心筋ミオシン活性化薬、収縮期心不全の機能改善/Lancet

左室駆出分画率40%以下の症状が安定している慢性心不全患者に対する新規開発中の経口薬、心筋ミオシン活性化薬omecamtiv mecarbilは、血漿中OM濃度に基づく投与量の増加で、心機能の改善、および左室径の縮小と関連することが示された。米国・カリフォルニア大学サンフランシスコ校のJohn R. Teerlink氏らが、患者448例を対象に行った第II相プラセボ対照無作為化二重盲検試験、COSMIC-HF(Chronic Oral Study of Myosin Activation to Increase Contractility in Heart Failure)の結果で、Lancet誌オンライン版2016年11月30日号で発表した。