HER2陽性の女性早期乳がん患者に対するHerceptinの有用性が立証される HERA試験の最新結果より 提供元:ケアネット ツイート 公開日:2009/03/19 中外製薬は16日、The Breast International Group(BIG)とロシュが行ったHERA(HERceptin Adjuvant)試験の結果から、HER2陽性の女性早期乳がん患者においてHerceptin(trastuzumab)は治療完了後も数年間にわたり効果が継続しており、その結果として、長期間、がんの再発のない生活が送れることがわかったと発表した。これらのデータは、スイス、ザンクトガレンにおけるPrimary Therapy in Early Breast Cancer会議で発表された。HERA試験では、患者はHerceptinによる治療を1年間受け、4年間にわたりフォローアップされた。Herceptinの投与を受けた女性でHerceptinを投与されなかった女性と比較して、がん再発のリスクが25%軽減しており、また、中央値で平均4年間の観察期間後にHerceptin治療を受けた女性のほぼ90%が生存していたことが示された。明らかな治療効果に加え、4年間のフォローアップ期間を通じて心臓への安全性および忍容性が確認されたことにより、Herceptinの長期安全性プロファイルが確認されたという。詳細はプレスリリースへhttp://www.chugai-pharm.co.jp/generalPortal/pages/detailTypeHeader.jsp;jsessionid=PNZ1JO1FP5OHOCSSUIHCFEQ?documentId=doc_13133&lang=ja 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] 世界の疾病負担とリスク因子、1990~2023年の状況/Lancet(2025/10/27) 冠動脈バイパス術後の新規AF発症、術後30日以後はリスク低い?/JAMA(2025/10/27) 低用量アスピリンが再発予防効果を認める大腸がんのタイプが明らかになった(解説:上村 直実氏)(2025/10/27) ctDNA陽性のMIBC患者、術後アテゾリズマブ投与でDFS・OS改善(IMvigor011)/ESMO2025(2025/10/27) ALK陽性NSCLCへの術後アレクチニブ、4年OS率98.4%(ALINA)/ESMO2025(2025/10/27) 胃がん初のFGFR2b阻害薬、長期追跡では治療効果が減弱(FORTITUDE-101)/ESMO2025(2025/10/27) 寛解後の抗精神病薬減量は認知機能改善に寄与するか(2025/10/27) monarchE試験のOS結果が発表/ESMO2025(2025/10/27) アナフィラキシーへのアドレナリン点鼻投与の効果、エピペンと同等以上(2025/10/27)