌き方・味わい方を、わかりやすく実践的に解説します。第6回 「治療編② さあ、エビデンスを活用しよう ! 」数式を使わない臨床統計入門の最終回です。第5回のエビデンス批評に続いて、結果の臨床的意義を評価します。治療対象は当然ながら検査値でなく患者さんですから、数値は臨床的枠組みの中で初めて意味を持ちます。そして実際、患者さんにそのエビデンスを適応できるか対話を通して協働判断し、個別化医療を目指します。EBM は、患者さんに始まり患者さんに帰着する一連のアクションです。臨床統計学をどのように実地診療で使いエビデンスを活用するか、いろいろなシチュエーションを想定してロールプレイで具体的に実践していきます。最後に、EBM による患者さん中心の医療の実現についてのまとめをお話しします。

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カスガ先生の精神科入門[負けるが勝ち!]

第3回「自殺患者が運ばれてきたら」第4回「精神疾患を併せ持つ患者を診るとき」 第3回「自殺患者が運ばれてきたら」自殺未遂患者が担ぎ込まれて対応を余儀なくされるというケースは決して稀ではないでしょう。ひとくちに「自殺未遂」と言っても、患者さんの背景が多岐に渡ることは言うまでもありません。そして、もし対応を間違えれば、退院後すぐに再自殺されてしまうリスクもあります。かといって「再自殺の危険があるから入院」とは、なかなか簡単にいかないケースがほとんどでしょう。自殺患者を前にしたときに取るべき方策は実は限られているのですが、やはり実践的な知識がなければ適切かつ迅速な対応は出来ません。今回は様々なタイプの患者に対応するコツと取るべき手順について詳しく解説します。第4回「精神疾患を併せ持つ患者を診るとき」そもそも「精神を病む」とはどのような状態かというと、物事の優先順位に常識から逸脱した入れ替わりが生じている状態であると考えられます。そのような状態にある患者は、著しく奇異に映ることがありますが、精神が「崩壊」してしまっているわけではありません。たとえ話が通じにくいように思えても、必ずしも理解力を欠いているのではないのです。最終回では、精神科医以外のドクターが自分の診療分野だけでなく、精神疾患を併せ持った患者を診る際に知っておきたい、留意するべき点を解説します。

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Dr.須藤のビジュアル診断学

第1回「診察は手から始める(1)」第2回「診察は手から始める(2)」第3回「心臓と頸静脈の診察」 第1回「診察は手から始める(1)」 第2回「診察は手から始める(2)」SpPinとは「特異度(Specificity)の高い所見が陽性(Positive)の場合、その疾患の診断(Rule in)に役立つ」という診断学の基本を表現した略語です。本シリーズは、「マクギーの身体診断学」はじめ身体所見に関するテキストに基づいて進行する、診断に役立つ特徴的な所見の実際の画像・動画中心の講座です。「一度見れば忘れない、SpPinな身体所見」を合言葉に、豊富な映像症例とともにお送りします! 第1回と第2回では、「手を見ただけで、20の病気が診断できる」「普段良く目にしているのに気がつかない『ヒヨドリサイン』」、「指や爪を見るだけで全身疾患を疑う重要な所見」などについて解説します。手から診ると、見落としがちなことがみつかったり、有力な情報を得られることがあります。豊富な症例の中から、診断までの流れをわかりやすく解説します。第3回「心臓と頸静脈の診察」心臓の聴診をするときに、どこを見ているか気にしたことはありますか? 「どこも見ていない」「目をつぶっている」「そんなことは考えたことがない」など、人それぞれでしょう。ビジュアル診断学では、そんなときこそ、頸静脈波形を診てみることをオススメします。厳密には内頸静脈の波形を診ることになっていますが、外頸静脈でも右心系の病態をよく反映するのです。 今回は、心音を聞きながら頸静脈を観察するコツをはじめ、中心静脈圧の推定、心不全と喘息を見分けるためのヒントなど、見れば一目瞭然、豊富なビジュアル素材を駆使してご紹介します。頸部を診るだけで相当の情報を得ることが出来ます!

