植物状態の患者の意識をベッドサイドで検出する新たな脳波検査

植物状態と診断された患者の一部には、健常者と同様の脳波検査(EEG)反応が認められ、意識の存在が示唆されることが、カナダ・Western Ontario大学のDamian Cruse氏らの検討で示された。植物状態と診断された患者は覚醒している時間帯があるが、この間も自己および周囲の環境を意識していないようにみえる。一方、機能的MRI(fMRI)ではこれらの患者の中には意識のある例がいることが示されているが、多くの場合、費用や近接性(accessibility)の問題によりfMRIの使用は難しいに状況にあるという。Lancet誌2011年12月17日号(オンライン版2011年11月10日号)掲載の報告。