EGFR exon20挿入変異非小細胞肺がんへのmobocertinibをFDAが迅速承認
米国食品医薬品局(FDA)は、2021年9月15日、プラチナベース化学療法で進行した、EGFR exon20挿入変異陽性の局所進行または転移を有する非小細胞肺がん(NSCLC)に対して、mobocertinibを迅速承認した。
mobocertinibは、EGFRexon20挿入変異を標的とした、新たなTKIである。
今回の承認は、上記患者を対象とした国際非ランダム化非盲検マルチコホート試験(NCT02716116)に基づいたもの。
同試験では、プラチナベース化学療法で疾患進行した114例の患者に、mobocertinib160mg/日を疾患進行または忍容できない毒性の発現まで投与し、有効性を評価した。