抗悪性腫瘍剤「スプリセル」発売 提供元:ケアネット ツイート 公開日:2009/03/19 ブリストル・マイヤーズ株式会社は16日に、抗悪性腫瘍剤「スプリセル錠20mg、同50mg」(一般名:ダサチニブ水和物)の販売を開始した。スプリセルは、新規構造のチロシンキナーゼ阻害剤で、がん細胞の増殖に関与する5種類のチロシンキナーゼ/キナーゼファミリー(BCR-ABL、SRCファミリーキナーゼ、c-KIT、EPH(エフリン)A2受容体及びPDGF(血小板由来増殖因子)β受容体)に対するATPの結合を競合的に阻止し、がん細胞増殖シグナルの伝達を阻害することにより、抗腫瘍効果を発揮する。スプリセルは「イマチニブ抵抗性の慢性骨髄性白血病」(慢性期、移行期、急性期)および「再発または難治性のフィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病」を適応症としている。既存の治療薬イマチニブでは効果が不十分または副作用のために治療を継続できない(忍容性のない)慢性骨髄性白血病の患者や、他に有効な治療法がほとんどないフィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病の患者の治療薬として期待できるとのこと。詳細はプレスリリースへhttp://www.bms.co.jp/news/2009/0316.html 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] 血友病Bへのfidanacogene elaparvovec、長期の安全性・有効性/NEJM(2025/04/28) 局所進行上咽頭がんの1次治療、補助化学療法+CCRT vs.CCRT/BMJ(2025/04/28) 心房細動アブレーションはパルスフィールドアブレーション一択となるか(解説:高月誠司氏)(2025/04/28) ゾルピデムとBZDの使用が認知症リスク増加と関連〜メタ解析(2025/04/28) 「急性腹症診療ガイドライン2025」、ポイント学習動画など新たな試みも(2025/04/28) タバコ規制により米国で400万人近い人が死亡を回避(2025/04/28) 糖尿病性腎症の世界疾病負荷、1990~2021年にかけて増大(2025/04/28) ハイテクTシャツで術後患者のバイタルサインをモニタリング/欧州泌尿器科学会(2025/04/28) 熱中症の重症度が尿でわかる?(2025/04/28)