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ワクワク ! 臨床英会話

19.胸痛 20.高血圧 21.高脂血症22.花粉症 23.喘息  24.湿疹 25.意識障害 26.めまい 27.不眠  28.不正出血 29.妊娠30.性感染症 31.バイタルサイン32.採血 33.尿検査  34.禁煙外来35.退院指示書 36.処方箋 外来ですぐに使える英語表現が満載のシリーズ第2弾。胸が痛いとき、胸を押さえて訴える人もいれば、胃のあたりを押さえながら異常を訴える人もいる。めまいには目が回る場合とふらっとする場合、風邪の咳と喘息様の咳など、それぞれ違う英語の表現方法を知っていれば余裕を持って対応できるようになります。パペットたちと一緒に練習するコーナーも更にパワーアップ!楽しみながら自然な表現が身につきます。婦人科に限らず知っておきたい女性患者向けの表現や「日本人が間違えやすい医学英語」のワンポイントも多数紹介します。収録タイトル19. 胸痛 Chest Pain ~胸が痛くて息切れが…~20. 高血圧 Hypertension ~ストレスだらけの毎日で…~21. 高脂血症 Hyperlipidemia ~善玉、悪玉コレステロールって?~22. 花粉症 Hay Fever ~ツライ季節がやって来た~23. 喘息 Asthma ~咳が止まりません~24. 湿疹 Eczema ~痒い、かゆい、カユイ!~25. 意識障害 Confusion ~あなたのお名前は?~26. めまい Dizziness ~そのめまい、どんなめまい?~27. 不眠 Insomnia ~羊が?匹~28. 不正出血 Vaginal Bleeding ~検査、受けてますか?~29. 妊娠 Pregnancy-first prenatal visit ~コウノトリがやって来た!~30. 性感染症 STI ~つけ忘れのないように~31. バイタルサイン Vital Signs ~少し熱がありますね~32. 採血 Blood Test ~じっとしていてくださいね~33. 尿検査 Urine Test ~紙コップの1/3まで…~34. 禁煙外来 Smoking Cessation ~一日に何箱吸いますか?~35. 退院指示書 Discharge Instructions ~おだいじに!~36. 処方箋 Prescription ~その薬、どんな薬?~

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Dr.須藤のビジュアル診断学

第4回「頸部と甲状腺関連」第5回「お腹を真横から」第6回「四肢・関節シリーズ」 第4回「頸部と甲状腺関連」診断までのプロセスを文字通り「見て」いきます。今回の症例は 「59歳男性、主訴は発熱と咽頭痛」。この所見だけで何が分かるでしょうか。また、ひとつだけ検査をするとしたら何を選択しますか?ビジュアル診断学がオススメする身体所見のコツとは、あらかじめ異常があることが分かっていて、身体所見でさらにもう一回確認すること。これこそビジュアル・フィードバックという奥義です。これを積み重ねるうちに次の患者さんからは、異常所見から診断に、という順番で診ることが出来るようになります。ほかにも、“疾患を絞り込む三種の神器”「年齢、性別、主訴」やアキレス腱反射の弛緩相の遅延について、また病歴聴取のコツ、体重減少の鑑別診断など、豊富なビジュアル症例とともにお送りします。第5回「お腹を真横から」腹部所見を主にお送りします。右の写真では腹部を真横から視診していますが、「天使の弓サイン」が見られます。これらの症状からはどんなことがわかるでしょうか?今回は、腹痛における病歴の重要性、痛みの性状(持続的か間欠的か)からわかること、症状の順番が重要な虫垂炎の診断など、豊富なビジュアル画像とともにお届けします。第6回「四肢・関節シリーズ」患者さんが診察室に入ってきたら、まずどこに目をやっていますか?須藤先生曰く、「人の足元を見ることはたまに役にたちます!」。わざわざ下駄を履いて来院している、あるいは片側の靴紐がない場合などは何らかの原因で足が腫れているのではないか、とビジュアル診断学では些細な「気付き」を見逃しません!左足を骨折した患者さんが右足を痛がっているのはなぜか? 高齢の急性単関節炎の患者、不明熱という診断だが・・・?今回は、豊富な症例とともに、「急性単関節炎」「関節液による鑑別診断」「急性多発炎性関節炎」「浮腫」などについてお届けします。

