レセプト査定の回避術

公開日:2018/07/02

月末、月初のレセプトの書類作成は大変です。病院に勤務していれば、人手もあり、専門スタッフもいて分担してできますが、クリニックでは院長が全部を担っている場合もあります。しかも、せっかく作成したレセプトが査定されてしまったら、その徒労感は計り知れません。

このコーナーでは、レセプト作成でよくあるケアレスミスや勘違い事例を提示することで、作成時のうっかりを減らし、正しい診療がきちんと請求できるためのコツを紹介していきます。

レセプト請求のエキスパート、櫻井 雅彦氏(三井記念病院医師支援部医療安全管理部 シニアマネージャー)が解説。

■櫻井氏が指摘するよくあるレセプト作成時のミス

1)レセプト査定の半数以上は傷病名漏れです。

きちんと傷病名が付いていますか?

2)副作用疑い時の検査施行の傷病名は付いています?

3)必要と思われるコメント、症状詳記は付いていますか?

※ケアネットでは、本コーナーの記事内容から離れた、個別のレセプト請求や照会などに関する回答および取り次ぎは行っておりません。あらかじめご了承ください。

講師紹介

櫻井 雅彦 ( さくらい まさひこ ) 氏三井記念病院 医師支援部 医療安全管理部 シニアマネージャー

[略歴]

1975年10月社会福祉法人三井記念病院医事課勤務。2007年3月東京都社会福祉協議会医療部会委員、医療部会医事研究会会長。2009年12月日本病院会病院経営管理士通信教育医事・事務部門管理講師。2010年4月全国病院経営管理学会講師。2011年1月日本病院会病院中堅職員育成研修「医事管理コース」講師などを歴任。著作に『改訂7版 査定・返戻対策と効果的な症状詳記』(経営書院)など発行し、全国の医師会などで講演を実施。

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