変性性僧帽弁閉鎖不全症、経カテーテル修復は有効か/JAMA

手術リスクの高い孤立性の変性性僧帽弁閉鎖不全症(MR)の患者において、経カテーテル僧帽弁修復は安全に施行可能で、成功率は88.9%に達し、成功例のうち死亡率が最も低かったのは残存MRが軽度以下かつ平均僧房弁勾配が5mmHg以下の患者であったことが、米国・シーダーズ・サイナイ医療センターのRaj R. Makkar氏らの検討で示された。研究の成果は、JAMA誌2023年5月23・30日号に掲載された。 研究グループは、変性性MRに対する経カテーテル僧帽弁修復のアウトカムの評価を目的に、レジストリに基づくコホート研究を行った(シーダーズ・サイナイ医療センターSmidt心臓研究所の助成を受けた)。