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外傷治療ベーシック

第1回「創傷処理」第2回「外傷治療の歴史」第3回「縫合実習①糸結び」第4回「縫合実習②器械結び」 第1回「創傷処理」「初期診療アプローチ」でおなじみの田中和豊先生による研修医向けシリーズの外傷治療編です。救急当直時に救急車または徒歩で来院した軽度外傷患者を一人で診療し、縫合などの処置をして、入院あるいは帰宅させる事が出来るまでを学んでいきます。どういった場合に、どんなタイミングで、どの科の専門医を呼ぶのかを判断する基準や縫合、異物除去など具体的な治療法、感染予防について解説します。第2回「外傷治療の歴史」臨床とは直接関係ありませんが、ここ数年で激変している外傷治療を考えるために外科学の歴史を学習していきます。記憶に新しい創傷治療の変革は、外傷学の歴史の中でも一つのターニングポイントと考えられます。以前の創傷治療と現在の治療を比較すると、いかに医療が日々進歩しているかに気付く事でしょう。また、外傷治療を行う上で最も注意しなければならない感染予防もメカニズムの解明によって治療が大きく変わりました「医学の父」といわれるヒポクラテスや、それ以前の長い歴史を紐解く事によって見えてくる現代の医療。現在の医療従事者が当然のこととして行っている診療行為も、その歴史の上に成り立ったものであり、外科学の歴史を知る事は必ず日常診療の糧となるに違いありません。第3回「縫合実習①糸結び」外傷治療で行う縫合の最も基本的な「手を使っての糸結び」について、研修医や医学生による実習を交えながら学習します。手を使う糸結びには両手を使う方法、片手を使う方法、更に各々で手のひら・親指・人差し指・中指を使った結び方などがあります。科によらず医師はその全てのテクニックについて半ば無意識に行える事が理想ですが、「自分は外科系ではないから関係ない」と考えていたり、気付くと自分の得意な結び方ばかり行っている…という事はありませんか?「糸結びは基礎的な手技でありながら奥が深く、また日常診療で縫合の機会が少ないとつい忘れてしまいがちです。いざという時に慌てないためにも、この機会に是非、素早く、安全・確実に結べるようマスターして下さい。第4回「縫合実習②器械結び」縫合針と持針器、鑷子を用いる器械縫合を実習します。なかでも最もよく用いる単純結節縫合、垂直マットレス縫合、そして皮下縫合の3 つを取り上げます。講師によるデモンストレーションと研修医、医学生による実技のスタイルで進行します。基本的な針や鑷子の持ち方から縫合の際の注意点、そして器械結びによる結紮法などを丁寧に解説。既に習熟した医師や教材での模範的な縫合ではなく、初期研修医や医学生による縫合を見ていると、「気をつけなければならない点」がよりクリアに浮かび上がってきます。縫合は創傷を早く、きれいに治すための大変重要な技術であり、前回学習した用手的な糸結びと併せて全ての医師が難なく行えなければならない手技ですので是非マスターできるようご一緒に学んでゆきましょう。

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Dr.安田のクリアカット腎臓学

第1回「血尿と蛋白尿のとらえ方」第2回「尿沈渣を理解する !」第3回「症候と腎機能から捉える」 第1回「血尿と蛋白尿のとらえ方」腎臓病学を志す人だけでなく、診療の一部として腎疾患に関わる医師や身近に専門家が居なくて困っている医師、またレジデントや学生に役立つ、腎疾患診療、腎臓病学の入門編です。本シリーズは、腎疾患の病態をできるだけ単純化して代表的なものを取り上げます。内科系の初期研修終了程度のレベルを想定して企画されたこのプログラムの最も特徴的な点は、広範にわたる腎臓病学の分野のなかで、これまで腎専門家(臨床医,研究者)が興味を持ってきたことからは少し離れて、診療をするうえで何が大切であるかを考慮していることです。主要な症候や兆候をどのように理解し、それからどのような腎尿路疾患を疑い、どう検査を計画し治療に至るかという観点でお送りします。第1回は、知っているようで実は落とし穴だらけの「血尿と蛋白尿のとらえ方」です。血尿・蛋白尿の診断方法や、「糸球体血尿はなぜ出るのか?」について考えます。第2回「尿沈渣を理解する ! 」尿沈渣は『たかが沈渣、されど沈渣』と言われるほど奥が深く、今回の異常円柱の原理などは、腎疾患の本質を知る上で欠かせません。これまで難しいと言われてきた理屈をこんなにクリアカットに語れる安田流の講義は、本当に目からウロコの発見も多いはずです。第3回「症候と腎機能から捉える」シリーズの中核にあたる「糸球体疾患の枠組み」を解説します。症候群による分類から始まり、機能的な分類、病理学的分類、一次性か二次性かによる分類というように、腎疾患を多面的に見ながら臨床診断に到達するプロセスを披露します。

