引用は、情報カスケードを喚起するために使われる可能性がある

論文引用には、学究的な活用とは別に、説得のためのツールという側面がある。いわゆる引用バイアス(引用によって説得力が生じる)は、臨床治験報告で見られ、治療の有効性を間違った確信に誘導する可能性があると指摘される。米国ブリガム&ウィメンズ病院神経学部門/子供病院情報科学プログラムのSteven A Greenberg氏は、論文間での引用パターンを調べ、どのように論説が権威付けされるのかを考察した。BMJ誌2009年7月25日号(オンライン版2009年7月21日号)より。