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Dr.安田のクリアカット腎臓学

第4回「腎生検から捉える①」第5回「腎生検から捉える②」第6回「腎疾患をとらえる枠組みを使いこなそう」 第4回 「腎生検から捉える①」腎疾患を考える上で基本となる糸球体疾患の考え方、とらえ方を学ぶため腎疾患を多面的に見ながら臨床診断に到達するプロセスを立体的に考えていくシリーズ。上巻では糸球体疾患の枠組みをイメージで捉えるコツを取り上げましたが、今回から実際の腎生検の画像を解説します。第4回では、主に細胞成分の変化を伴う病変を見ていきます。安田流の明快な講義で、取っつきにくいと思っていた画像が意外なほど理解できるようになるはずです。第5回 「腎生検から捉える②」引き続き、腎疾患を捉える上で重要な枠組みの一つ、「腎生検」の見方を解説します。第5回は、糸球体基底膜やメサンギウム基質といった構造物の変化を伴う病変 ( 例:膜性腎症、巣状分節性糸球体硬化症) について、染色画像や電顕画像を交えながら特徴的な所見を見ていきます。また、腎生検の中でも注意すべき病変である、微小変化病変、膜性増殖性糸球体腎炎についても学びます。第6回 「腎疾患をとらえる枠組みを使いこなそう」糸球体疾患を捉える基本的な枠組みを学ぶシリーズの最終回です。糸球体疾患の鑑別時に忘れがちな「一次性か二次性かどうか」という枠組みについて、蛍光所見などを交えながら具体的な考え方を解説します。最後にシリーズを総括して、これまで学んだ「症候群的分類」「腎機能的分類」「病理学的分類」「一次性か二次性か」という糸球体疾患を捉える4つの枠組みを臨床に役立てるための""心構え""に関するメッセージがありますので、さらに頭をスッキリ整理させることができます!

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Dr.須藤のビジュアル診断学

第7回「訴えられなかった症状」第8回「PMRと類似症例」第9回「SpPinな病歴」 第7回「訴えられなかった症状」今回は、「75歳男性の不明熱」という症例について、患者から「訴えられなかった症状」とは何か、詳細に検討していきます。患者の言葉や訴えをどう聞くべきか、迫真の講義をお楽しみください!【 症 例 】75歳男性。他院から紹介により精査のため入院。患者の娘さんから、「こちらのように多くの症例をご経験なさっているところで是非見ていただきたい!」といわれ、さらに、診断がつかずに度重なる検査を受けさせられる患者本人からは、「治療もせずに検査ばっかりで、俺は実験台みたいなものだ。もういいよ…」とさらなるプレッシャーがかかります。いくつか候補となる疾患はあっても、最終的な診断がつかないまま、治療を開始しますが・・・。さて、その決断は正しかったのでしょうか。第8回「PMRと類似症例」リウマチ性多発筋痛症(PMR)は、ステロイドが劇的に著効する、「診断して名医と賞賛される」疾患です。今回は、ほんの数日間のステロイド投与で、まるで別人のように元気になる様子を豊富な動画症例でご紹介します。一方、診断確定前の安易なステロイド投与には注意が必要です。少量でも免疫抑制による合併症が起こり得るため、悪性腫瘍や感染症を否定する必要があります。一見PMRに見える類似症例について診断・治療上の注意点を詳しく解説します。代表的な類似疾患の「環軸関節偽通風」はPMRや側頭動脈炎、髄膜炎に誤診されやすい疾患です。特にDr.須藤の体験した「冷や汗モノ」な症例は必見です!第9回「SpPinな病歴」これまでは、さまざまな身体所見を動画・画像中心に見てきましたが、いよいよ最終回では病歴、特に患者の語ることばにこだわってみます。患者が語ることばの中には、特定の疾患・診断に非常に特徴的な表現があります。患者がその「表現」を使ったとき、ある疾患の可能性が高くなる、或いは、その疾患を想起できることがあります。86歳男性:「4日前から身体中が痛くなり歩けなくなった」、58歳女性:「右の首のどくどく脈打つところを触ると飛び上がるほど痛む」、52歳男性:「仰向けに寝ると胸の痛みが強くなり、起き上がると痛みが楽になる」などのことばから、“疾患を絞り込む三種の神器”「年齢、性別、主訴」を当てはめて考えていきます。

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超速効 ! 糖尿病診療エクスプレス2010

第1回「糖尿病情報 UP TO DATE 2010」第2回「 '10年代の糖尿病診療指針」第3回「薬剤選択(比較的軽症篇)」第4回「薬剤選択(比較的重症篇/非インスリン)」 第1回「糖尿病情報 UP TO DATE 2010」大好評の「糖尿病診療エクスプレス」がリニューアル !前シリーズからの7年間に新たに加わった重要なエビデンスをはじめ、話題の新薬や、糖尿病関連の最新情報・最新治療を、おなじみ久保田章先生が、思わず膝を打つ明快な論旨でわかりやすく解説します。第1回は、薬剤療法が根底から変わると評判の高い新薬「インクレチン製剤」の話題を筆頭に、つい先ごろ薬事承認を受けたばかりの24時間連続血糖測定が可能な「グルコース持続モニタリングシステム」、糖尿病との関係など、専門医でなくともぜひ知っておきたい重要トピックの数々をぎゅっと凝縮してお届けします。第2回「 '10年代の糖尿病診療指針」第2回は、これまでのエビデンスをふまえた上で、患者に対してどのように診療し、最新のインクレチン製剤を含めた数多くの治療薬をどのような考えに基づきどのような目標値を設定し、どう組み立てて使っていくべきかを考えていきます。新しいデータが続々と出ていることや、画期的な新薬が発売されたことで、糖尿病診療は大きく変わろうとしています。まだ血糖コントロールによって糖尿病合併症が抑制できるのかすら定かでなかった1990 年代、「DCCT」「熊本STUDY」「UKPDS」などの試験は、血糖コントロールにより細小血管合併症が抑制できることを示してきました。一方、大血管障害の抑制をめざして近年実施された「ACCORD STUDY」では、なんと厳格な血糖コントロールをめざした群のほうが22%も死亡率が高いという衝撃的な結果を我々に示しました。これらのデータをどのようにとらえ、どのような診療指針を持って治療に当たるべきなのでしょうか。第3回「薬剤選択(比較的軽症篇)」今回から実践篇に突入します。軽症例(HbA1c 8%未満)への薬剤選択と使用法について解説。肥満例や非肥満例などいくつかの具体的なケースで何に気をつけて使っていくべきかを探っていきます。2009年末より日本でも使えるようになったインクレチン製剤シタグリプチンは、QOLなどの観点から軽症例に対して非常に使いやすいと考えられていますが、はたして実際のところはどうなのでしょうか。 また、α -GIやメトホルミン、グリニド、チアゾリジンなどとどのように使い分けていくべきでしょうか。久保田先生が実際にシタグリプチンを投与(追加、あるいは切り替え)した症例を多数紹介しながら、その使い勝手や手応えなどをリアルな言葉で報告します。また、数多い2型糖尿病治療薬の特徴・使いわけが一目で分かるチャートも紹介。さらには生活習慣改善のアドバイスをどうすればいいのか、そのちょっとしたポイントなど、必ず役立つ最新情報を凝縮しています !第4回「薬剤選択(比較的重症編/非インスリン)」第4回はHbA1c 8%以上の比較的重症な例に対してインスリン以外の薬剤、すなわち経口薬や新登場のアナログ製剤リラグルチドを使った治療法について考えます。確実な血糖降下作用を持つ薬剤といえば、インスリン以外ではSU 薬が筆頭に上げられるでしょう。しかしSU 薬には肥満を助長したり、膵β細胞を酷使するという欠点があり、扱いづらいものでした。新しく登場したリラグルチドや、最近になって認可された高用量のメトホルミンはSU 薬に匹敵する血糖降下作用を持ちながらも、膵β細胞の保護作用があり、体重の増加も認められません。これら最新の薬剤事情を踏まえ、久保田先生はHbA1c が10%程度までのケースであれば、インスリンなしで血糖をコントロールすることは十分可能だと考えます。どんなケースでどのような薬剤の組み合わせを使うのがベストなのか、具体的な症例をもとに分かりやすく解説します。

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Dr.須藤のやりなおし輸液塾

第1回「輸液の基本的な考え方」第2回「水・Na代謝異常」 第1回「輸液の基本的な考え方」輸液をやりなおしたい臨床医のための入門講座です。講師は、「ビジュアル診断学」でも大評判の須藤博先生。その須藤先生が長年に渡り培ってこられたノウハウの集大成ともいうべき講義は、「本で理論は理解できても、実際の臨床の場ではどう使うのか」という悩みに、ズバリ答えてくれる内容です。 「輸液のボトルを見て、体内のどこに分布するもの?」、「浸透圧を一言で定義すると?」、「張度と浸透圧の違いは?」など、一見それほど重要ではないように思えますが、輸液を考える上では非常に重要な知識です。まずは基本からやりなおしましょう!第2回「水・Na代謝異常」輸液治療では避けて通れない「水・Na代謝異常」。複雑になりがちな代謝のプロセスをクリアカットに展開していきます。特に、須藤先生特製の「水・Naバランスの病態生理の図」は、須藤先生の苦労の結晶と言うべきもので、水Na代謝のエッセンスが集約されています。  さらに、“ポテトチップスをたくさん食べたときのNa代謝”“大ジョッキでビールを飲んだときの水代謝”など、身近な例を用いた解説は、楽しみながら学べます。他にも、低Na血症や低K血症の鑑別診断など、教科書だけではわかりにくかった部分を漏れなくカバーします。これは必見です!

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超速効 ! 糖尿病診療エクスプレス2010

第5回「インスリン① BOTの考え方」第6回「インスリン② BOTの実践」第7回「インスリン③ 外来で出来る強化療法」 第5回 「インスリン① BOTの考え方」下巻では3回にわたってインスリンを用いた新しい治療法を解説していきます。近年、インスリン治療の選択肢は飛躍的に増加しています。最近では入院よりも外来でのインスリン導入が主流になってきました。そして外来における画期的な治療戦略として、BOT(Basal supported Oral Therapy)という治療法が注目を集めています。BOT を一言で説明すると、インスリンの基礎分泌部分については一日一回の基礎インスリン注射で補い、食事時の追加分泌部分のみを経口血糖降下薬で対処するという方法です。経口血糖降下薬だけでは血糖の値が十分改善しませんが、膵臓のインスリン分泌能はまだある程度残っており、全面的にインスリン治療に移行するには時期尚早・・・そんなケースでBOT は強い威力を発揮し、「実際やってみると、すごく良く効く」と久保田先生は実感しています。その他、治療の適応などの基礎的な話から、超速効型インスリン、持効型インスリン、近年新しく登場したアイテムの紹介など、豊富な内容です。第6回 「インスリン② BOTの実践」従来、なかなか打開策が見付からなかった症例(例えば、合併症が出始めていて、SU 薬の2次無効という症例)にも、BOT(Basal supported Oral Therapy)は非常に有効な手段だと言えます。今回はBOT治療の具体的な進め方を、実際の症例を挙げて解説します。導入時の持続型インスリン「ランタス」の量はどの位にするべきなのか? その後どれ位の期間でどの位の量を増やすべきなのか? その時に経口薬はどう調整すれば良いのか?…など数々の疑問に久保田先生がきわめて具体的に答えていきます。さらにBOT で行き詰まったときの次の一手も紹介。もちろん強化療法に移行することもそのひとつなのですが、「強化療法の前にやれることがある」と久保田先生。他にランタスの効果的な応用例など、様々なお役立ち情報を紹介します。いずれも久保田先生ご自身の症例による実感のこもった解説ばかり。明日からの診療に是非お役立て下さい!第7回 「インスリン③ 外来で出来る強化療法」シリーズ最終回にふさわしく(?)、今回登場するのはかなり重症の高血糖患者の症例です。空腹時血糖は288mg/dl,HbA1c は14.9% (JDS)、夕食をたっぷり食べることが何よりも楽しみで「その分インスリンを打つから、食べたいだけ食べさせてくれ」と言って久保田先生を悩ませたそうです。そんなケースでも治療を可能にしたのが、「ヒューマログミックス50×3回打ち」。インスリンアナログの超速効型と中間型の混合製剤の登場により健常な人のインスリン動態に近い状態を作ることが出来るようになりました。実際の治療経過を交えて詳しく解説します。また、「ヒューマログミックス50×3回打ち」が行き詰まった時の対応方法についても、実際の外来での症例を紹介しながら解説していきます。「我々は現在、個々の生活習慣に応じた幅広い治療手段を持っているのです」と、外来で出来るインスリン治療の可能性について久保田先生が熱く語ります !

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Dr.須藤のやりなおし輸液塾

第3回「輸液に必要な臨床所見・検査の見方」第4回「症例で考える」 第3回「輸液に必要な臨床所見・検査の見方」今回から実戦編として、「輸液に必要な臨床所見・検査の見方」を学んでいきます。教科書にはなかなか書かれていないのに、現場では非常に重要かつ悩ましい事例について、痒いところに手が届く解説でお届けします。  細胞外液量と血管内容量の評価について、いくつかの身体所見を例にとり、体液量の異常は病歴と身体所見でかなり把握できるようになります。また、特に輸液の際に重要な尿所見についての今さら聞けない生理学的な知識のおさらいから、意外と知られていない利尿薬の投与法の基本などについて須藤流の解説で、楽しみながら学べます。第4回「症例で考える」「輸液がこんなに奥深い分野とは!」と好評を博したシリーズ最終回は実戦編の総まとめとして、臨床現場で必ず突き当たる壁と言える症例から、輸液を考えていきます。  今回取り上げる症例は、「脱水症」、「高Na血症における水欠乏」、「乏尿」、「低Na血症の三つのケース」の4つです。これらの症例において、何を、どのくらい輸液していけばいいのかを、須藤先生がこれまでの経験から導き出した輸液の考え方、具体的な方法論をベースに解説します。特に、須藤先生考案の「輸液製剤・マグネット」を貼り付けながら、ビジュアルに理解してもらう試みは要チェックです。是非、明日の診療に役立ててください !

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Dr.林の笑劇的救急問答4

第1回「一皮むけるECGのTips」第2回「熱性痙攣はコワイ?」 第1回「一皮むけるECGのTips」今回のテーマは心電図について。とはいっても教科書的な心電図の読解ではなく臨床で役に立つ、知っているとちょっと自慢になるようなTipsとピットフォールについてお届けします。 53歳男性 「胃が重い」と救急外来を受診。心電図で心筋梗塞を疑い研修医はMONAを実施したが突然患者の血圧が低下 ! さぁどうする !? 40歳男性 重度うつ病で入院中。自殺企図が強いためトイレと洗面以外は抑制されていたが前日から2度にわたり失神を起こしたため救急外来を受診。主治医は肺炎を疑い胸部X線を実施したが影はない。第2回「熱性痙攣はコワイ?」小児の救急車要請の頻度が最も高い疾患として熱性痙攣があります。医師として誰もがきちんと診ることができなければならない疾患ですが、実際に痙攣を起こしている患児をみると、どうしても慌ててしまう事も多いでしょう。その為あまりにも慎重になり過ぎたり、逆に何度も経験すると「たかが熱性痙攣」と甘くみてしまい、思わぬ落とし穴にハマることにもなりかねません。 そこで、腰椎穿刺を行うべき症例や、そこまで必要のない症例の見分け方のポイントを学びます。今回の症例ドラマもツブ揃いの名演技、どうぞお見逃しなく! 1歳3ヶ月男児 自宅で痙攣を起こし救急車搬送された。痙攣は初発であるとの事。研修医は髄膜炎の鑑別診断のため腰椎穿刺を実施しようとするが母親に拒否され…。 8歳男児 数日前から風邪をひいていたが夜中に痙攣を起こしたため救急車搬送された。熱性痙攣の既往ありという母親の言葉を研修医は鵜呑みにしてしまうが指導医であるDr.林の診断は!?

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Dr.林の笑劇的救急問答4

第3回「かじられたらどうしよう !? 動物咬症」第4回「はずしまくりの脱臼」 第3回「かじられたらどうしよう!?動物咬症」野生動物やペット、はたまた人に咬まれて来院する患者さんを診た経験はあるでしょうか。蛇咬症の場合に抗血清は必須なのか、抗菌薬を使うべきなのはどんな症例か、患者さんが「本当のこと」を言いたがらないのはどんな時・・・?など、4つの症例をご紹介します。外傷治療のなかでも改めて学ぶことのあまりない動物咬症をこの機会に習得しましょう! 55歳男性 山で蛇に咬まれ来院。研修医は動物咬症をみた経験がないため治療方法がよくわからない。Dr.林の指導中、更に蛇咬症の男性患者がやって来るが… 22歳女性 デートでピクニック中に蛇に咬まれお姫様抱っこで来院。治療に向かう研修医を引き止める相手の男性。実は女性の毒を吸い出している時に毒を飲んでしまったから、彼女よりも自分を先に治療して欲しいと頼む。 26歳女性 飼い猫に手を咬まれ腫れてきたため来院。研修医は大した事ないと診断するが、実は…! 45歳男性 手の甲を壁で擦ってしまったという主訴で来院。怪我の状態をみたDr.林は男性の話が嘘だと指摘する。第4回「はずしまくりの脱臼」脱臼、とくに肩関節・肘・顎関節の脱臼整復に対して、教科書的な整復法を試みてもなかなか上手くいかなかった…という経験はありませんか?ちょっとしたコツさえ知っていれば実に簡単に整復できる事が多いものです。患者さんに不要な痛みや負担をかけないためにもぜひ知っておきたい、それらのコツをご紹介します。 30歳男性 右肩関節を脱臼し来院。研修医は本で読んだ整復法を実施するがうまくいかない。そこでDr.林の整復法は? 2歳男児 昼寝から目覚めた後、手を動かさなくなった。X線所見では骨折は見られず研修医は診断を下せない。 25歳女性 飲酒時に大笑いをして顎がはずれた。顎関節脱臼の既往歴あり。

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Dr.鈴木の眼底検査完全マスター

「今日から使える直像検眼鏡」 「今日から使える直像検眼鏡」直像検眼鏡は本来、救急や内科外来で大いに活用されるはずなのですが、“使い方に自信が持てない”という理由などで身体所見における眼底検査を省略してしまうことが多いようです。そこで、プライマリ・ケアのワークショップで大好評の鈴木先生が、診察時の正しい姿勢や順番、ちょっとしたコツなど痒いところに手が届く解説で懇切丁寧に指導します。見ようとしてもなかなか難しかった「中心窩」や「網膜中心静脈の拍動」なども、直像検眼鏡に接続した特殊カメラによる動画映像で紹介します。まさに「こんな感じなのか!」と納得すること請け合いです。これまで眼底検査を敬遠していたり、曖昧なまま検眼鏡を使用していた方でも、これを見れば確実に自分のものにできます!

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USA発!関節X線ASBCD

第1回「基本を覚えよう!」第2回「手のX線写真をマスター!」第3回「肘と肩に応用しよう!」 第1回「基本を覚えよう !」『Dr.岸本の関節ワザ大全』の講師・岸本暢将先生が、ご同僚の山本万希子先生とともに関節X線写真の見方を分かりやすく解説していきます。「X線?今はCTやMRIの時代じゃない?」という声が聞こえそうですが、一枚のX線写真には意外なほどたくさんの情報が隠されているのです。X線は安価なため多くの病院、診療所で気軽に利用することが出来る、非常に有用なツールです。 まずは山本先生の提唱する関節X線の見方、ASBCD(Alignment, Softtissues, Bones, Cartilage, Distribution)を覚えていただきます。これに沿って読影していけば見落としがなく、診断にぐっと近づくことが出来ます。今まで曖昧だったX線写真の見方をしっかり覚えて、リウマチや骨格筋系疾患の診断に自信をつけましょう。第2回「手のX線写真をマスター !」ASBCDを使った「手」の読影を完璧にマスターしていきます。よく見る関節リウマチや変形性関節症はじめ、実は以外と見逃されてしまう乾癬性関節炎、偽痛風、痛風などの疾患は、それぞれX線上に特徴的な所見を現します。これまで曖昧だった疾患もASBCDでこの特徴を押さえておけば簡単に診断がつきます。たった一枚の両手X線写真が絶大な威力を発揮します!第3回「肘と肩に応用しよう !」今回は更にASBCDを全身の関節読影に応用していきます。もちろん部位は変わっても基本は変わりません。肘や肩に特徴的な所見、よく見る疾患(例えば、関節リウマチや変形性関節症)、そして肩の痛みで最も多い回旋筋腱板炎について詳しく解説します。手の読影で基本が身に付いていれば、構造の比較的簡単な肘や肩は簡単にクリアできるので是非挑戦してみてください!

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USA発!関節X線ASBCD

第4回「腰の読影に挑戦!①」第5回「腰の読影に挑戦!②」第6回「もう簡単!膝と足」 第4回「腰の読影に挑戦 !①」腰痛の中でも前方や側方の痛みを訴える場合が多い、股関節と仙腸関節の読影を解説します。ASBCDを心得ていればもちろん読影は簡単です。変形性関節症や関節リウマチを初めとする炎症性関節炎の診断のポイントは、これまでの関節の読影を理解していれば全く難しくありません。また、阻血性骨壊死など股関節に起こる病変も、その特徴が頭に入っていれば簡単に読み取ることが出来ます。さらに、仙腸関節や脊椎のX線と合わせて読影すれば、関節リウマチや血清反応陰性脊椎関節症などの疾患の診断を絞り込んでいけるので是非挑戦してみてください!第5回「腰の読影に挑戦 !②」腰痛の本丸「椎体」のX線写真読影術に挑みます(ご視聴前に、ケアネットDVD『Dr.岸本の関節ワザ大全』の第8回「身体診察のコツ③腰・股関節」で解説している“腰痛のレッドフラッグ”をご覧いただけると、より理解が深まります)。 多くの腰痛は自然治癒するためX線は不要ですが、レッドフラッグのある腰痛は要注意! まずX線、そして必要に応じてCTやMRIを撮ることが必要になります。椎体によく見られるのは「DJD」と呼ばれる変形性関節疾患や圧迫骨折。特に高齢者に多い圧迫骨折は、X線写真をザックリと見ただけでは見逃すこともあるため、しっかりとチェックポイントを確認しましょう。また、最近良く話題に上がる、「強直性脊椎炎」や「DISH(びまん性特発性骨増殖症)」は、X線上では一見、同じように見えることがありますが、これもその特徴を把握していれば間違うことはありません。脊椎が読影できると、大きな自信につながるので是非この機会に会得してください。第6回「もう簡単 ! 膝と足」最終回の膝と足も、ASBCDでばっちり読影してみましょう。特に足の読影では手と同じように「D(distribution)」が重要になってきます。この方法で読んで行けば見落としがなくなり、確実に診断に近づくことができます。 さて、本シリーズをご覧いただければ、X線読影にかなり自信を持てるはずですが、岸本先生は「X線はあくまで補助所見として活用するように」と注意されています。すべてにおいてまず重要なのは「病歴」です。病歴と身体診察で診断を絞り込んだ上でX線を始めとする検査所見を見れば非常に有用な結果を得ることが出来ます。そこで初めてASBCDが重要な意味を持ってくるのです。本シリーズで得られるASBCDの読影術で、診断の幅が広がるでしょう!

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